前回の「ためしてガッテン」では、あまり一般的ではない狭心症がテーマでした。
ひとつは
心電図や画像検査など、あらゆる検査をしても異常と診断されない。
しかし、発作が起こると心臓がものすごく痛いという狭心症があります。
病名を「微小血管狭心症」と言い、2010年に診断のガイドラインが公表されました。
アメリカでは1980年代に研究が進みましたが、日本への情報はかなり遅れました。
狭心症は、冠動脈の一部が狭くなり血流が足りなくなるので、心臓に負荷がかかったときに痛くなり発作が起こる、というのが一般的です。
しかし、微小血管狭心症では寝ているときのように、安静時に起こるのが普通なのだそうです。
原因はエストロゲン(女性ホルモンの1つ)の減少で、更年期を迎える女性に多く、それも40代、50代の患者が大半を占めています。60代になると劇的に減る傾向にあります。
体が慣れてくる?
エストロゲンは末梢血管の拡張作用があり、このホルモンが減ってくると冷え症が増えます。エストロゲンの減少により血管が収縮し血流が減少するため、その部位が冷えてきます。
夏でも靴下が離せないなど足先によく現れるようですが、心臓も末梢血管の塊で、その末梢血管が収縮すると酸素と栄養が足りなくなるので、心臓の働きが十分でなくなります。
それが微小血管狭心症で、一般的な検査では異常なしと診断されてきました。
ですが、活動しているときになぜ発作が起こらないのかは、まだ解明されていないそうです。
男性は元々エストロゲンは少ないためか、微小血管狭心症にはあまり罹らないようです。
ともかくようやく原因がわかったので、治療が出来るようになりました。
投薬で症状が短期に改善されるようで、カルシウム拮抗剤やホルモン剤が処方されるようです。
番組後半では男性に多い狭心症がテーマ。
無痛性狭心症というのがあって、倒れるまで全く気がつかない場合もあるとか。
この場合は実際に冠動脈が狭くなっていますが、糖尿病を患っていると知覚神経が冒されるので痛みを感じなくなるそうです。
痛みを感じないと自分が病気とは思わないですから、大変危険ですよね。
年に一度は検査を受けるのがよいかもしれません。
ひとつは
心電図や画像検査など、あらゆる検査をしても異常と診断されない。
しかし、発作が起こると心臓がものすごく痛いという狭心症があります。
病名を「微小血管狭心症」と言い、2010年に診断のガイドラインが公表されました。
アメリカでは1980年代に研究が進みましたが、日本への情報はかなり遅れました。
狭心症は、冠動脈の一部が狭くなり血流が足りなくなるので、心臓に負荷がかかったときに痛くなり発作が起こる、というのが一般的です。
しかし、微小血管狭心症では寝ているときのように、安静時に起こるのが普通なのだそうです。
原因はエストロゲン(女性ホルモンの1つ)の減少で、更年期を迎える女性に多く、それも40代、50代の患者が大半を占めています。60代になると劇的に減る傾向にあります。
体が慣れてくる?
エストロゲンは末梢血管の拡張作用があり、このホルモンが減ってくると冷え症が増えます。エストロゲンの減少により血管が収縮し血流が減少するため、その部位が冷えてきます。
夏でも靴下が離せないなど足先によく現れるようですが、心臓も末梢血管の塊で、その末梢血管が収縮すると酸素と栄養が足りなくなるので、心臓の働きが十分でなくなります。
それが微小血管狭心症で、一般的な検査では異常なしと診断されてきました。
ですが、活動しているときになぜ発作が起こらないのかは、まだ解明されていないそうです。
男性は元々エストロゲンは少ないためか、微小血管狭心症にはあまり罹らないようです。
ともかくようやく原因がわかったので、治療が出来るようになりました。
投薬で症状が短期に改善されるようで、カルシウム拮抗剤やホルモン剤が処方されるようです。
番組後半では男性に多い狭心症がテーマ。
無痛性狭心症というのがあって、倒れるまで全く気がつかない場合もあるとか。
この場合は実際に冠動脈が狭くなっていますが、糖尿病を患っていると知覚神経が冒されるので痛みを感じなくなるそうです。
痛みを感じないと自分が病気とは思わないですから、大変危険ですよね。
年に一度は検査を受けるのがよいかもしれません。