還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

ボイジャー1号太陽系脱出

2013年09月15日 | 雑記帳(その他)
おとといの新聞で、NASAの無人探査機ボイジャー1号が太陽系外に出た、という記事を読みました。

ボイジャー1号は1977年に打ち上げられましたが、NASAによると去年8月には太陽系末端を通過したと見られているそうです。
ボイジャー1号は打ち上げ時にも大きなニュースになり、その後もたびたび新聞や雑誌に掲載され、注目を浴び続けてきました。
打ち上げ後35年かかってとうとう、太陽系の外に出たことになります。

ボイジャー1号は現在太陽から187億km離れた位置を、時速6万kmで飛行中です。
(太陽との相対速度)
187億kmという距離は、太陽と地球の距離1.5億kmの125倍です。
太陽の光が地球に届くのに要する時間は8分20秒ほどですが、ボイジャーから地球に信号が届くのに17時間余りかかります。
太陽の光が冥王星に届くのに要する時間が約5.5時間なので17時間はこれの約3倍です。冥王星も相当遠いのですが、ボイジャーはさらに3倍遠いところまで行ってしまいました。

ところで、ボイジャー1号はどこに向かって飛んでいるのか新聞には書かれていませんでしたが、特定の恒星系に向かっているのでもないようです。
時速6万kmは秒速に直すと約17km、東京・大阪間をわずか31秒で到達する速度になりますが、これはボーイング787の約60倍です。
ボイジャー1号がこの速度で太陽系に最も近いケンタウルス座α星に向かったとして、到達するのは約8万年後です。新聞には4万年後と書かれていましたが間違いですね。

このボイジャー1号には、55カ国(日本も含む)のあいさつなどを吹き込んだレコードが積まれています。将来宇宙人がボイジャーを確保して、地球にコンタクトを取る可能性も考えられますね。

このボイジャーの電源は太陽電池ではありません。余りに遠くまで飛行することを考えれば太陽電池ではエネルギーが足りません。太陽電池が使えるのは木星付近までだそうです。
そこでプルトニウムを利用した原子力電池という電源を積んでいます。新聞によると、プルトニウムの崩壊熱を熱電変換素子を使い電気に変換して、探査機の電力をまかなうものです。放射性物質を使用していますが、原子炉とは全く異なる発電原理です。原子力電池は寿命が長いので、今もボイジャー1号に電力を供給しています。

このボイジャー1号、打ち上げから35年たっても故障せずに観測を続け、地球にデータを送信し続けています。太陽と恒星カノープスの位置関係から地球の方向を計算して、地球にアンテナを向け観測データを送信しているんです。
ボイジャーには2号もあります。実は2号の方が1号より1ヶ月早く打ち上げられましたが、軌道の関係で1号の方が速度が速く、太陽系を先に脱出しています。
やがては、2号太陽系脱出というニュースが発信されることでしょう。。。

木星の衛星イオの火山活動を発見

土星最接近の4日後に撮影された土星