還暦直前に心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症弁形成術体験記)

還暦を目前にして滋賀医大の浅井徹先生の執刀で僧帽弁形成術を受けました。
私の体験が同病の方の参考になれば幸いです。

コーヒーの病気予防効果

2014年12月26日 | 雑記帳(心臓と関係有り)
会社の健保が全組合員に配布する、「すこやかファミリー」という月刊の情報誌があります。この最新号に、「コーヒー&お茶の病気予防効果」が特集されていました。

かいつまんで紹介しますと
コーヒーの健康効果が期待できる病気として
糖尿病、動脈硬化(循環器疾患、脳卒中)、各種がんが紹介されています。
糖尿病は1日1~2杯飲むと、全く飲まない人に比べてリスクが男性で84%、女性で81%に下がる
循環器疾患は1日1杯でリスクが84%、脳卒中は80%に下がる
(ただし循環器疾患では1日2杯飲むと逆に89%に上がってしまう)
がんについては、肝臓がんは1日1~2杯飲むと52%に下がる
子宮体がんは1日1~2杯飲むと61%に下がる
ただし、喉頭がんや食道がんはリスクが上がる結果となっていますが、これは熱すぎるコーヒーを飲むことに寄る弊害ではないかと書かれています。

コーヒーの成分の内
アディポネクチンには、インシュリンの働きを活性化させる、細胞への糖の取り込みを促進させる効果がある
ニコチン酸類には、血液をサラサラにして高コレステロール血症を防ぐ作用がある
クロロゲン酸とNMP(N-メチルピリジニウムイオン)にはがんの原因となる活性酸素を消去し、残った活性酸素による細胞の炎症をカフェインが防ぐと考えられている
と書かれています。

ところが・・・・・・カフェインによる悪影響を受ける恐れがある人として
妊娠・授乳中の女性
骨粗鬆症の人
心臓病の人
うつ病(抗うつ薬のフルボキサミンをのんでいる人)
が挙げられていて、対象になる人はカフェインが含まれていないデカフェタイプのインスタントコーヒーを利用するのもよいでしょう。
と書かれています。

コーヒーは動脈硬化に起因する高血圧や心筋梗塞などの循環器疾患には予防効果があるが、心臓病患者には勧められないという一見矛盾した文言が・・・
調べてみると、ニュースダイジェストというサイトの「カフェインと健康」というページに
カフェインは心臓の収縮や脈拍数を増やし、心臓から送り出す血液の量を増やします。コーヒーの飲み過ぎにより、心臓の期外収縮(正常なリズム以外の心収縮)などの不整脈がみられることもあります。脈が速くなりやすい人や、頻拍性の不整脈がある人は、カフェインの摂り過ぎは要注意です。
と書かれていました。心臓病の種類によっては要注意なのですね。

お茶の効果についても触れておくと、カテキン、カフェイン、テアニンにより、女性の胃がん、男性の前立腺がんのリスクが下がるという記事がありました。