“New Beetle”のラスト・エディション(“premium edition”)が出るという情報がVWから送られてきたので、真に受けてあわててカタログなど請求したが、その後ネット上を遊泳していると、2012年にNew(!)New Beetle が出るらしいという記事が、いくつも見つかった。
もともとのネタは、2007年頃と2009年頃に、アメリカやドイツの雑誌(ただしネット上では英語で紹介されていた)などに載った情報らしい。
それらの記事は、New(!)New Beetle の具体的な方向性まで明記している。
1つは、パッケージングの改良を示唆するもの。
とくに後席を拡大し、荷室も拡大することでボディー全体も拡大するという。後部座席が狭くて、ヘッドクリアランスが悪いこと、シートの背面が直立で疲れること、荷室スペースが狭いことは、New Beetleに対してしばしば言われる不満だったから、この方向での変更はありうる。
しかも、近年のゴルフの拡大傾向を考えれば可能性は大きい。しかし、現在の4090×1730を超えてしまっては、ぼくの選択肢からは完全に消えてしまう。
ちなみに、この系統の記事の中には、New New-Beetle は現行の2代目よりいっそう“halo-car”になると書いてあった。“halo”ってなんだろうと思って辞書を引くと、「円盤状」という訳語が載っていた。一体どんな形をイメージすればよいのか・・・。
もう1つはGolf Ⅵ のTSIエンジン、7速DSGを搭載するというもの。
こちらも大いにありうる予測である。そしてこちらの方向性こそぼくが大いに期待していたところである。ボディーサイズはあまり変わらずに、燃費が向上したら、ぼくとしてはポロよりもこっちを選びたい。
しかし、ボディーサイズ、ボディー形状をあまり変更しないで、エンジン、トランスミッションだけを換装するのだったら、現行の2代目をフル・モデルチェンジすればいいので、わざわざNew Beetle の最終版などとは言わないだろう。
ということは、やっぱり2012年に本当に“New New-Beetle”が出るのなら、前者の方向ではないだろうか。
とすると、ぼくにとっては今回の“ New-Beetle premium edition”が最後の選択肢だろう。
* 写真は、フォルクスワーゲンのホームページから。
2010/3/8