2月24日(土)午後。
きのうの雨は夜半にやんで、朝から晴れ。気温も10℃をこえて日ざしが暖かそうだったので、久しぶりに石神井公園まで散歩に出かけた。旧日銀グランド脇を抜け三宝寺池に降りて、池の畔を半周した。
冬なのか春なのか、穏やかな日ざしを浴びて池が光って、「逆さ富士」のように周囲の風景が水面に映っていた(上の写真)。
鴨が暢気そうに羽を休めて日向ぼっこをしていた。この冬は雨が少なかったのか、池の淵には水が干上がって泥湿地になっているところもあった(下の写真)。以前は池のこの辺りにワニが棲息しているという噂がささやかれていたこともあったが、この渇水ではワニも隠れていることはできないだろう。
旧日銀グランドの庭園を歩いていると、「かわづざくら」という標識がついた木があったが、花はほぼ散ってしまっていて、河津桜らしさは感じられなかった。しかも逆光なので、ただの枯れ木にしか見えないだろう(下の写真)。
石神井公園に別れを告げて(大袈裟か)、帰途につく。
通りすがりの小さな公園に植えられた木が、鮮やかなピンク色の花をつけていた。樹木の名前が表示されていなかったので自信はないが、花の色と形、幹の模様からみて河津桜ではないかと思う。旧日銀グランドのとは違って、こちらの方が枝ぶりも花びらもきれいだった。
大泉学園通りの桜並木のソメイヨシノは寿命が近づいているのか最近は発色が悪く、ぼくが小学生だった頃のような春めいた感じがしなくなってしまった。東京ではあまり見かけない河津桜だが、この公園の河津桜は色も華やいでいて春らしい感じがした。
2024年2月24日 記