チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ベリーのシロップ漬け

2025年01月26日 | お土産

晴、6度、70%

 主人の帰宅は今も昔もトランクを開けるその時を楽しみに待ちます。主人が取り出すひとつひとつ、歓声をあげたり、「何だろう?」と興味深げに手に取ります。

 素敵な瓶詰めのものに目が留まりました。黒いあずき状のものが見えます。「何?」イタリア語で書かれているので正確ではありませんが「ブルーべリー」「ブラックカラント」「ブラックベリー」を粗糖でつけたもののようです。あずき状のものは「ブラックカラントかな?」早速封を開けました。

 さらさらなシロップに漬かったベリーです。 甘味はほとんど感じません。噛むとベリーの酸っぱさ。コンポートにしてはあまりにもあっさりした味です。高価な瓶詰めだそうですが、イタリアの方達はこれをどうやって使うのかしな?ヨーグルトのトッピングはありきたり、口に残るベリーの余韻からは「クリームチーズ」との相性がいいと感じます。レアチーズなら上に乗せて、ベイクドなら生地に混ぜて焼く。

 主人の持ち帰ってくれるお土産で想像が膨らみます。食べ物って決まりはありません。私の小さな頭の中でさっぱりしたベリーたちがああでもないこうでもないと、食べ物アンテナを刺激中です。さて、どんな風に変身してくれますやら。

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アーモンドスプレッド?いえ、違います。

2024年10月23日 | お土産

 雨、23度、88%

 主人が香港から帰宅すると、トランクを開けるのが楽しみです。香港にいた頃は日本から戻ってきた主人のトランクの横にモモと私が座りました。出てくるものをひとつひとつ点検です。今は台所のアイランドの上にお土産が並びます。いつものようにたくさんのチーズが出てきます。急いで冷蔵庫へ。「ピーナッツオイル」サプライズです。中国人の使う普通のオイルは「ごま油」だと思われていますが、実は「ピーナッツオイル」です。日本では高いので買いません。「嬉しい。」さっそくオイルたちの横に並べます。白いカップアイスのような容器が出てきました。アーモンドの絵が描かれています。「アーモンドスプレッド?」「違うよ、開けてご覧。」

 「アーモンドのボディクリーム」です。 優しい香りは「バニラ」。手に取りました。スッと伸びて手肌が柔らかくなりました。

 この容器、うっかりするとパンに塗ってしまいそうな気がします。

 いつも何か私がワッと喜ぶものをトランクに忍ばせて帰ってくる主人です。お疲れのまま昨日から東京に出張、お仕事で忙しい時間を送ることになります。無事に帰って来てください。

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ひつじのチーズ

2024年08月03日 | お土産

晴、30度、88%

 福岡にも品揃えの良いチーズ専門店があります。各国のチーズをいい状態で輸入しています。チーズに詳しい店員さんが接客してくれます。安心して選べるのですが、お値段が高くて悩みます。そこで、香港にいる主人が帰宅する時には、お土産にチーズを頼みます。先日、数年ぶりに香港に行きました。香港はチーズは輸入品ばかりです。そして、私がいた頃に比べるとチーズの値段が日本と変わらないほど高くなっていました。ですから、今回の主人の帰宅時には「チーズは少しでいいのよ。」と伝えました。

 イギリス領でしたから「チェダーチーズ」は豊富です。イギリスからのもの、イギリス領だったオーストラリア、ニュージーランドからも輸入されています。主人が今回選んでくれたチーズの中に「ひつじのチーズ」が2種類ありました。「牛のチーズ」に比べると「ひつじのチーズ」と「ヤギのチーズ」は流通量が少ないので貴重です。「ひつじのチーズ」や「ヤギのチーズ」はそれぞれの出産時期に合わせた季節ものでしたが、最近は一年中出回っています。

 見出し写真はイタリアの「ペコリーノ」、包み紙にひつじがデザインされています。うっかりチーズの写真を撮り忘れました。穴が空いた硬めのチーズはやや塩気が強く感じます。サラダやパンと一緒がいいのかなと思いながらワインで食べました。ひつじの乳を飲んだことがありませんが、コックリした味と酸味を帯びた香りが「ひつじのチーズ」の特徴でしょうか。

  「ブルビ」はフランスの「ひつじのチーズ」です。 ハード系のチーズですが口に入れるとほろりと溶けます。「ペコリーノ」より食べやすくよりひつじの乳を感じます。牛の乳より濃厚な感じです。

 食べた草や出産からの日にちで乳の味、濃さ、香りが変わるのは牛、ひつじ、ヤギとも同じだそうです。牛は年中乳を出しているので規格品を作りやすいと聞きました。「ヤギのチーズ」はあっさりです。ただ独特な香りがあります。ヤギの乳は飲んだことがあります。細くよく動く体から出る乳はさらりとしています。ひつじはヤギに比べると動きも少なく太っているから濃い乳が出るのかな?などと想像しながら、主人が選んでくれた「ひつじのチーズ」を食べました。

 

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香港からライチがやってきた!

2024年07月23日 | お土産

晴、29度、87%

 今、日本では宮崎産の「ライチ」が話題です。一粒千円、粒の大きな「ライチ」です。贈り物に買ったことはありますが私は口にしたことがありません。香港生活30年間、夏に「ライチ」は大きな楽しみでした。香港の市場の大きなカゴに並ぶ「ライチ」はほとんどが中国深圳から入ってきた「ライチ」です。写真のように枝を束ねて売っています。私は主人の深圳への出張が待ち遠しかった。なぜなら帰ってくる時は手提げカゴいっぱいの「ライチ」2ポンド(5キロ)ほどを持って帰ってきてくれるからです。季節になると道端に「ライチ売り」が並びます。その「ライチ」をお風呂場で洗って必ず冷蔵庫で冷やして食べました。冷たい方が美味しい!主人も食べますが、私はその2ポンドの「ライチ」をほとんど1日で食べてしまいました。

 一昨日も香港から帰宅した主人のトランクを開ける側で、出てくる物を一つ一つ楽しみに受け取ります。「ライチ」を見るとどんなに少なくても大喜び、1キロもありませんが、一晩冷蔵庫に置いて翌朝食べました。瑞々しい果汁が溢れます。甘過ぎないこの果汁は夏の暑さに程よく体を潤してくれます。もちろんこのひと束、一度に全部私のお腹に収まりました。幸せです。

 私にとって夏の果物は「ライチ」です。お腹いっぱい、美味しい、嬉しい香港からの土産です。

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フランジパニ

2024年04月22日 | お土産

雨、16度、97%

 主人が昨夕、香港より帰宅しました。家に着くと荷物を開けるのが一大事です。私が喜ぶだろうと「チーズ」次々に出て来ます。珍しい中華菓子も出て来ます。香港に私が住んでいた頃は、日本への出張から戻って来る主人の土産が楽しみでした。あの頃も今も、主人のスーツケースの横で出て来るものに歓喜します。

 今月はモモの命日が来ます。香港生まれ、香港育ちのモモが好きだった花は「フランジパニ」です。ハワイのレイで有名ですが、東南アジアでもたくさんみられる花です。甘い香りが強く、花びらの柔らかさ、色合いは心和みます。高い木に咲く花ですので落花しないと気付きません。モモが香港にいた頃は主人が朝の散歩で両手一杯に「フランジパニ」を持って帰ってくれました。主人が差し出した手の花を毎朝「クンクン」としました。ちょうど今ごろから香港では「フランジパニ」が咲き始めます。その蕾をそっと包んで持ち帰ってくれました。直ぐにモモに供えました。香港では「フランジパニ」は花屋では売っていません。直ぐに花がコロリと落ちるからでしょうか?主人はきっと木に手を伸ばし蕾をとってくれたのだと思います。

 香港は世界中の果物が集まります。父母の供物にと「マンゴスティン」を持ち帰ってくれました。「果物の女王」とも言われる「マンゴスティン」です。 早速供えました。

 我が家にも小さな「フランジパニ」の木があります。冬は家に入れないと越せません。それで鉢植えのままです。花が咲くのはまだ先のことです。冬は落葉します。その新芽がやっと出始めました。

家の空気が一気に香港の色に染まります。主人が私を思って選んでくれた土産の数々です。

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ラベンダーの歯磨き粉

2023年05月31日 | お土産

雨、19度、93%

 海外旅行でホテルの歯磨き粉を使うと「あれっ?」っと思われることがあると思います。日頃使い慣れている日本の歯磨き粉とは香りもクリームの固さも違います。使い終わった後のスースー感もお国柄があるように思います。香港に30年住んで帰国する頃には日本の歯磨き粉の匂いや優しさに焦がれていました。

 先日帰宅した主人が「ラベンダーの歯磨き粉」を私の土産にしてくれました。ルーマニア製です。そういえば香港にいた頃にはニュージーランドから入ってくるこうしたハーブの歯磨き粉をよく買いました。香港島の繁華街でなく白人が多く住む離島の船着き場の雑貨屋で買いました。すごく高かったけど、ほっとする使い心地だった記憶があります。一時期、香港に隣接する中国深圳に行くと、竹の成分で作られた歯磨き粉を必ず買って帰った記憶もあります。主人はタイのハーバルな歯磨き粉もお好みです。

 「ラベンダーの歯磨き粉」、もちろんラベンダーの香りが優しく、ちょっとざらっとした感覚のペーストです。昔の粉状の歯磨き粉の感覚です。ミントが入っていないのでスースーはしません。歯を磨き終わって鏡を見るとニッコリしたくなるそんな「ラベンダーの歯磨き粉」です。

 主人が香港地元の歯磨き粉を自分用に買って来ました。 パッケージは新しくなっていますが、歯を磨く主人の横にいると懐かしい匂いです。そこで拝借。スースー感満喫、磨き終わると口の中がすっきりと目が覚めたような感じです。インパクトの強い歯磨き粉、日本の歯磨き粉とは違いかなり刺激的です。「いいなぁ。この感覚!」

 歯磨き粉に限らず、シャンプーや洗濯洗剤、台所洗剤も、お国によって違いがあります。おしなべて日本のものは優しい香りがします。その優しさが懐かしく帰国してこの6年、日本製ばかり使って来ました。主人がお土産にしてくれた「ラベンダーの歯磨き粉」で目が覚めました。その国その国の洗剤、「あれっ?」と思う驚きや「まっぴら!」と思うこともありますが、そんなものを使う楽しみを思い出しました。

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ライチ

2023年05月29日 | お土産

曇、26度、87%

 主人が「ライチ」を持ち帰ってくれました。大好きな果物の一つです。羽田しか国際空港がなかった時代、中華レストランでデザートにたった一粒出されていた「ライチ」は冷凍物でした。「ライチ」の美味しさを知って半世紀も経ちます。

 香港では「ライチ」は採れません。隣接する中国広州から入って来ます。時期が遅くなるとタイからも入って来ます。香港の市場にカゴいっぱいの「ライチ」が並び始めると本格的な暑さの到来です。香港にいた頃は、主人が深圳の工場に行くたびに5キロほど入った竹かご入りの「ライチ」を買って来てくれました。洗って、枝を外して、それを全部食べるのは私でした。

 昨日も主人が起きてくる前に半分ほど食べてしまいました。厚め皮から透明な果汁がほとばしります。ぷるんとした果肉は味が薄いのですが食感が好きです。「ライチ」に向かうと手も口も止まりません。香港時代も最後の頃、知人から「ライチは体を冷やすので食べすぎたらダメよ。」と教えてもらいました。私のように何キロも一度に食べては胃腸を壊すそうです。その話を聞いて以来控えめになりました。昨日20個ほど食べただけですが、暑さが引いて寒く感じます。私の年齢のせいかもしれません。

 最近は宮崎県で「ライチ」栽培が盛んだと聞きます。スーパーに並んでいませんから贈答用の高級な「ライチ」なのでしょう。

 「ライチ」には2種類あります。 種の大きな普通の「ライチ」と種が小さな「ローマイチイ」。「ローマイ」とはもち米のことです。「ローマイチイ」の方が高級品です。お味は変わらないように思うのですが、種が小さい分、果肉がたくさんです。

 主人が香港の匂いを連れて帰って来ます。30年も住んだ香港の季節季節の空気を思い出します。夏に突入するこの時期は「ライチ」の香りです。

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