晴、4度、58%
私の手帳は中がルーズリーフ式になった手のひらサイズです。 年末には次の年のルーズリーフを求めます。年明けはゆっくり時間が持てないので、昨年分の転記や整理が昨日になりました。そして、リボンで結んで仕舞います。何かの記憶を辿る時活躍してくれるのが、今までにたまった古いルーズリーフです。
記憶が怪しい時には取り出します。
1994年から使っています。初めは山羊皮の赤いものでした。角が擦れ、黒ずんだので2002年に今のものに変えました。手帳を使う人はめっきり減っているそうです。年末に本屋の店頭に並ぶ手帳の数も減ったと聞きます。スマホでスケジュールを管理できるようになりました。音声で1日のスケジュールを知らせてくれる機能もあるそうです。
私も手帳を持ち歩くことがなくなりました。手帳にスマホ、荷物を重く感じます。予定はスマホ、日記代わりは手帳と役割分担させています。10年前までは仕事をしていたので、1日のスケジュールが細かく記されています。仕事を辞めてからは来客、記念日の記載のみになりました。記念日と言っていいいのか「命日」と書かれた日が多くなりました。お世話になった方、年上の親族が逝かれます。
古いのはいい加減破棄しようと思うのですが、小さいので場所を取らないのでまた箱に収めました。ちょうど30年分です。30年の私の歴史なんだとはこの蓋を閉めました。軽いなあ、30年。いや、重たいのかな?
ルーズリーフの入手が年々難しくなりました。9月ごろからイギリスの会社に予約して送ってもらいます。いつまで使い続けることができるのか、この手帳の記入が私の一日の最後の仕事です。