チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

鳥取砂丘のらっきょうを漬けました。

2020年05月31日 | 日々のこと

雨、19度、94%

 3年前帰国してすぐの春は、目にするものが何でも珍しく春の保存食を手当たりに作りました。八百屋さんの店先に梅が並ぶと飛びつく、らっきょうが出ると即買う。そうして初めて作ったらっきょう漬けでした。らっきょうを「下漬け」している頃に八百屋さんには大きなしかも私の買ったらっきょうより随分値のいいらっきょうが出ていました。産地が「鳥取砂丘」です。八百屋さんの話では値段通り味、歯応え共に違うと知りました。

 翌年から「鳥取砂丘」のらっきょうが出るのをじっと待ちます。歯応えが違うのか味がいいのか実際のところさして比べる材料がないので私ははっきりとは分かりません。わかるのは大きさです。確かに大きい「鳥取砂丘」のらっきょうです。しかも漬けたのは大半主人が召し上がります。

 出ました、出ました「鳥取砂丘」のらっきょう。売り出されるとわかっていたスーパーに朝一で行きました。にも関わらず「鳥取砂丘」のらっきょうをお目当てな方と奪い合いのような形でやっと3袋手に入れました。 開店後5分で完売した「鳥取砂丘」のらっきょうです。

 ゆっくりと時間をかける「本漬け」で漬け込みます。簡単ならっきょう漬けなら明日からでも食べられるそうですが、時間をかけて発酵を進めたらっきょうの美味しさは違うと思います。根と芽を切り薄皮ををザブザブ洗い流します。 およそ3キロです。これを瓶に入れ塩水で発酵させること2週間。2週間後に塩抜きをして甘酢に漬け込みます。

 らっきょうは大好きですが匂いが強くて自分の排泄物も匂うように思い食べなくなりました。根と芽を切っただけの作業なのに台所中、らっきょうの匂いが充満していました。2週間の発酵作業中、時折瓶を振ります。時折、中のガス抜きもします。ぷくぷくと白い泡が出て来て発酵臭がし始めるのは5日ごろからです。

 甘酢に漬けて1週間もすれば食べれるのですが、我が家はそれから1年寝かせます。飴色になる一歩手前のらっきょうになるまで待つのです。待つのは私ではありません。主人です。

  小さい瓶は2年前のらっきょうがまだ少し、大きい方は昨年漬けて一度も蓋を開けていない今年食べるらっきょうです。

 梅仕事は初めの一年で辞めました。私「梅干し」が苦手です。「梅酒」は甘すぎます。次に作るのは「山椒の実」の塩漬けです。この季節待ったなしでやってくる保存食作りです。

 

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夏の花瓶

2020年05月30日 | 日々のこと

曇、19度、94% 

 庭の花を部屋のそこかしこに飾ります。春になって切り花を買うことがなくなりました。「バラ」や「アマリリス」ばかりでなく「ドクダミ」や「タンポポ」のような花も飾ります。庭から摘んで来て「さて花瓶は何にしよう?」花瓶を選びます。花器として求めたものだけでなく、片口や徳利、塩壺などを引っ張り出して来て合わせてみます。花器選びも花生けの楽しみの一つです。

 気温が上がって来ました。一晩で花がぐったりしていることもあります。花瓶の水を取り替える時、中のぬめりに気付きます。一番嫌な瞬間です。時には少し臭いと思うことも。

 これから夏に向けて、花瓶はガラスのしかもカットも色も付かないものが一番です。水の汚れ具合が外から一目瞭然です。きれいな水の入ったガラスの花瓶は涼しげに見えます。

 暑さに向かうと家の中をすっきりとさせることが肝心、本格的な夏の前にはジメジメの梅雨もやって来ます。福岡もそろそろ梅雨入りです。高温多湿の最悪条件は切り花にとっても嫌な季節に違いありません。花瓶に一滴の台所洗剤や漂白液をと言う方もいます。でも一番はきれいな水に取り替えること、透明なすっきりしたガラスの花瓶が夏には最適と思うようになりました。

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からすみ蕎麦

2020年05月29日 | 昨日のお昼ご飯

晴、18度、82%

 「からすみ」がイタリアの食材でもあることを知ったのは近年のことです。そのまま食べても美味しい「からすみ」をふんだんに使ったスパゲッティーは濃厚な味がします。カルボナーラ風に作ったり、あっさりとレモンとおろし「からすみ」を和えるのも好みです。

 思い付きでお蕎麦とからすみを合わせてみました。おそうめんやおうどんなら在り来たりで相性がいいのはわかります。一癖香りも違うお蕎麦ならどうかな?と想像が膨らみました。歯応えが残るほどに茹でたお蕎麦とすりおろしたたくさんの「からすみ」を薄めのお味のお出汁でいただきました。「からすみ」の塩はきついものもあります。出汁を付けるのではなく、出汁をかけてかき回して食べました。温かなお蕎麦の上で「からすみ」を擦り下ろすと磯の香りが立ち上ります。擦り下ろした「からすみ」はねっとり感がなくすんなりとお蕎麦に絡みます。

 庭の「ポリッジ」の花と「ナスタチューム」の葉っぱを添えました。日本食のツマに使う[花ジソ]は秋口まで待ちます。それまで庭の食べられる花や葉っぱを添えてみます。

 急に暑くなった日のお昼ご飯でした。「からすみ蕎麦」少なく盛れば突き出しにも使えそうです。

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結実 実を結ぶ

2020年05月28日 | 庭仕事

晴、16度、96%

 「結実」という言葉が好きです。植物が実をつけることが転じて「物事を成すこと」と意味されますが自然界の「結実」も人が成し遂げる「結実」もその結果を讃える言葉です。

 初夏ですがすでに庭のあちこちで「結実」が始まっています。「イチジク」は花を咲かせずに実の内に花を付けるそうです。 大きく育った「イチジク」はお尻の部分が割れて赤みが見え出せば外が緑でも食べられると聞きました。今か今かと「イチジク」を見つめます。

 「実山椒」です。そろそろ収穫して保存食として取り置きます。

 モモの記念樹にいただいた「花桃」は北庭に移植したのが功を奏して大きく育ちました。今年は花数は少なかったのに花の後には桃が出来ています。 食べられないと聞きます。色付き始めた「花桃」は梅の実にそっくりです。

 葉陰に咲いた「椿」の花を枯れた後取り忘れていました。葉を上げるとその陰にまん丸な実が見えます。 径が5センチほどもある大きな実です。

 ひと月前、庭をいい香りにしてくれていた「レモン」は花数も多く、ミツバチもたくさん集めていました。めしべの根元が膨らみ始め、今ではすっかり「レモン」の赤ちゃんの形です。 「レモン」の赤ちゃんの数があまりに多いので摘果するかどうか悩んでいます。大ぶりな「レモン」です。木自体も成長していますが、枝がしなるほど「レモン」が付くのも心配です。

 まだ熟しきらぬ我が家の庭の「結実」、写真を並べると全て緑ばかりです。梅雨が来て、暑い夏が来てこれらの実は色付き、私のお腹に収まります。

 実の成長を見るのも庭の楽しみの一つです。

 

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ピンクサマースノー

2020年05月27日 | 

晴、17度、86%

 友人が持参で我が家に持ってきてくれたバラが咲きました。3年前、私がこの庭に最初に植えたバラです。つるバラで小さな花を付けると教えてくれました。挿し木で彼女の家のバラを分けた株でした。バラの様子を想像して植えたのは庭を仕切る塀沿いです。この仕切りの塀の上を這わせようと思いました。 見事に私の予想は的中しました。ぐんぐんツルを伸ばして少なくとも3メーターは塀の上を這っています。

 大バラよりのひと月遅れて蕾が付きました。小さな蕾が群生しています。咲き始めるまでに蕾はずいぶん落ちました。適度な花数にするための自然現象だそうです。大バラはピークを過ぎて、2期目の花が咲いているものもあります。今からは「ピンクサマースノー」が庭の主役になります。 株元から左右に枝を伸ばすようにしました。一年一年花数も増えています。今年の年明けにはぐっと長めの枝を刈り込みました。枝を切ることで体力温存、さらに伸びる勢いを持ちます。

 座敷から居間から寝室からどの部屋からもこの小さなバラの様子が見ることができます。 朝に夕に雨が降っていても花を見に庭におります。

 自宅にずっといた間、庭の花たちが重苦しい気分を払拭してくれました。「サマースノー」は香りはありません。房なりのつるバラの可愛さを教えてくれます。花屋で売られているバラと庭咲きのバラとでは違います。 

 あとしばらく、バラたちに囲まれて心豊かに過ごします。

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ナスタチウム

2020年05月26日 | 

曇、21度、92%

 昨年の今頃でした。お歳が上なご夫婦に福岡のホテルのフレンチにご招待いただきました。福岡のフレンチは有名店もあると聞きますが、主人が私の誕生日にと連れて行ってくれたそうした老舗のお店でがっかりした記憶があります。主人が連れて行ってくれたお店では他のお客様はまるで貴重なものを食べるような雰囲気でした。最後にご挨拶にみえた店を任されているシェフの話にもがっかり。

 一方さすがホテルですからそれなりのスタンダードなお料理が運ばれてきました。可も不可もなく、決してイヤミのある気取った料理ではありませんでした。コースの中程で箸休めのような感じで出された一皿の上の小さな一枚の葉っぱに目が点になりました。小さい緑の葉はまん丸です。ハサミで切った様子はありません。テーブルに付いている給仕の方に「この葉っぱなんという葉っぱですか?」と尋ねましたがご存じなくキッチンの方に聞きに行かれました。「ナスタチウムだそうです。」食べれるということなので早速口に、お味はしませんがこの葉っぱの形がポイントなのでしょう。最近物忘れをすぐにします。「ナスタチウム、ナスタチウム。」と唱えながら帰りの車に乗りました。

 翌日、調べてみると「ナスタチウム」は花も食用とのことです。そこで園芸店に行きすでにシーズンを過ぎた「ナスタチウム」の一株を買い求めました。あまりいい株ではなく葉も傷が入っていたり、でも葉っぱの形は独特です。

 この春は種を見つけて蒔きました。ひと月半、早くも花が咲きました。

花いろは真っ赤もオレンジもありますが、どれもはっきりした色合いです。葉っぱだけの時も「ナスタチウム」の一角はワルツでも流れているように軽やかな感じでした。 もう少し花がついたら料理に使ってみようと思います。

 主人の仕事の関係からお付き合いくださっているこのご夫妻、長く私まで可愛がってくださいます。奥様のお誕生日だとも知らずのこのこ出かけた自分を恥ずかしく思い出しています。

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種取り 種蒔き こぼれ種

2020年05月25日 | 庭仕事

曇、21度、96%

 春の花の盛りを過ぎました。花を愛でる日々は心踊る毎日です。ところが花が終わると咲く前より仕事が増えます。花柄は取り除いてやらなくてはいけません。草花は花を枯らして次の「種取り」の準備に入ります。「種取り」は草花が枯れるまで時間を要します。枯れた姿をしばらく晒します。すでに「ルッコラ」「チャービル」が種取りを待って茶色の見苦しい姿になっています。「イタリアンパセリ」「パクチー」は今花盛り。 この花たちもこれからひと月、種を取るまで枯らします。小さなミツバチが写り込んでいます。真冬を除いて庭にはミツバチがよく集まります。次の世代に繋ぐため、次のシーズンに備えるための「種取り」は大事な庭仕事の一つです。

 表の道沿いにおいていた「ビオラ」の寄せ植えが元気をなくし始めました。半年にわたって道ゆく人の目に触れていた「ビオラ」です。 裏庭に移します。「ビオラ」の「種取り」は非常に難しく取ろうと思っていると自分で弾きます。弾いた「こぼれ種」が芽吹いて花をつけるのもこの季節です。 3色植えました。そのまま3色、「ビオラ」のこぼれ種から咲いた花です。

 そして、夏に咲く草花の「種蒔き」も同時に進めます。今年も友人たちからたくさんの種をいただきました。知らない花の種もあります。 昨日蒔いたのは「マルバルコウソウ」という花種です。北の友人が関西の友人に送った種が昨日私にもおすそ分け「種」として届きました。庭のそれぞれの場所に適材適所を見つけて、一年中ハーブや花を絶やさないように一年の「種暦」を作ろうと思っています。早い春に蒔いた花種2種類は気温のせいか発芽しませんでした。失敗も多くあるのが「種仕事」です。

 種の「発芽」を見るのは一番楽しみな瞬間。うまく種が取れたときは蒔く時期を考えて一安心。「こぼれ種」が芽吹くとおまけのご褒美をもらった気分です。

 ビオラを3年間寄せ植えにしたには理由があります。薄紫のビオラの花をじっと見つめているとモモさんの顔に重なります。ビオラの「種取り」うまくいけばいいのですが、「種仕事」は延々と続きます。

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攻撃的なココさん

2020年05月24日 | ここ

晴、19度、96%

 ココさん、最近攻撃的になりました。今年に入ってご近所に黒いラブラドールが引っ越して来ました。家の門の脇に繋がれています。そのお家の前を散歩すると黒ラブはココさんに吠えかかります。ココさん、よその犬にはさほど興味を示さない子でした。ところが黒ラブの攻撃に最近ではこのお家の前を通る時には自分から攻撃態勢で向かいます。黒ラブの姿が見えずとも、「グワグワ」と吠えます。よほど気に入らない黒ラブなのでしょう。

 数日前、家の中の用事でおじさんが2人やって来ました。チャイムがなると、興奮始めました。玄関におじさんたちが入ってくると、宙返りしながら吠え掛かります。一人のおじさんが「遊んで欲しいんだよね。」としゃがんで手を出してくれましたが、ココさん、まるで噛んでしまう勢いです。仕方ありません、おじさんたちの用事が済むまでココさんは庭のオリーブの木に繋ぐことにしました。 初めてのことです。小一時間で用事は終わりました。途中様子を家のデッキから見ましたが、まあ落ち着いています。 おじさんたちを送り出し、ココさんを迎えに行きました。

  反省の顔でしょうか。 うなだれた様子です。ハーネスを外すと一目散に家に入りおじさんたちの痕跡を追います。やっぱり反省の色はありません。

 モモさんもシベリアンハスキーを見ると俄然、戦闘態勢に入りました。いくら「絶対に負けるから。」と言い聞かせても全身に力を入れて追いかけました。ココさんの最近の攻撃的な様子を主人に話すのが憚られます。モモさんの時も言われました。「犬は飼い主に似るからね。」と私を見ます。内心、「あなただって飼い主でしょう。」と言いたいのですがぐっと堪えます。思うに私、勝ち目のないものに向かっていくほど向こう気が強くないのですが。

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「西炒飯」 サイチャーハン

2020年05月23日 | 昨日のお昼ご飯

晴、16度、92%

 中華の通の方達が「お店の味は炒飯を食べてみればでわかる。」などとおっしゃいます。私など、一皿$20の炒飯も$100の炒飯もお腹がすいてガツガツと食べるときはどれも美味しく思います。香港のお安い食べ物屋のメニューの炒飯の数は数知れず、ちょっとした具材の組み合わせでいくらでも炒飯なんて作れます。

 30数年前、香港に渡って初めの年でした。まさかそこから30年も香港にいるとは思ってもいませんでした。ですから貪欲にあらゆるものを食べました。お金もありません。専ら地元の人と同じお安いお店で食べます。ある日、隣の席の人が日本のチキンライスに似たものを食べています。広東語がまだ分からない時でしたから注文は指差しで隣の席の人のチキンライスと思われるものを指しました。出て来たものはハムの細切れと卵だけが入ったケチャップ炒飯です。しかも大皿にどんと入っています。お安いお店では重労働者の人が昼間からビールを飲みながらのお昼ご飯です。お米の種類も違う、ケチャップも違う、油も違うその炒飯の美味しかったこと、よく覚えています。その時、「西炒飯」と言うのがケチャップ炒飯の名前だと知りました。西洋から入って来た調味料「ケチャップ」を使うからです。

 急に炒飯が食べたくなりました。あり合わせのもので作ります。もちろんケチャップ炒飯です。中華の炒飯には滅多に玉ねぎは入りません。その代わりしょうがを使います。手元にあったグリーンピースとチキンの「西炒飯」です。 湯気が立っている間に急いで口に運びます。ちょっとだけ私流にしました。チキンを炒める時に「クミンシード」をひとつまみ入れました。「クミンシード」はカレーの味、香りの元です。でもケチャップとの相性もよく馴染みます。

 30年の香港生活の始めの1年、まだ30歳の初めだった私は貪欲によく食べました。思い出の食べ物はあの1年だけでも盛り沢山です。帰国前「フカヒレスープなんてもういらない。」などと言うほど香港での30年は食べ物と深い関係を持った時間でした。

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どくだみ

2020年05月22日 | 庭仕事

晴、14度、92%

 日本中どこにでも生えているという臭い「どくだみ」。昔から我が家でも春も遅いこの季節になると勢いを増してきます。母はこれを干して煎じて飲んでいました。体にいいと聞きますがどうしても臭いに馴染めません。小さな芽吹きを見るとすぐに抜き取っていました。

 昨年一時的に主人が東京住まいをしました。その東京に家が決まるまで上京の度、吉祥寺にホテルを取っていました。朝、主人と近くの「井の頭公園」を散歩します。帰りは公園周りの住宅街をぐるりと抜けます。ちょうど今頃でした。大きなお宅の白塀の周りにびっしりと「どくだみ」が生えています。数件の家で塀の脇にどくだみがまるで植えられたかのように生えていました。こうして見ると「どくだみ」もまんざら悪くありません。翌朝また散歩に出ると「どくだみ」のある家の主人と思しき人が「どくだみ」に水遣りをしています。やはり「どくだみ」を植栽として育てているようです。濃い緑の葉に真っ白色な花びら、雌しべははっきりと黄色です。葉の形も花姿も一見は可愛いのですが、私には匂いが鬼門でした。 でも折角生えてくる「どくだみ」です。我が家でも抜かずに「どくだみ」を生やしてみようと思いました。そう思い立った昨年はすでに我が家の周りの「どくだみ」は私に根こそぎ抜かれた後でした。

 今年もやって来ました「どくだみ」のシーズン。抜かずに大きく花を付けるのを待ちました。我が家の北の角地、塀の外には畳一枚ぶんほどの空き地があります。ここは福岡市の水道局の持ち物です。水道局がセメントで埋めると言うのを主人が「我が家が管理しますから、セメントだけは止めてください。」と懇願した空き地です。願いは聞き入れられ土の上の主人は小石を撒きました。以来この小さな土地は私が面倒を見ています。ポイ捨てが多いので日に一度は確認です。

 この場所が「どくだみ」はお好きなようで群生しました。このところの強風で「どくだみ」が楽しそうに揺れている様が見られます。もちろん他の草は私は退治しています。国道から我が家に曲がると最初に目に入るのがこの「どくだみ」です。この数日この様子を見るのが楽しみの一つ。でも寿命の短い草です。徒長して見苦しくなったらこの私はまた引っこ抜くこと思います。この季節限定の我が家の「どくだみ」、来年も続けるつもりです。

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