晴、19度、90%
マグロの落ち身を見つけました。脂ののりもよく、塊で欲しかったのですが、ぷつぷつと切ってあります。私を見つけた奥のおじさん、「白ネギと炊くと美味しいよ。」と声をかけてくれました。「そうするわ。」と返事したのですが、「オイル煮」を作ろうと心は決まっていました。遠海ものではありません。対馬沖で獲れたマグロです。贅沢な「オイル煮」を作りました。
お鍋にマグロとニンニク、月桂樹の葉、オリーブオイルをヒタヒタと注ぐだけです。高価なバージンオリーブオイルでなくてお安い方で十分です。
アルミ蓋をして、いい香りが立つまで数分火を入れます。そにまま冷めるまで置くと出来上がり。
味見にワインと一緒につまみました。脂の濃い部位でしたので、バルサミコ酢をちょっぴり垂らしました。オリーブオイルとニンニクの醸し出す香り、控えめに月桂樹が口に広がり、マグロが溶けるように喉を過ぎます。濃厚マグロですから赤ワインでいただきました。
残りはオイルと一緒に瓶に詰めます。フォークで身が解けます。春の野菜と一緒にサラダ、サンドイッチにするつもりです。残ったオイルは旨み十分、炒め物に使います。
「塊肉が欲しいなぁ、そうだ!デパ地下のあのお魚屋さんにある!」白ネギとの煮物もいいけど「オイル煮」はマグロの違った美味しさを味わえます。