チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

毛糸の誘惑

2024年12月15日 | 編み物

雨、7度、63%

 寒くなり始めると、手芸店の毛糸売り場を思います。そしてできるだけ手芸店へは行かないようにしています。「毛糸」を見ると用もないのに買いたくなります。つまり、「毛糸」の誘惑から逃れるためです。若い頃ならそのうち編もうと買い溜めするところですが、この年齢では編みかけて途中で止めなければならなくなることも想定します。手が効かなくなる、病気や事故もありえます。しかも家には今まで編んだ残り毛糸がたくさんあります。一昨日、「セリア」に行きました。うっかりしていました、この手の店にも「毛糸」が置かれています。小さなひと玉が百円ですが、アクリルではなく100%ウールのものもあります。しかも憎い色揃えをしています。これにグッと捕まってしまいました。 私にしては珍しい色です。グラーション、つまり1本の糸で色が徐々に変化している「ニュアンスカラー」と呼ばれる糸です。「毛糸」玉の帯にはマフラーなら何玉、セーターなら何玉必要ですと書かれています。大型店でしたのでベストに必要な玉数がありました。16玉。1,760円です。買ってしまいました。

 家に帰ってすぐに編み棒を出してきました。午後中、チクチク。頭の中では12月のしなくてはならないことがグルグル回っているのに、椅子から立とうともせずチクチク。編み始めるといつもこれです。

 メリヤス編みでチクチクしていると徐々に色合いが出てきました。 自分用ですから体に合わせながらチクチクします。何段とか何目とか数えません。前身頃ができれば後ろ身頃はそれに合わせて編むだけです。簡単なチクチクです。

 「毛糸」のある風景が好きです。ウール100%の「毛糸」の手触りが好きです。時折「毛糸」玉を匂います。今日も12月だという後めたい気持ちを抱えて、チクチク。

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ココのベストを編みました。

2023年01月20日 | 編み物

曇、6度、72%

 12月に編み始めたココのベストがやっと編み上がりました。主人が3年ぶりに帰国してから編み始めました。私のベストの余り糸です。小さなココのベストにひと月も時間がかかりました。主人が帰って来て一日中家で仕事をしています。私は一日中、お茶を入れたり3度の食事を作ったり、それだけで時間が過ぎました。お正月の準備、孫一家の帰宅も重なりました。このひと月、読んだ本のページは数ページ、4日に一度の買い物も毎日でした。

 主人が2泊3日で東京に出張に出かけました。この時とばかりに編みました。「かった!」この冬一番の寒波に間に合ったようです。 私の余り糸だけでは足りないので白い余り糸を足しました。 ツウィードの部分が背中側です。大きめに編むと寝ている間に脱いでしまうココですので、しっかりときつめに編み上げました。

 雪が降ったりもっと寒くなればお散歩の時はモモのお古の赤いコートをベストの上に着て出かけます。このベストを着て散歩に出るときっと「男の子?」と聞かれるでしょう。女の子ぽい色も可愛いけど、まだ大暴れするココにはこんな地味な色合いも似合います。

 昨晩主人が戻って来ました。またしても一日、おさんどんに励みます。

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ツウィードで編んだベスト

2022年11月27日 | 編み物

晴、13度、78%

 「ツウィード」の糸でベストを編みました。「ツウィード」は布地も毛糸も好きなものの一つです。毛糸に色様々なネップがぽつぽつと出ています。単一な色ではなくよく見るとプツプツと毛玉がついている感じです。 チャコールグレーのこの毛糸、帰国した5年前から編みたかった毛糸の一つです。香港から持ち帰った毛糸玉はなかなか減りません。しかも大半が白です。先日編んだ白のベストもそんな毛糸玉「ブークレー」を使いました。 「ブークレー」はループが毛糸に出ています。「ループ」や「ネップ」がついた毛糸は編み辛いのですが、出来上がりに表情が出て来ます。

 いつものように私の体に合わせて編みますから、目数や段数は一切数えません。片方の身頃が編み上がれば残りの身頃は先に編んだものに合わせて編みます。編み上がった二枚を並べると、サイズはほとんど同じですが、裾や襟ぐりの始末によって落ち着き方が変わります。白は細編みで始末しました。チャコールグレーは普通にゴム編みで始末しています。腕周りがもたつかないように大きくとり、襟元は詰まって、全体に短く編みました。市販のニットは私には長すぎたり、襟元が詰まっていなかったりと思うものに出会えません。ただ手編みのニットはかさ張るので夏の収納スペースを取るのが難点です。

 月末から冬型の気圧配置になり寒さがやって来ます。セーターの下に一枚ベストを着ると動きが制限されず暖かです。早速「ツウィード」のベストを着てこのブログを打っています。

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モコモコのベスト

2022年11月14日 | 編み物

曇、15度、72%

 一枚一枚と服を重ねる季節になりました。年末にかけては体を使って働く時期です。腕が自由に使えるように長袖の重ね着は避けます。そんな時ベストが重宝、胴だけは保温してくれます。モコモコのベストを編みました。

 「ブークレー」という毛糸をご存知でしょうか?毛糸の所々に小さなループがついている面白い毛糸です。編んだだけでモコモコになります。軽い毛糸で暖かさも抜群です。ベストは前と後ろ身頃を編んで綴じ合せ、裾、襟ぐり、袖ぐりにゴム編みを入れるだけで手軽に編めます。今回ちょっと時間がかかりました。原因は「ルンバ」です。「ルンバ」そう、掃除機の「ルンバ」です。編みかけベストをカゴに入れ床に置いていました。「ルンバ」に掃除をしてもらった日のことです。座敷のドアを開けました。「あれ、ルンバの音がしない?」見ると座敷中に白い毛糸が床を這っています。ソファーや座卓の足回り、スタンドにはぐるぐる巻の白い毛糸。何が起こったのか?わかりませんでした。

 「ルンバ」は仕事に勤しんだあまり、カゴを倒して編みかけのベストをくわえて、部屋中を回った様子です。呆れるやら、可笑しいやら。網目も解けています。丸い玉だった毛糸も半分まで小さくなっています。気の短い私ですが、毛糸の糸ほぐしは気長です。でもこんなの初めて、残った毛糸玉を片手に座敷を這いずる回りました。玉にまとめ、外れた目を編み棒に戻します。やれやれ。

 手の力も落ちて、編む速度も遅くなりました。刺繍よりは目に負担はありません。自分の体に合わせながら編む自己流です。毛糸の手触り、出来上がる楽しみ、早速次のベストに取り掛かりました。

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残り毛糸で編み物

2021年11月25日 | 編み物

曇、11度、64%

 30年もの間、冬でも長袖の下着を着なくて過ごせる国に生活していました。10度を下るのは年間10日ほど、日本に帰国することがあるのでコートもセーターも持ってはいましたが、実際に日本で生活し始めるとそんなものでは到底防寒出来ませんでした。5度めの冬を迎えます。一通り寒さ対策の服装は揃いました。古い木造の家での冬は厳しいものがあります。この気温ではこのくらい着れば良いと、自分なりの判断もつくようになりました。

 薄く暖かな下着、軽い防寒着、衣類も進化しています。歳を重ねると軽い衣類は負担を感じません。でも今ひとつ自分の冬の服装が気に入らないのも事実です。昨日福岡地方の冬の長期気象予報が発表されました。寒い冬になるそうです。ガソリン、灯油の高値も続いています。暖房をはじめもう一度防寒着を見直していました。今年はこの4回の冬とは違った服装の組み立てを考えています。十分持っているはずの衣類ですが、「ベスト」の数が足りないように思います。そこで、急遽「ベスト」を編むことにしました。

 オフホワイトの毛糸がたくさん残っています。太さも、種類もまちまちです。ブークレーやモヘアもあります。これらを組み合わせて簡単ベストを編むつもりです。今までなら3日で編み上がりました。両手の親指に今ひとつ力が入らなくなって来ています。もう少し時間がかかるでしょう。

 自分のものを編むときは、やっつけ仕事のようにはかどります。寒さがもう目の前です。

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白い毛糸

2019年12月23日 | 編み物

晴、5度、87%

 主人のベストをクリスマスプレゼントに編みました。もちろんまだ主人は知りません。編み終えて、編み棒はタンスの中に、残った白い毛糸は毛糸入れに入れました。毛糸入れを開けると白の毛糸ばかりが入った袋と紺と黒の毛糸が入った袋があります。量は白の毛糸の方が倍近く、白というよりオフホワイトに近い柔らかな白の毛糸ばかりです。太さも様々。中に同じ毛糸玉が7つもある毛糸が出て来ました。大好きな「ブークレー」というループを持った毛糸です。

 この毛糸玉は随分以前に香港で買ったものです。自分のジャケットか何かを編むつもりだったと記憶しています。「ブークレー」は日本にいたその昔も編んだことがありました。ループがあるので編み棒がスムーズに進まないのが難点です。その分、編み地に柔らかなループが面白さを出してくれます。 

 12月に入ってバタバタとクリスマスプレゼント用のベストを編み終えたばかり、さあ、他の家事をしようと毛糸をしまう途中です。なのにその7つの毛糸玉を出して来てしまいました。タグにはベルギー製と書かれています。アルパカが主体で化繊が少し、編み棒は7号。しまったばかりの編み棒も出して来ました。また編み始めようというのです。

 自分が着てるセーターに合わせて作り目をしました。柔らかな感触の編み地が手の中で少しずつ大きくなって行きます。白い毛糸の誘惑に負けてしまいました。

 香港の毛糸屋さんでは世界各地の毛糸を見ました。日本の毛糸とは発色が違います。イタリアのミッソーニの毛糸など大人の女性しか着られないようないい趣の毛糸がたくさんでした。どこの毛糸屋さんに行っても私は白と黒と紺しか買いません。いつかあんな複雑な毛糸を編んでみたいと思うのですが。

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クリスマスプレゼント、編み上げました。

2019年12月19日 | 編み物

曇り、11度、75%

 クリスマスのプレゼントにと思い主人のベストを編み始めたのは10月に入ってからでした。12月は例年何かと忙しくなります。余裕を持って私の検討では10月中には編み上げることが出来るはずでした。ところが義母の老人施設探しが本格化して、入所が決まりました。準備もあります。小刻みに時間がそのことに集中します。ゆっくり座って編み棒など動かしている気持ちにもなれません。カゴに入れたままふた月が過ぎました。

 慌てたのは言うまでもありません。主人には内緒ですから、何か別の物を買ってプレゼントしてもいいようなものですが、編みかけの物があるのは落ち着きません。この10日ほど朝から夕方まで編み棒を動かしました。男物ですから面積にして女物の2倍弱はあります。わかっていたはずなのに時間がかかります。

 昨日、編み上がりました。セーフです。実は前開きのベストにするつもりでしたが、そうすると身頃を3枚編むことになります。その上、前立てを編まねばなりません。そこで身頃2枚、前立てなしの被るベストに変更しました。裏表模様編みですのでかなりの重さになりました。

 私の編み方は体に合わせながら編み進めます。主人には内緒ですし、不在ですので手元にある主人のセーターに合わせながら編みました。色は私の好きなオフホワイトです。この色のセーターを主人は持っていません。ざっくりした手編みですからスーツの下には着れません。普段にGパンの上にでも着てくれればと思います。

 息子が幼稚園の頃、35年ほど前に一度主人と息子にお揃いのセーターを編みました。ネップの入ったグレーのツウィードでした。息子はすぐに着れなくなりました。主人はお気に召さなかったのか、あまり着ませんでした。その後、香港に先に入った主人にクリスマスプレゼントとしてセーターを編んで送りました。ところがサイズが小さかったとのことでこれまた着ることがありませんでした。そこで、主人にはもう編まないと決めていました。昨年、帰国最初の編み物は自分のカーディガン、それを見た主人が「僕には?」と聞かれます。やれやれと今年編むことにしました。

 大きすぎるように思います。その時は洗い縮めるつもりです。クリスマスプレゼントの用意が済むとホッとします。慌ただしいけれどこの慌ただしさも楽しみの一つです。

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