チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

お餅交々

2025年01月20日 | お正月

晴、7度、81%

 子供の頃の冬のお留守番、この古くて暗い家に煉炭火鉢とお餅だけで親の帰りを待ちました。時代がそういう時代だったのですが、私にはいい思い出ではありません。お餅は「醤油砂糖」で食べました。大きくなって「醤油砂糖」のお餅を食べたことはありません。お留守番の記憶からでしょう。

 少し焦がしたお餅をそのままパクリ。野菜沢山のお味噌汁にお餅を入れて。きな粉餅、安倍川餅、この半月食べ続けました。少し飽きて来たらアレンジします。

 「XO醬」を焼いたお餅と合わせます。 頂き物のお餅は丸餅ですが、平たいので直ぐに柔らかくなります。ちぎったお餅に「XO醬」を絡めると、油と「貝柱」「干しエビ」の食感と共に止められない美味しさです。大事な「XO醬」です。食べ過ぎないよう要注意。

 「ピスタチオのふりかけ」をかけるとちょっと物足りない。そこで「黒七味」の登場。 写真は振り分けてかけていますが、食べる時は混ぜて頬張ります。もぐもぐ。「黒七味」がピスタチオの味陰から見え隠れ、摩訶不思議なお味です。お餅は色は白く、味もまっさらですから何でも受け止めるんだと気付きます。  「黒七味」は少なめに。

 自家製「デュカ」をふりかけました。 ごろごろと「くるみ」「カシューナッツ」が入っています。「クミン」や「コリアンダー」とお餅はどんな具合でしょう。お餅の柔らかさにナッツやつぶつぶの「コリアンダ」「クミン」が味や香りだけでなく歯応えをくれました。これもなかなかよし。

 ナッツの油脂分や「XO醬」のオイルが喉越しをよくしてくれます。毎年年末、お家でついた丸餅を頂戴します。ああ、残り2つになりました。今日はどうやって食べようか?正統派「きな粉餅」のつもりです。

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黒豆

2025年01月10日 | お正月

曇、マイナス1度、67% お庭は雪化粧

 この正月主人は香港から帰宅しませんでした。1月末の「春節」の長い休みに合わせて戻ってくることになったのは12月も半ば過ぎでした。お正月には東京から息子家族もやって来ます。元旦には「おせち」をと頭の中で考えていました。主人がいないことを考えると「おせち」を作る必要があるのかな?と疑問が芽生えます。我が家の「おせち」は私が作る「おせち」です。お料理屋さんの「おせち」は取り寄せたことがありません。はて?「おせち」料理の中で本当に食べたいものってあるかなと、ひとつひとつ思い浮かべます。日々の家庭料理の延長のものばかりだと気づきます。それに孫娘は「お重」の物を喜んで箸をつけません。そこで、取り寄せの「おせち」の額ほどの食材を年末家族と買い出しに行きました。息子家族の好きな肉類中心、正月用に魚屋に並ぶ最高の刺身だね。年越し蕎麦用には大きなエビ。野菜はサラダものばかりです。

 主人が帰宅しないと判る前に用意していたのは「黒豆」のみでした。暮れの30日、「おせち」は作らないよというと孫娘は「黒豆」は食べると言います。私、内心その言葉を信じていませんでした。「食べたい」という物を作っても手をつけないことがしばしばです。そう思いながら、「黒豆」を水につけました。例年27日には仕込みます。浸透圧を利用して甘さを豆に染み込ませるので長く煮ませんが、時間がおいしく仕上げてくれます。元旦の夕飯、大きな牛塊肉のローストがメインでした。その食卓に小さく「黒豆」を添えました。でも、案の定誰も箸を伸ばすことなく「黒豆」はタッパーに戻りました。

 昨日のおやつ、「黒豆」を出して来ました。口に一粒、「私の黒豆の味です!」香港にいた頃は義母が「丹波の飛び切り」を年末に3キロほど送ってくれました。それを炊いてお世話になった方々に年末お配りしてご挨拶代わりにしていました。今でも、私の「黒豆」の味を思い出すと賀状に書いてくださる方があります。私の得意な「黒豆」です。

 雪のちらつく昨日、「黒豆」に箸を運びながら「おせち」のあり方を考えていました。全く料理の心得がなかった私が手順に始まり、包丁使い、盛り付けなどを覚えて行ったのは年末の「おせち」作りでした。メニューを考え、材料を揃え、調理し重箱に詰める、どの過程も好きです。でも、「おせち」も形が変わって来てもいいかなとこの正月に思いました。そう言いつつも今年の年末「おせち」の準備をしそうな気がします。

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曲淵ダム

2025年01月04日 | お正月

晴、3度、55%

 今年のお正月いいお天気が続きます。2日には私の要望で「曲淵ダム」へ行くことになりました。「ダムガール」ではありませんが、大きな建造物を見るのが好きです。

 我が家から佐賀に向かう山越の道にあります。時間にしても車で30分ほどのところです。早い時間に出たので車の渋滞にもかかりませんでした。福岡の麦が最近好評なので、田舎に入ると麦畑が広がっています。早い所では刈り終わった畑もありました。

 このあたりとしかウロ覚えな私です。ナビでも教えてくれない細い道を入りました。「曲淵ダム」と書かれた標識がありません。細い一本道を辿ると急にひらけた場所に出ました。目の前にはダム湖の石壁が、青空に迫っています。人の姿は見えません。車止めから家族と歩きました。美しい曲線の石壁です。周りの森は福岡の木々にしては大きく育っています。「メタセコイヤ」の大木が数本点在し、その姿を誇っています。寒い朝でした。標高も上がりさらに寒さを感じます。空気の清浄感、透明な空気に身が引き締まります。水道用水用のダム水のために森林が整備されているとの掲示板がありました。

 「はて、水面を見るにはどう行けば?」と案じながら車に戻る途中、「福岡市水道局」の巡回員の方に会いました。年明けでもお仕事です。教えていただき元来た細い道を帰りました。柵越しにダムが見えますが、展望所のような場所がありません。どこにも「曲淵ダム」の標識はありません。随分行き過ぎて、福岡市から糸島市まで走ってしまいました。戻って、それらしき道を入りました。所々柵にしがみ付いてダムの水面の写真を撮っている人がいます。「福岡市水道局」の建物周辺にも見晴らせる場所がありません。残念なことに水面の広がりは見れないまま帰路につきました。

 大正時代に造られたダムです。観光施設はありませんが、御影石のダム壁の美しさ見るに値します。

 私たちがダム壁を見た場所は「ダムパーク」だそうで、春の桜、秋の紅葉を楽しめるそうです。また訪れたいと思いますが、私の運転ではあの細い道を行くことができるかしら?離合車が来たらどうしよう!

 お正月早々、清涼な空気と青い空と佇まいの美しいダム壁に心も身体も整いました。

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年末のお客様

2025年01月03日 | お正月

晴、4度、68%

 はじめに、昨日はこのブログがアップされていない状態が続いたお詫びです。「goo blog」のサーバーである「NTT docomo 」がサーバーアタックを受けたと一部に報じられていました。はっきりした原因はわかりませんが、私は元気です。

 この5年、毎年年末に遠路のお客様をお迎えします。飛行機のある時代、「遠路」とは言えない感覚がありますが、車で信州よりやって来てくださるので「遠路」に違いありません。Instagramでたくさんのフォロワーをお持ちの「コッパファミリー」です。三匹の犬を車に朝晩の散歩も遠出の様子も動画アップされています。いつからのお付き合いかって?私がまだ香港にいた頃からですから8、9年でしょうか?当時飼っていたパグの「かりんちゃん」が亡くなりました。このお兄さんの初めての犬の死でした。その落ち込み方が尋常でないのを心配して、帰国時に軽井沢まで足を運びました。この時が初対面です。お兄さんは息子と同じ年、私は若い友人だと思っています。

 昨年末は毎年の目的地「ハウステンボス」に急ぎ向かわれたので、お会いできたのは今年の元旦でした。そして今年は2匹になりました。昨年末、ペキニーズの「かすみさん」が逝きました。ミックスの「日向さん」は常連、敏捷な体つきは変わりません。やや白くなった毛色に月日の流れを感じます。「日向さん」は人に懐きません。写真に収めるのは無理でした。

 「やぎ牧場」から帰宅後、夕方の外出前の短い時間、お家に入っていただくこともできず玄関前での再会です。パグの「沙里さん」は2回目かな?ココはちょっと警戒気味です。この時すでに帰路です。現在京都にいるはずです。「コッパファミリー」はお兄さんのご実家のある東京にもよく出没します。保護犬や経産犬を引き取って育てています。「かすみさん」亡き後、いい出会いがあればと思います。Instagramで「コッパファミリー」を見てください。草原を走り回る「日向さん」に付いてパグの「沙里さん」も走ります。東京の街をコスメで歩く姿も見ることができます。

 「また来年。」と言って別れ際、「この年末かもね。」と訂正。お兄さんと「日向さん」「沙里さん」必ず顔を見せてくれるはずです。私の大事な友人です。

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元旦の青空 山羊の放牧

2025年01月02日 | お正月

晴、4度、67%

 年明け「元旦」、晴天だとこの一年がスムーズに進みそうな気がします。昨日は全国的に晴れが多く、曇がちな福岡も青空が広がりました。

 「初詣」のために早く家を出ました。駐車スペースがいつも問題です。並んでやっと本殿へ辿り着くのも苦手です。例年の干支の木彫りを求めて「初詣」はスムーズに終わりました。

 次に目指すは糸島「やぎ牧場」です。孫娘に「山羊」を見せてやりたいと思います。「やぎ牧場」は売店や食堂はお休みですが、やぎを見ることができると予め電話で確かめておきました。11月に私一人で行った折、入口の門はなかったと記憶しています。11時開園ですが、早く着いてしまいました。牧場内には他の客はいず、私たち家族だけです。作業服を着たおじさんが私たちを見つけて「やぎのおやつはないけど、見ていってやってください。」と声をかけてくれました。「やぎのおやつ」は一皿百円のキャベツです。気持ちよさそうに日向で草を食む「やぎ」に孫娘は足元の草を摘んで与えていました。 前回来たときに柵の中の十二匹のやぎの顔写真がありました。今回はそれぞれに名前がつきましたと新しい看板になっています。 名前の気にしていた香港の主人に早速送りました。この中に「モモちゃん」がいるのです!主人がどの子が「モモちゃん」か写真を送ってと言います。似たような子がいるので判別できません。ちょうど「やぎ小屋」の掃除をしているおばさんがいたので大声で「モモちゃんはどの子ですか?」と尋ねました。わざわざ柵から出て来てくださって、やぎの種類や「モモちゃん」を教えてくださいました。 モモちゃんです。そして、おばさんが「山の上で搾乳用の山羊が放牧されているので見て行きませんか?」私たち家族はその言葉にびっくり!12匹以外に「搾乳用の山羊」がいたのです。柵内に入れてもらい山道を指して「ここを上がってください。見学に来ましたと言ってくださいね。」

  こんな機会はないとばかりに私は大喜び。 最初にあった小屋には大きな山羊が二匹寝ていました。さらに山を登ります。明るい日差しの原っぱが目の前に広がった途端、前方に山羊たちがこちらを向いてかたまっているのが見えました。一人女性が真ん中にいます。山羊たちは私たちの登場に目を見開いています。私たちも山羊のいる光景のあまりの美しさに立ち止まりました。

 「見学させてもらいに来ました。」「どうぞ、優しい山羊ですよ。」とおっしゃってくださいます。木の葉を食べる山羊、落ちた実を食む山羊。 落ちた実を手のひらに乗せると、モゾモゾと食べてくれました。 この放牧中の山羊は全部メスです。大きなお乳です。 女性の方にやぎのことをたくさん教えていただきました。「やぎたち、お腹いっぱいになったので小屋に帰ります。」と言って「行くよ。」と声をかけると山羊たちは一斉に女性の後を追って下り始めました。このブログは動画がアップできません。Instagramの動画をあげておきます。

 小屋に着くと銘々自室に入ります。 春の出産期前後はこうした見学はできないとのことでした。最初は怖がっていた孫娘も山羊を触れるようになりました。

 牧場の皆さんのご厚意を感じます。素敵な体験でした。私たち家族が独占させてもらった「やぎ牧場」でした。別れ際に「私、今月末にまた来ます。」「どうぞ」

 はい、今月末は主人を連れて「山羊」たちに会いに行くつもりです。

 昨日は一日中、家族の会話は「山羊」のことばかり、心に残る「元旦」となりました。見出し写真は、「山羊」たちと遭遇した時のものです。

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正月元旦

2025年01月01日 | お正月

晴、4度、67%

 年が改まりました。   「明けましておめでとうございます。」

 月の初めの日は気持ちを新たに感じます。その中でも「元旦」は格別です。

 家族みんながこの日を迎えられたことは幸せです。これからの一年を良き年であれと祈る気持ちで正月の準備をしました。

 床の間は「酒井法一」の「日の出」の掛け軸に「松」の盆栽です。5年目の「松」少し伸び過ぎました。緑の山と赤い初日しかないこの掛け軸は新春の心を清澄にしてくれます。

 そんな気持ちを表すようにこの春初めて使うテーブルクロスをかけました。 ホテルやレストラン仕様の地織の入った真っ白なクロスです。地紋は「薔薇」です。 部屋に研ぎ澄まされた美しさを運んでくれました。重い木綿です。ワインのシミがつけばすぐに洗います。

  「モモカレンダー」は2017年元旦のモモです。まさかこの4ヶ月後に逝ってしまうとは思ってもいなかった元旦でした。早朝の散歩、ロビンソン道から家に向かうエレベーターがまだ動く前なので、階段で上ります。この横顔はモモの性格がよく出ています。「真面目」、主人と私以外の人には愛想をすることのなかったモモです。いい横顔です。モモ13歳。

  書院に「飾り餅」。その前にあるコーヒーテーブルには、 「懐石の器」の本を置きました。友人からの贈り物の本です。幾度繰り返し読んでも新しい気付きを貰う本です。

 元旦は息子家族と過ごします。この月末には「春節」の休みに主人が香港から帰宅します。「旧正月」は「年初一」は主人と過ごします。「年初一」は「元旦」です。

 大きな自然災害、人的災害のない一年であるようにと祈ります。

 心静かに迎えた「元旦」早朝です。

 

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残念な「七草」

2024年01月08日 | お正月

晴、5度、60%

 お正月もひと段落、7日は「七草粥」でお腹を整えます。一人の時は庭の草を7種類寄せ集めて「七草粥」を作ります。海外に住む主人が一緒の昨日は「七草」を買いに行きました。スーパーに入ると目につくところにパックの「七草」が山積みされています。一種類のみですから葉のきれいなものをひとパック買いました。その横にフリーズドドライの「七草」も売られています。「七草」は七草の歌を歌いながらまな板を緑に染めて葉を刻みます。フリーズドドライならおかゆに振り入れるだけの手軽さです。「便利ね。」

 家に帰って洗った葉っぱの種類を数えました。今年は確かに7種類あります。一昨年でしたか5種類ほどしか入っていなかったのにはがっかりでした。生の葉っぱの匂いを嗅ぎました。何も香りません。まな板に乗せ、歌を歌って刻みます。刻んだ葉っぱも何も香りがしません。沸々とお鍋いっぱいのお粥に放り込みました。鼻を寄せて匂いを嗅ぎますがやはり葉っぱの香りはありません。

 春の草は寒さの中でそれぞれの香りがあります。噛めば渋かったり苦かったりもします。「草」らしさのないパック入りのフレッシュ「七草」です。「七草」は草摘みで寄せ集めたものは今ではなく、「七草」生産農家が作っていると聞きました。栽培「七草」は7種類揃っても香りも春の息吹も感じませんでした。

 寒さが戻って来ました。香りはありませんが緑がチラリと見える「七草粥」は心底身体を温めてくれました。「香りがあればなぁ。残念。」

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太宰府へ初詣

2024年01月02日 | お正月

晴、6度、80%

 今年の初詣は太宰府へ行きたいと考えていました。一昨年から本殿の建て替え工事が始まっています。本殿の前に建てられた仮の本殿を見たいと思いました。 一見、山の一部のように見える屋根は仮の本殿です。後部に建築中の本殿が建ち上がって来ているのではっきりと見えないのが残念です。屋根の上に植樹がなされています。周りとの一体感を持たせるための工夫でしょう。 仮の本殿が見られるのもあと僅かです。本殿が建ち上がる前はその屋根がくっきりと見え、さぞかしいい眺めだったに違いありません。福岡から車で数十分の太宰府ですが気温が低く寒いと感じます。

 暖を取るために「隈研吾」さん設計のスターバックスへ。途中行列に並んで名物の「梅ヶ枝餅」を買いました。焼き立ての「梅ヶ枝餅」を頬張ります。 外装も写真に撮りたかったのですが参道は人だかりでした。 内装も太宰府の木を使用したすっきりとしたデザインです。

 全国の天満宮には「うそ替えの行事」があります。1月9日、25日でその日に古い木彫りの「うそ鳥」を返納します。新しい木彫りの「うそ」は社務所ではまだ売られていませんでした。「うそ」に興味を持った孫娘に土鈴の「うそ」をお守りと一緒に求めました。 我が家の家のお守りは木製の「八方」というもの、 おそらく八方塞がりにならないようにとのお守りです。大事な玄関におきました。

 帰路、木彫りの「うそ」を売っている土産店を見つけ買い求めました。首後ろのくるっとカーブした彫りが特徴です。

 帰宅して夕方、能登地震の報を聞きました。津波警報の発令、福岡も注意報が出されました。ひと晩中流れるニュースにあの大震災を思い出します。被害情報も明らかになって来ています。これ以上被害が広まらないように祈ります。

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七草がゆ

2023年01月08日 | お正月

晴、5度、68%

 3年ぶりに日本に帰って来た主人に日本らしい食べ物をと思います。七日の昨日、「七草がゆ」を用意しました。主人が「七草がゆ」を口にするのは7、8年ぶりかもしれません。主人の会社のある香港は新年の後に来る「春節」つまり「旧正月」に長い休みがあります。新年は元旦のみ祝日です。正月過ぎて「春節」に帰国することが多かったのです。

 一人の正月七日はいつも庭の草をとって「七草粥」に見立てました。売っている「七草」はお高いと思います。今年は奮発して「七草」を買いました。 中身はちょっぴり、がっかりしたことに幾度数えても5種類の七草でした。しかも香りが全くありません。「七草農家」があると聞いたことがあります。農家の方には申し訳ないけど、ちゃんと7種類入れて欲しい。そこで、冷蔵庫にあった三つ葉を最後にいっぱい散らしました。大きな土鍋て炊いた「七草がゆ」は蓋を取ると三つ葉の香りが立ち上りました。「七草がゆ」はお正月疲れした胃腸を休めるものだそうです。青物の精気をもらって体を整えます。

 私自身、主人の帰国以来、度重なる重い食事に胃がいつもどんよりしていました。昨晩は夕飯をうんと軽く済ませました。今朝はいつものように快適な目覚めです。 「七草がゆ」のおかげもあります。日本の暦の適切な計らいです。

 来年の「七草がゆ」やはり庭の草たちを摘もうと思います。

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仏手柑

2023年01月07日 | お正月

雨、7度、84%

 帰国以来、年末になると友人から「仏手柑」が送られて来ます。字の通り仏の手のような柑橘の実です。食べることが出来る実の部分はほとんどありません。柑橘系特有の爽やかな香りです。色や目をひく形、名前から縁起物とされています。お正月飾りに使います。

 昨年の私の誕生祝いに「仏手柑」の苗をいただきました。一年苗は花を咲かせません。成長しないようにみえた苗木は夏の盛りになるとめざましく新芽をつけ始めました。その丈がいただいた時の倍になりました。 長く鋭い棘があります。2年目になるこの春花をつけてくれれば、実を結ぶかもしれません。実は開いた方を下向きにつけるそうです。我が家のほかの柑橘の木と違い、一本まっすぐに伸びた主幹で脇枝を持たない木姿も、実同様、特異です。

 まだ花も咲かせないのに、たくさん実をつけた木を思い浮かべます。細木に黄色い手の様な実がぶら下がっている光景です。冬を越し、春の開花をいちばんの楽しみにしている「仏手柑」、果たして来年のお正月は自前の黄色い実を飾ることができるでしょうか。たくさん出来れば毎年送ってくれた友人に私から送れることも楽しみの一つです。

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