チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

残念な「七草」

2024年01月08日 | お正月

晴、5度、60%

 お正月もひと段落、7日は「七草粥」でお腹を整えます。一人の時は庭の草を7種類寄せ集めて「七草粥」を作ります。海外に住む主人が一緒の昨日は「七草」を買いに行きました。スーパーに入ると目につくところにパックの「七草」が山積みされています。一種類のみですから葉のきれいなものをひとパック買いました。その横にフリーズドドライの「七草」も売られています。「七草」は七草の歌を歌いながらまな板を緑に染めて葉を刻みます。フリーズドドライならおかゆに振り入れるだけの手軽さです。「便利ね。」

 家に帰って洗った葉っぱの種類を数えました。今年は確かに7種類あります。一昨年でしたか5種類ほどしか入っていなかったのにはがっかりでした。生の葉っぱの匂いを嗅ぎました。何も香りません。まな板に乗せ、歌を歌って刻みます。刻んだ葉っぱも何も香りがしません。沸々とお鍋いっぱいのお粥に放り込みました。鼻を寄せて匂いを嗅ぎますがやはり葉っぱの香りはありません。

 春の草は寒さの中でそれぞれの香りがあります。噛めば渋かったり苦かったりもします。「草」らしさのないパック入りのフレッシュ「七草」です。「七草」は草摘みで寄せ集めたものは今ではなく、「七草」生産農家が作っていると聞きました。栽培「七草」は7種類揃っても香りも春の息吹も感じませんでした。

 寒さが戻って来ました。香りはありませんが緑がチラリと見える「七草粥」は心底身体を温めてくれました。「香りがあればなぁ。残念。」

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太宰府へ初詣

2024年01月02日 | お正月

晴、6度、80%

 今年の初詣は太宰府へ行きたいと考えていました。一昨年から本殿の建て替え工事が始まっています。本殿の前に建てられた仮の本殿を見たいと思いました。 一見、山の一部のように見える屋根は仮の本殿です。後部に建築中の本殿が建ち上がって来ているのではっきりと見えないのが残念です。屋根の上に植樹がなされています。周りとの一体感を持たせるための工夫でしょう。 仮の本殿が見られるのもあと僅かです。本殿が建ち上がる前はその屋根がくっきりと見え、さぞかしいい眺めだったに違いありません。福岡から車で数十分の太宰府ですが気温が低く寒いと感じます。

 暖を取るために「隈研吾」さん設計のスターバックスへ。途中行列に並んで名物の「梅ヶ枝餅」を買いました。焼き立ての「梅ヶ枝餅」を頬張ります。 外装も写真に撮りたかったのですが参道は人だかりでした。 内装も太宰府の木を使用したすっきりとしたデザインです。

 全国の天満宮には「うそ替えの行事」があります。1月9日、25日でその日に古い木彫りの「うそ鳥」を返納します。新しい木彫りの「うそ」は社務所ではまだ売られていませんでした。「うそ」に興味を持った孫娘に土鈴の「うそ」をお守りと一緒に求めました。 我が家の家のお守りは木製の「八方」というもの、 おそらく八方塞がりにならないようにとのお守りです。大事な玄関におきました。

 帰路、木彫りの「うそ」を売っている土産店を見つけ買い求めました。首後ろのくるっとカーブした彫りが特徴です。

 帰宅して夕方、能登地震の報を聞きました。津波警報の発令、福岡も注意報が出されました。ひと晩中流れるニュースにあの大震災を思い出します。被害情報も明らかになって来ています。これ以上被害が広まらないように祈ります。

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七草がゆ

2023年01月08日 | お正月

晴、5度、68%

 3年ぶりに日本に帰って来た主人に日本らしい食べ物をと思います。七日の昨日、「七草がゆ」を用意しました。主人が「七草がゆ」を口にするのは7、8年ぶりかもしれません。主人の会社のある香港は新年の後に来る「春節」つまり「旧正月」に長い休みがあります。新年は元旦のみ祝日です。正月過ぎて「春節」に帰国することが多かったのです。

 一人の正月七日はいつも庭の草をとって「七草粥」に見立てました。売っている「七草」はお高いと思います。今年は奮発して「七草」を買いました。 中身はちょっぴり、がっかりしたことに幾度数えても5種類の七草でした。しかも香りが全くありません。「七草農家」があると聞いたことがあります。農家の方には申し訳ないけど、ちゃんと7種類入れて欲しい。そこで、冷蔵庫にあった三つ葉を最後にいっぱい散らしました。大きな土鍋て炊いた「七草がゆ」は蓋を取ると三つ葉の香りが立ち上りました。「七草がゆ」はお正月疲れした胃腸を休めるものだそうです。青物の精気をもらって体を整えます。

 私自身、主人の帰国以来、度重なる重い食事に胃がいつもどんよりしていました。昨晩は夕飯をうんと軽く済ませました。今朝はいつものように快適な目覚めです。 「七草がゆ」のおかげもあります。日本の暦の適切な計らいです。

 来年の「七草がゆ」やはり庭の草たちを摘もうと思います。

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仏手柑

2023年01月07日 | お正月

雨、7度、84%

 帰国以来、年末になると友人から「仏手柑」が送られて来ます。字の通り仏の手のような柑橘の実です。食べることが出来る実の部分はほとんどありません。柑橘系特有の爽やかな香りです。色や目をひく形、名前から縁起物とされています。お正月飾りに使います。

 昨年の私の誕生祝いに「仏手柑」の苗をいただきました。一年苗は花を咲かせません。成長しないようにみえた苗木は夏の盛りになるとめざましく新芽をつけ始めました。その丈がいただいた時の倍になりました。 長く鋭い棘があります。2年目になるこの春花をつけてくれれば、実を結ぶかもしれません。実は開いた方を下向きにつけるそうです。我が家のほかの柑橘の木と違い、一本まっすぐに伸びた主幹で脇枝を持たない木姿も、実同様、特異です。

 まだ花も咲かせないのに、たくさん実をつけた木を思い浮かべます。細木に黄色い手の様な実がぶら下がっている光景です。冬を越し、春の開花をいちばんの楽しみにしている「仏手柑」、果たして来年のお正月は自前の黄色い実を飾ることができるでしょうか。たくさん出来れば毎年送ってくれた友人に私から送れることも楽しみの一つです。

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兎の置物

2023年01月04日 | お正月

晴、2度、64%

 帰国以来、毎年その年の一刀彫りの干支を買い集めています。初詣に行く「護国神社」で買い求めることも著名な方が彫ったものを求めることもあります。今年は「兎年」昨年末、兎の置物をいただきました。「兎の香合」です。

  ふっくらとうずくまるような白兎、蓋を取ると紅に金箔が染められています。「練香かしら?」と匂いますが色付けだけのようです。 蓋を取った時の紅白の色合いは我が家のような日本家屋に寿ぎを連れて来てくれます。

 一刀彫りは「護国神社」で買い求めました。「護国神社」の一刀彫りは年によって出来不出来があります。 今年の「兎」は素直な可愛さです。必ず紅色と薄い金が彩に施されています。

 干支の置物は意味があるのかどうか知りませんが、この一年我が家を守ってくださいという気持ちで家のどこかに次の年まで飾ります。

 お正月が明けるまでは、座敷の書院にお鏡と共に飾りました。今年はお鏡の両脇に「兎」が揃いました。お正月らしいすっきりした空間がこの部屋に入るたび目に入ります。

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元旦の初詣

2023年01月03日 | お正月

晴、2度、58%

 元旦の初詣、「護国神社」と地元の「櫛田神社」通称「荒江神社」に家族で行きました。「護国神社」は思ったほどの人混みもなく参拝、 手を合わせる孫娘に大きくなったと感慨でした。その後、私ひとり家に戻り、ほかのお神社を家族は回りました。

 午後、帰宅した家族とココも交えて向かったのは地元の「櫛田神社」です。本家の櫛田神社の分家のようなお神社で私は小さい頃から「荒江神社」と呼んでいました。このお神社の初詣の準備に、大晦日の朝から昼まで出向いたのは主人、息子、孫でした。きっかけは、年末の回覧板を回す時、ご近所の方に「氏子だから、手伝いにきてください。」と声をかけられたからです。お神社の氏子は男性ですから集まるのは男性ばかりです。主人は息子に声をかけ、孫も連れて出かけました。

 私は、この時とばかり掃除に励みます。「遅いなあ。」と思っていると昼前戻ってきました。お昼はお弁当をいただいたようです。三人がそれぞれに自分のしたことを話します。幕張は男の仕事、国旗や幟を立てたり、小さな神社ですが一年に一度の晴れ姿の変わります。

 孫娘、手足惑でなかったかと心配でしたが、これまた立派にお役目をこなしたようです。元旦の参拝者に配られる「笹飾り」に神札をこよりで付ける作業を任されたそうです。8歳の孫娘には初めての経験です。 正座してお札をつける作業中。1000本近い笹飾りの内、170本ほどを作ったそうです。その後飾り餅の準備もお手伝いしたと嬉しそうに話してくれました。。

 主人も息子も孫娘も初めての経験をさせていただきました。ココも連れての「荒江神社」への初詣、主人や息子がここは自分が張った幕だとか私に教えてくれます。自分たちが手伝って整えたことを誇らしく思っているようです。

 初詣のお神社を出る時それぞれに「笹飾り」を手渡されました。こよりの結び方を見ながら、孫娘が「これは私が結んだような気がする。」と言います。今まで以上に「初詣」が意味深くなりました。そして「氏子」としてこの地に足を付けたような気がします。

 私の両親はこうした地元の行事に参加しませんでした。近所の方のお誘いに気持ちよく応じてくれた主人、息子、孫娘に感謝です。

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兎年のおせち

2023年01月02日 | お正月

晴、5度、70%

 孫娘とお節を囲むのは2度目です。初めて一緒の元旦を迎えた日、孫娘は熱を出してしまいました。人混みの多い太宰府天満宮へ初詣の後のことでした。孫を2階に寝かしつけ大人だけの寂しいおせちでした。

 夫婦二人で香港で迎える元旦、おせちの量も品数も減りました。一晩で二人で食べられるだけの量を作りました。肉物も数が減りました。久々に昔のおせちの復活です。

  一の重、黒豆、伊達巻、かまぼこ、赤カブのおなます、酒蒸しエビ、鯛の昆布締め。「鯛の昆布締め」さすが福岡の鯛、昆布の旨みが染み込んだ癖の無い鯛に仕上がりました。

  二の重、金柑の含め煮、鰤の塩焼き、牡蠣の燻製、ミートボール、煮豚、生麩の煮物、くわいの含め煮、百合根、裏白椎茸。定番のものばかりです。 牡蠣の燻製、大きな牡蠣が小さくなってしまいます。 くわいや百合根は孫娘にはまだわからないお味でした。大人の胃袋を考えて全体に薄味で仕上げました。

  三の重、筑前煮です。こんにゃくのつもりが冷蔵庫にあったのは「糸こんにゃく」。買いに行けばいいものを「糸こんにゃく」で作った筑前煮です。金時人参の美味しさをしみじみと感じました。 散らした金時人参は茹でただけですが、煮はものの金時人参、煮汁の美味しさを全部吸っています。

 変わらぬおせちですが、「兎年のおせち」です。二の重には小さな赤い兎をたくさん散らしました。なかなかみんなに気付いてもらえず、がっかりの私でした。

 お重は空っぽ、黒豆となますが冷蔵庫に少々。孫の成長とともに私のおせちも変化すると思います。

 

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家族揃って「あけましておめでとう」

2023年01月01日 | お正月

晴、4度、64%

 何年ぶりでしょうか?家族が顔を合わせて「あけましておめでとう」と言えるのは。幸せなことです。

 ひとりで迎えるお正月を幾度か経験しました。それはそれなりにすっきりとしたお正月ですが、家族の温もりを感じるお正月は格別です。年末のお掃除、おせちの準備、特別なことはしませんが普通のお正月を迎えました。おかげさまで健康に新しい年を迎えることができました。

 座敷の床の間には「山にかかる日の出」のお軸、黒松を飾りました。緑に描かれた富士山と思しき山の上に赤いお日様、お正月ならではの景色です。書院の鏡餅も今年は心なしか立派に見えます。 

 元気がいい孫娘が粗相をしてはとお正月はテーブルクロスをかけません。

 モモのカレンダー、モモ11歳のお正月です。 香港の家を懐かしく思い出します。今年は主人のいる香港に行くことが出来るかしら?などと思いながらカレンダーを替えました。

 大晦日の日、地元のお神社のお掃除や松飾りのお手伝いに、主人、息子、孫娘が行きました。三人とも初めての経験です。午前中いっぱいかかった氏子のお手伝い、帰りにはお餅を頂戴して来ました。今朝はそのお餅でお雑煮です。

 当たり前の普通のお正月を迎えました。皆さんの昨年のご厚意に感謝します。今年もよろしくお願いいたします。穏やかな一年でありますように。

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ドライフルーツ羊羹、クリームチーズ、フランスパン

2022年12月31日 | お正月

曇、5度、70%

 小さなオードブルを作りました。孫一家がお土産にと私の好きな「ドライフルーツ入り羊羹」を持ち帰ってくれました。「いちじく」「いちご」のドライフルーツにナッツなどが入った羊羹です。初めて食べたのはまだ香港にいる頃、教え子が「こんな羊羹がありますよ。」と送ってくれました。

 羊羹ですが軽い口当たりの羊羹です。「どんなお酒にも会うよ。」と息子ご推薦の組み合わせで、昨晩のオードブルにしました。「クリームチーズ」朝焼いたフランスパンを添えただけです。羊羹は甘さは控えめにできてます。そこにドライフルーツの香りと甘みがプラス、「クリームチーズ」のさっぱりとしたコクがシンプルなフランスパンによく合います。

 忙しい夕飯の支度、切るだけの簡単なオードブルは大助かりです。

 日本酒にも合うそうですが、昨晩は赤ワインで。

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お正月準備

2022年12月29日 | お正月

晴、5度、64%

 暮れの二十八日、出来たらこの日までにお正月飾りをと思っています。八は「末広がり」です。そう思っているのに準備もしないまま気付けば、二十八日。慌てて買い物に走ります。年末も押し迫って予想以上に家事が進んでいません。仕舞ったものの在処が思い出せず、あちらの扉こちらの扉を開けたり、買い忘れも度々です。歳のせいかもしれませんが、全て笑ってごまかしています。「これもまたいいわ。」

 掃除をしなくても、おせちの用意をしなくても「お正月」はやって来ます。十二月三十一日をひとまたぎしていつもと変わらぬ朝が一月一日です。そう思えばなぜ慌てるのかと余裕です。大事なのは家族の健康、家族の穏やかな笑顔。

 月の末日、毎月気持ちを新たに次の月を迎えようと思っています。大晦日からお正月はその中でもビックイベントです。寒いせいもありますが身が引き締まり、日本らしい設えに替えていく一つ一つが気持ちを調えてくれます。

 主人が3年ぶりに帰国しました。息子家族が今日戻って来ます。家族全員が顔を揃えるのは4年近くぶりです。正月が終わると無事にみんなを送り出す大事な役目が私にはあります。

 義母の施設に年末の挨拶に主人と行きました。コロナ患者が出て面会できません。職員の方は白い防護服を着て作業しています。「ご苦労様です。」 

 正月用意はその一年お世話になった方々の顔を思い浮かべ、亡くなった者の顔を思い浮かべ、「来年もつつがなく過ごせますように。」

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