チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

クリスマスプレゼント

2024年12月26日 | クリスマス

雨、10度、79%

 いい品を置いている食品屋さんを歩いていると、蜂蜜売り場に目に留まった容器がありました。普段蜂蜜売り場など目もくれません。家には数キロ蜂蜜があります。容器に惹かれて、ラベルを見ると「ラベンダー」の写真が目に入りました。日本では数少ない「ラベンダー」の蜂蜜です。しかもポルトガル産です。

 ヨーロッパでは「ラベンダー」の蜂蜜をよく見かけます。主人の仕事で出かけたポルトガルでは野性の「ラベンダー」から取る蜂蜜が売られており、行く度に自分への土産に求めました。主人も出張の時、トランクに入れて帰って来てくれました。優しくクセのない「ラベンダー」の蜂蜜です。ほのかに香ります。優しい味ですが日本の蜂蜜より輪郭が見える味です。

 「懐かしい!」と壺を手に取りました。500グラム入っています。いいお値段です。「私へのクリスマスプレゼント」と思い買い求めました。普段なら棚に戻したかもしれません。家に持ち帰りラベルを見ていると会社名の書体に見覚えがあることに気づきました。 これがポルトガルでいつも買い求めた「ラベンダー」の蜂蜜の瓶です。ラベルのデザインがいい瓶はラベルをつけたまま使います。ずっと買って来たポルトガルの「ラベンダー」の蜂蜜と同じものでした。長く生きて来るとこういう巡り合わせに恵まれます。

 懐かしい香り、懐かしい味。まだ使いかけの蜂蜜があります。使い終わったら、この小瓶移し替えながらポルトガルの「ラベンダー」の蜂蜜を楽しみます。贅沢な自分へのクリスマスプレゼントです。

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緑のブッシュドノエル

2024年12月25日 | クリスマス

晴、2度、42%

 自分のためにクリスマスケーキを作ります。「パネトーネ」も「クリスシュトレイン」も納戸に作り置いていますが、「ブッシュドノエル」やおめかししたケーキが欲しくなります。

 「ピスタチオ」のブッシュドノエルを作り始めました。バタークリームではなくホイップクリーム仕立てです。ところが緑色がうまく出て来ません。沈んだ緑色です。着色料は使いたくないので「うん〜ん」と悩んで抹茶を少し足しました。味がどうなるか心配です。少しづつ加えると綺麗な欲しかった緑が出て来ました。クリームのお味はピスタチオの味に抹茶がじんわりと顔を出しますが、バークリームでないのでくどさがありません。よしよし。

 猛暑の影響で福岡のイチゴは不作、値段が高騰しています。クリスマスですので奮発してイチゴを買いました。やっぱりイチゴが好きです。ケーキの中心にイチゴを置いて巻いた「緑色のブッシュドノエル」です。木の幹のように表面はすべやかでなくてもいいのが「ブッシュドノエル」のいいところです。手持ちのクリスマス飾りをのせました。真ん中の赤い木こりは46年前、息子の初めてのクリスマスのケーキについていた飾りです。主人が六本木の「ルコント」で買って来てくれた大きなショートケーキでした。古いクリスマスの写真のケーキには度々登場するこの赤い木こりです。左右の飾りもクリスマス用です。ツリーを持ったリスたち、クリスマスだけにしか使いません。アンティークのこの飾りは香港の路上マーケットで見つけました。どこで作られた物か?雪だるまもリスも中国の顔つきではありません。

 今日はココと二人でケーキを囲みます。ほとんど私のお腹に入ります。イチゴを巻いた断面は明日のインスタグラフにでも載せるつもりです。

 Merry Christmas ! 

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イルミネーション

2024年12月07日 | クリスマス

曇、10度、59%

 庭には照明が夜になると灯ります。クリスマスにに向けて昨年から「雪だるま」のイルミネーションを足しました。「雪だるま」のイルミネーションはモモと歩いた香港のミッドレベルの思い出です。このイルミネーションを私が見たいばかりに遠回りした冬の散歩でした。庭のイルミネーションを見るのは私だけ、年末孫が来る頃まで灯しておくつもりですが、昨年はちっとも興味を示しませんでした。ばばはがっかり。「雪だるま」の顔を見ているとつい私も微笑みます。

 寒くなると広い座敷は素通りします。座敷に飾っているクリスマスツリーはアイアンのキャンドルスタンドです。飾り物は白木の小さなオーナメントだけ、派手さがないのですが小さな「サンタクロース」のイルミネーションをつけました。 夕方散歩から戻るとスイッチを入れます。普段ならもう座敷には入らないのですが、このイルミネーションを見たいばっかりに幾度か座敷のドアを開けます。 

 福岡の中心地のライトアップや照明が毎日ニュースで伝えられます。その度、香港の眩いイルミネーションを思い出します。今年はどうなんだろう?香港の主人がきっと写真を送ってくれるでしょう。

 幾つになっても「クリスマス」が好きです。

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師走 ついたち

2024年12月01日 | クリスマス

曇、8度、71%

 今年もあと一月、時間が速く過ぎます。12月らしい寒い朝を迎えました。

 帰国以来、クリスマスはほぼ一人で迎えました。おそらく今年も一人です。それでも家の中はクリスマス模様に飾ります。クリスマスの準備は心が温まる時間です。  アイアンのキャンドルツリーに飾るのはもう40数年、この白木の飾りです。その昔、アメリカからやって来ました。白木が薄茶色に変色しています。飾り棚には、 ディアドロの小さなツリー、 ツリーを刺した私の刺繍額です。こちらも麻布が黄変しています。どれもこれも私とずっと一緒に歩んできたクリスマスの飾りです。床の間も26日まではクリスマスの飾りです。 大きな床間に不釣り合いな馬小屋の「マリアとキリスト」の刺繍額、 庭に7年間生きていた小さな「柊」を金色の缶に植え替えて、赤い実をつけて飾りました。 床の間はどう飾っても静かな空間になります。

 床の間前のコーヒーテーブルに置いた本は、「クラブツリーエヴリン」のクックブック。 古い古い本です。幾度も読み返しています。イギリスの料理は美味しくないと言われますが、この本からのレシピで今も作る料理があります。

 もちろんテーブルクロスは赤い色。暖かさを呼びます。 冬はますます陽が少なくなるこの家です。着るものに赤い色を身につけないので、目に入る赤は貴重です。

  モモのカレンダーはお風呂上がりのモモ、6歳の時です。私のバスローブにしっかり包まれています。香港も冬は少し寒くなります。懐かしい一枚です。

 私と一緒に歩んで来てくれたものに囲まれて心温まる「師走」の始まりです。

 

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パネトーネ クリスシュトレイン

2024年11月26日 | クリスマス

雨、14℃、68%

 もう何十年も「アドベントカレンダー」が始まる頃からクリスマスの準備を始めます。クリスマスのひと月前です。日持ちの良いフルーツケーキを焼いたりクッキーを焼いたり、「クリスシュトレイン」も「パネトーネ」も焼いて寝かせます。

 「パネトーネ」や「クリスシュトレイン」は本来アドベントが始まる頃から少しづつ食べるイースト菓子です。フルーツをラム酒やブランデーで漬けたもの、ナッツを加えて作るケーキはその年の実りへの感謝だと聞きます。砂糖もバターも多く入る生地作りは、時間がかかります。今年もレシピを改良しました。 

 「パネトーネ」は香港ではイタリアから輸入される大きなものが手に入りました。本場の「パネトーネ」の美味しさを知ったの香港でした。「クリスシュトレイン」は日本でも菓子屋の店頭に並びます。おくるみに包まれた「キリスト」を模ったドイツ菓子です。作らなくなったのが「クリスマスプディング」です。イギリスのクリスマスには欠かせない「クリスマスプディング」も香港時代直輸入のものを食べました。甘いんです。すこぶる甘いんです。ブランデーをかけてポッと火をつけ切り分けます。昔は牛脂を入れて作るレシピでした。重い重い「クリスマスプディング」はイギリスでも健康志向から軽いものに変わって来ているそうです。

 一日で「パネトーネ」「クリスシュトレイン」を焼き上げました。「クリスシュトレイン」に入る様々なスパイスが家中に漂います。 「パネトーネ」は3つ焼きましたが、これを一つにして大きなものを焼きたいといつも思います。家庭では無理かしら?

 一日台所に立ってクリスマスの準備をする間、お正月準備も考えます。年末の掃除の手順も考えます。何十年として来ていることですが、最近止めようかと思うことがあります。「おせち」は注文して買えばいいなと思うのですが。そういえばスーパーやデパートの地下にはすでにおせちが並んでいます。それを見るとゲンナリしてやはり自分の手で調えようと思います。

 今年もあと少し、家族の健康、大きな災害がないことを願って、ゆっくりと年末支度に励みます。

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クリスマスのキャロットケーキ

2023年12月25日 | クリスマス

曇、6度、69%

 寒くなると人参も美味しくなりました。クリスマスの「シュトレイン」も「パネトーネ」も作ってありますが、家族が家に戻ってくるのはまだ先です。自分のために「キャロットケーキ」を焼きました。

 以前はこのお菓子はこの型で焼くと決めていたように思います。最近はその時の気分にあった型で焼きます。小さなプリン型で焼いた「キャロットケーキ」はマフィンのようです。 ピスタッチオのプードルをたくさん入れました。人参だけの時より色は良くありませんがしっとり感が増します。 にんじんは粗めにおろして使います。人参が口に当たる感覚が好きです。「シナモン」を入れるのは定番ですが「グローブ」をほんの少し足します。香りにも味にもメリハリが生まれます。「バナナケーキ」や「キャロットケーキ」はアメリカのカントリーぽいケーキです。

 昨晩はクリスマスイブ、アドベントカレンダーの最後の紅茶は「ピーチ」でした。ピーチの香りと「キャロットケーキ」でおやつです。まだ気温が低い日が続いています。 「グローブ」や「シナモン」は体を温めてくれます。ゆっくりと時間が流れる一人のクリスマスです。

 Merry Christmas

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日替わりの紅茶

2023年12月16日 | クリスマス

雨、14度、80%

 街でクリスマスソングが聞こえても何かピンと来ないほど暖かな日が続いています。暖かいことは嬉しいと身体が正直に言っています。日を数えてめくるクリスマスの「アドベントカレンダー」、今年は毎日違う紅茶のカレンダーです。いつもはあと何日と思いながらめくりますが、出事が多い割に気持ちはのんびりしています。クリスマス気分にならないようです。

 昨日の紅茶は「ハニーバニラ」。紅茶の説明の下にその日するべきクリスマスの準備まで書き添えられています。「クリスマスケーキ作りにチャレンジ」と15日のところには書かれています。「少し早くない?」などと思いながらカップを選びます。紅茶の香りや色を考えながらどれがいいかな?昨日初めて残り何日?と数えました。もう10日を切っています。クリスマスが終わればお正月準備、年末のお掃除とすることははっきり頭にあるのですが、気持ちはのんびりしています。年齢のせいかな?手抜きをしているわけではないけど、なぜか時間がゆるく流れているように思います。

 好きなカップに毎日違う紅茶を注いで、暖かなのでデッキでボーッと落ち葉が落ちる様を眺めます。12月をこんな気持ちで過ごしたことがなかったなぁ。暖かいからか?歳をとったからなのか?日替わりの紅茶をゆっくりいただきながら、いつにない時間を過ごしています。「今日はどんなフレーバーだろう?」

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柊の芽が庭に

2023年12月08日 | クリスマス

晴、6度、61% 

 「柊」の葉っぱ2枚、庭の鬼瓦のそばに見つけたのは夏の盛りでした。3センチほどのの高さの芽です。ギザギザの形ですぐに「柊」と分かります。どこからか飛んできた「柊」ではありません。

 帰国した年のクリスマス、寄せ植えを作りました。あの頃は庭の空間を埋めるために一年草で寄せ植えを作っていました。園芸店で見つけた赤い実をつた「柊」はその寄せ植えの主役でした。春になって他の花は枯れました。根のついていた小さな「柊」を鬼瓦のそばに植えました。すぐに「柊」のことは忘れてしまいました。鬼瓦のそばに姿も形もなくなっています。消えてしまったと思っていました。ところが今年の暑い盛りに芽を出したのです。水を遣るわけではありませんが小さな「柊」を見守りました。寒くなり始めると葉の数が増えました。今は全部で5枚です

 寄せ植えからすでに6年、寄せ植えに使った時より小さいと思います。赤い実をつけていたので「西洋柊」です。大きな木になるとは思いませんが、庭に「柊」があると思うとクリスマスの気分が上がります。 ココの横に小さく映り込んでいます。この6年近く庭の土の中に根だけを残して隠れていた「柊」です。逞しいなぁ!

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パネトーネ、クリスシュトレイン

2023年12月06日 | クリスマス

晴、9度、82%

 例年よりひと月近くも遅くなりました。やっと、「パネトーネ」「クリスシュトレイン」を焼きました。今までのレシピを大幅に変更しました。「クリスシュトレイン」はドイツではそのバターの含有量が60%を越えるものにのみその名前が許されるのだそうです。バターが多くなれば当然生地は扱いにくくなりますし発酵にも時間がかかります。クリスマスのひと月前から少しづつ食べる「クリスシュトレイん」ですが、寝かせた方が美味しくなるこの手のケーキ、食べ始めるのは年明けになりそうです。

 「パネトーネ」の広告が目につくようになりました。1キロを越えるイタリアからの輸入品は1万円近い値段です。今年も酵母は「パネトーネマザー」を使いました。発酵させるとこの「パネトーネマザー」が香ります。「パネトーネ」の優しい甘い香りはこの酵母の匂いです。フルーツを混ぜ込む段になって、「アーモンドスライス」がないことに気付きました。スーパーまで歩いて5分ですが、手持ちの「マジパン」を混ぜました。「パネトーネ」は他のナッツで代用すると香りが変わります。あくまでも優しい甘さが持ち味です。 

 バターたっぷりの「シュトレイン」は成形が難しい、おくるみに包まれたキリストを模ったように優しく折りたたみます。 どちらの生地も冷蔵庫で一晩寝かせました。緩やかな発酵は香りを育みさまざまなフルーツの甘みを引き出します。「パネトーネマザー」は発酵力が緩やかなので、型に入れて半日かけて最終発酵でした。台所に籠って一気に焼き上げました。

  ラッピングして納戸の奥に置きます。旨味や香りが熟成、凝縮します。こうして家族の帰りを待ちます。

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クリスマスのイルミネーション

2023年12月04日 | クリスマス

晴、6度、75%

 ずっと探していた欲しい物に偶然出会すことがあります。今は店先で見つけるより広範囲で物を探すことがネットで可能になりました。ずっと思い出の中にあった物は「クリスマスのイルミネーション」です。7年目にしてそのイルミネーションが、今、庭に灯っています。 寒くなって来ましたが、日が沈むと庭に出てスイッチを入れます。寝る前は庭に出てスイッチを切ります。

 家のそれぞれの部屋に回って、その灯りを楽しみます。 二階のデッキから眺めた明かりです。 座敷の縁側からも見えています。

  この写真は2016年12月1日と日付が入っています。私はまだ香港にいました。最後の香港でのクリスマスです。家の窓からはビクトリア湾越しに香港のビルのイルミネーションが見えていました。そして毎夕方、私はモモと一緒にこの「雪だるまのイルミネーション」を見るために遠回りして散歩しました。香港島の中腹にある坂道沿いのマンションの門柱に飾られていました。これを見たいばっかりに散歩に出るのも遅くしました。モモは門柱におしっこでした。

 裏庭のパーティションの上のバラに絡めて灯しています。3メートルに20個ライトが付いている品を二つ求めました。 義母の葬儀のために帰宅した主人も孫たちもこのイルミネーションを喜びました。一人家に残った私の沈みがちな気持ちにも明かりを灯してくれます。スイッチボックスに漏水するのが嫌ので雨が降りそうな時は家に入れます。遠くから眺めても可愛いのですが、ひとつ一つの表情にも顔が綻びます。明かりを灯して、モモを思います。香港を思います。そして義母を思います。

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