チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

レモン

2025年01月25日 | 庭からの贈り物

晴、8度、81%

 庭のレモンの木は8年前、帰国してすぐに友人から贈られた木です。挿し木で育てられた木は翌年には実をつけました。ずんずん背丈も高くなり、毎年毎年たくさんの実をならせました。ところが昨年はたったの4つでした。枝の刈り込みが悪かったのか?「なり年」ではなかったのか?ところが4つは栄養をいっぱい吸って大きく育ちました。

 「レモン」の木が庭に欲しいとずっと思っていました。「レモン」の白い花が好きです。その甘い香りは4月も終わりになると庭中に満ちています。青い「レモン」が黄色く色付く変化も楽しみです。葉っぱは料理に使います。皮はお菓子に使います。ところがこの私、酸っぱい果汁が苦手です。

 昨日主人が香港より帰宅しました。例年は日本のお正月に帰ってきますが、今年は中国の旧正月に合わせての帰宅です。「レモン」のジュースを飲む主人です。大きく育った「レモン」を取り込みました。 持ち重みのある「レモン」です。雪を被ってもツヤツヤの皮です。

 今年の実の付き具合が心配です。猛暑、長引く暑さ、植物の世界にも大きく影響しています。庭からの贈り物、今年一番は「レモン」です。

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イチジクのお酒

2024年08月26日 | 庭からの贈り物

晴、27度、87%

 今年も「イチジク」が豊作です。赤く熟れた「イチジク」を日に20個獲ることもあります。 「イチジク」が好きな私にとって嬉しい限りです。ところがこの夏の福岡の天候は高温、雨がほとんど降りません。やっと昨日まとまった雨が降りました。雨無しで毎日照りつける太陽、「イチジク」の熟れ方に変化がありました。色が濃い赤に変わり身の底の穴が開き始めたら収穫です。ところが今年は穴が開く前に触ると柔らかくなっています。中には自分で落ちる「イチジク」もあります。穴の開き具合でなく実の柔らかさで獲ると中はまだ熟れていません。「イチジク」は後熟れしない果物です。そんな味のまばらな「イチジク」が日にたくさんあります。 

 その上、私の食べる速度より収穫量がはるかに多い、嬉しいような悩みです。 ジャムも作りました。「ドライイチジク」にはうってつけの天候ですが、家で作る「ドライイチジク」は常温での保存が難しいと経験上感じています。

 「イチジク」のお酒を作ってみようと思いました。頭の中でその味を想像しますが、今ひとつしっくり来ません。パックに入って売られている「イチジク」は匂いませんが、実は葉も実も木から獲った時は芳香があります。イチジクの木の周りにはその香りが空気に漂うほどです。その香りがうまく「イチジクのお酒」に残ってくれるかな?枝からもいだ「イチジク」は白い液を出します。ベッタリとしていて被れる人もあるそうです。この白い液が香りの元だと思います。そこで捥いですぐに洗った「イチジク」を「ホワイトリカー」に漬けてみました。まだ2日目、「ホワイトリカー」がこの白い液のせいでやや濁っています。甘みの強い「イチジク」ですので蜂蜜で漬けました。おそらく皮の赤みが「ホワイトリカー」を染めると思います。3ヶ月ほど寝かしてみるつもりです。「イチジクのお酒」どんなお味になるのやら。

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ブルーベリーアイスクリーム

2024年07月29日 | 庭からの贈り物

晴、28度、84%

 庭のブルーベリーが今年はたくさん実をつけました。甘いものもあれば酸っぱいものもあります。早起きなスズメたちが私より先に食べます。ポロリと取れる実を少しづつ貯めました。香港から帰宅する主人に食べさせようと取り溜めました。 でも案の定、一粒も手をつけません。家族の者は何故か、庭になる実を食べません。いちじくもブルーベリーもビワも食べるのは私一人です。

 そこでブルーベリーをアイスクリームにしてみました。庭からの贈り物を家族にも届けたい思いです。少し硬めのアイスクリームになりました。スクープでガシガシと盛り付けました。ブルーベリーは潰しただけです。紫のグラスに盛りました。このグラスの名前は「ブルーベリー」です。蝉の鳴く中、主人と二人で庭のブルーベリーの恵みを食べました。

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ジャガイモの収穫

2024年07月24日 | 庭からの贈り物

晴、30度、85%

 春先に植えたジャガイモ、葉が枯れ始めました。収穫時です。ジャガイモは主人のために植えたので、主人の帰宅を待って掘り上げました。プランターに種芋「キタノアカリ」を2個植えました。ギュウギュウです。ジャガイモ作りは4回目、思うように順調に成長しない年もありました。今年の梅雨前に葉が変色し心配しましたが、土を触るとジャガイモの硬さが手に当たります。よしよし。

 暑いので主人を急かして掘り上げました。 土から覗くジャガイモを見るとワクワクし始めます。 今年の収穫はこれだけ。手間暇考えると買った方がいいのかもしれません。ただただ、自分が育てたという満足感だけです。

 小振なものだけを皮付きのまま「肉じゃが」にしました。 夫婦二人なのでこの量です。大きいジャガイモはサラダにでもしましょうか。「新ジャガだから、皮付きよ。」と私が言うと主人がキョトンとしています。掘り上げたばかりですから「新ジャガ」。庭からの贈り物、私が育てたジャガイモです。

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ビワを取る、イチジクの木にネットをかける。

2024年05月26日 | 庭からの贈り物

晴、19度、77%

 庭の「ビワ」の木は私が生まれる以前からこの庭にあったと思います。古い木ですがたくさん実をつけます。ただ背が高いので、上の方の実は全てカラスとスズメへのお振舞いです。私の届く高さに実がつかないので、この数年「ビワ」は食べていませんでした。一昨日、届きそうな枝に実がついて重くなって垂れているの気づきました。そこで、2メートルに伸びる鋏を出して来てプツリプツリと切りました。 完熟ではありませんが甘酸っぱい「ビワ」の香りが口いっぱいに広がります。この木があるおかげで「ビワ」を買ったことがありません。長く住んだ香港には「ビワ」は売られていませんでした。「ビワ」から作った喉薬は有名なのになぜでしょう?

 庭の「イチジク」の木は7年前帰国した年に友人が挿し木した苗木を送ってくれ植えました。夏の私の大事な「おやつ」です。「イチジク」は冬から木の中に温めて実がつく初夏の「イチジク」と夏から秋にかけてつく今年の「イチジク」があります。今時期なるのは数は少ないのですが、大きい早稲「イチジク」です。今年は5つ。一昨日、一つカラスに取られました。まだ青かったので美味しくなかったのでしょう、屋根に食べ散らかしていました。「イチジク」も私の手の届かないところはカラスにあげることにしています。

 早速、ネットをかけました。 4月まで葉が一つもない裸木でした。たった一月でこの状態です。生命力が強い木です。梯子をかけても一番上まではネットがかかりません。 実がたくさんつき始めたら裾にもう一枚、ネットを回します。カラスは上からだけでなく、地上からネットの中に入り実を取ると「イチジク」農家の人が話していました。カラスらしい!ネットをかけていると、ここにも私の友だちが日を避けて休んでいます。 残った早稲の「イチジク」は4つ、夏に取れる「イチジク」は米粒大の大きさで無数についています。

 庭からもらう贈り物、お腹に入るものは格別嬉しい。葉陰についた大きな早稲の「イチジク」、どうか食べれますように。

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クリスマスローズのこぼれ種っ子

2024年05月06日 | 庭からの贈り物

雨、19度、82%

 クリスマスローズを10株ほど植えている庭の一角があります。花の盛りは過ぎました。夏の暑さ予防に今年は早くに花を切りました。その片隅に3月初め小さな芽が出ているのを見つけました。小さな緑です。「なんの芽だろう?」抜かずに見ているとズンズン背を伸ばしました。葉の形から「クリスマスローズ」とわかります。 並んで植っている「クリスマスローズ」どれかの子供です。6年育てて初めて「こぼれ種っ子」ができました。

 昨年秋には一番古い株を3つに分けました。この春は特に目立った新種も出なかったので、新しい株は買いませんでした。いよいよ、我が家で自家増殖できる株が育って来ています。小さな株を買っても1、2年花がつかない「クリスマスローズ」です。店で花付きを売っているのはすでに何年も手が掛けられた株です。育ててみてわかった「クリスマスローズ」の値段の高さでした。

 種を蒔けば数ヶ月後に花をつける植物もたくさんですが、発芽から開花まで数年を要する植物もまたたくさんあります。先月は初めて「クリスマスローズ」の種取りに成功しました。 夏の暑さが収まる10月ごろ種蒔きの予定です。「こぼれ種っ子」も嬉しいけれど種から育てる楽しみは格別です。

 今日は一日雨予報、しっかり脇芽も出始めた「こぼれ種っ子」を鉢に植え替えました。 帰宅中、庭の草むしりをしていた主人もこの小さな芽は大事にとって置いてくれました。

 「こぼれ種っ子」が花をつけるのは数年先、種蒔きするものはまだその先の話です。気長に小さな緑を見守る、これも庭の楽しみです。

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ニラの収穫

2024年05月05日 | 庭からの贈り物

曇、21度、71%

 裏庭の片隅、一番日が当たるところに2つプランターが並んでいます。その一つに「ニラ」がゆさゆさと育ちました。「ニラ」を育てようと思いついたのは2月の初め、寒い最中でした。すぐに種を買いにましたが、種から育てていると収穫はこの秋になりとわかり、苗を探しました。2月に「ニラ」の苗探しです。春に園芸店でも見たことのない「ニラ」の苗です。見つけました。あるんですよ!

 寒さの中プランターに土を入れ、根っこだけの苗を一株づつ植えました。今年は雨が多いので水遣りもしないでいたのに、3月に入ると小さな緑の芽が出ました。そしてこのところの気温上昇に一気にゆさゆさ。 もうこれ以上おいたら美味しくなくなります。さあ刈りますよ!

 スーパーや八百屋で売られている「ニラ」より若いうちに刈ります。緑濃く、硬い普通の「ニラ」ではありません。子供の「ニラ」です。匂いは強くありません。包丁で刻むときもザクザクとは音がしないほど柔らかです。この子供の「ニラ」が大好きです。卵とじ、お吸い物、煮浸し。ニラレバや餃子なら育った「ニラ」でも気になりません。卵とじにはこの子供の「ニラ」じゃなきゃ美味しくない。

 「生産家直売」などと書かれた野菜売り場には時折この子供の「ニラ」が売られています。香港でも市場の「ニラ」は育った大きな「ニラ」でした。ところが田舎町に行くと路上に野菜を広げて売っているおばさんたちに出会います。「バナナの花」「自然薯」に混じって子供の「ニラ」を見つけます。あるだけ買って家に帰りました。臭いが少ないといっても「ニラ」ですからかすかに匂います。

 今回「ニラ」を育てようと思って初めて知ったことがあります。「ニラ」は多年草だそうです。つまり刈り取ってもまた収穫でき3年4年、取り続けれるそうです。この夏の盛りには次の「ニラ」の収穫です。 

 私がカゴと鋏片手にうきうきと庭に出ると、ココもついて来ました。「ココはニラは食べれないね。」大きな大きな「ニラの卵とじ」を作ります。庭仕事の楽しみはお腹の楽しみでもあります。

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苔ドーム

2024年04月25日 | 庭からの贈り物

晴、13度、88%

 窓からの景色が高層ビルばかりの香港では部屋に室内植物を置いていました。一転して帰国したこの家は土に降りるのも一跨ぎ、窓からの緑が豊かです。冬越しをさせる植物を寒い間家に入れる以外は緑のものは「苔ドーム」だけです。

 香港でも「苔ドーム」を養っていましたが、苔の種類が違います。今の「ヤマゴケ」は5年を越しました。冬はやや緑が褪めますが、春の訪れと共に息吹きます。苔だけでも美しい緑を湛えていますが、不思議なことに私が手を加えていないのに「南天」や雑草が生えています。苔が持ち運んできたものか?苔の下に置いた土に混ざっていたものか?芽が出始めると、正体がわかるまで様子を見て来ました。「南天」はドームの天井に届いて突ペンが湾曲しています。春の新芽が吹く前に古い葉を落としました。この「南天」はおそらく庭の「南天」です。

雑草は冬には姿を消します。この数週間でこんな姿になりました。水遣りは数ヶ月に一度です。ドームを被せているので、自分たちの出す水分をうまく循環させています。日の当たる縁側に置いている「苔ドーム」は気温が上がるとドームのガラスの内側に水滴が光ります。朝日を浴びたドームは水滴と共に美しい緑に輝きます。

 香港の時は「スギ苔」でした。小さな雑草が一緒にこんもりと垂直に背を伸ばしていました。日本の「苔庭」のイメージがある今の「苔ドーム」とは趣が違いました。明るい南方の「苔ドーム」でした。

 苔を敷いただけで何一つ手をかけていないのに「苔ドーム」は一人で成長しました。一人で「苔の世界」を作ってくれました。小さな「苔ドーム」の宇宙です。

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バラの自生

2024年04月16日 | 庭からの贈り物

晴、16度、94%

 春になると地面に芽生えがたくさん見られます。雑草も種蒔きした植物も同じように緑の頭を地面から出します。種を蒔いたものでなければその芽生えを見ても「なんだろう?」と何の芽生えかわかるまでしばらく様子を見ます。

 「こぼれ種」で繁殖する植物も多くあります。3種類あるうちの一つのラベンダーはたくさんの「こぼれ種」から次世代を産みました。 「もみじ」は二本ありますがそのうちに一本は「こぼれ種」で次々に芽生えます。 ラベンダーともみじが同じところから芽を出しています。人間の力を借りずに子孫を残そうと懸命です。

 なんの芽か分からずにしばらく考えるものがありました。時には鳥が種を運んでくることもあり、庭にないものも芽生えます。判断しかねて1年経ったこの緑、 このちょうど上に這っている「つるバラ」だと判りました。親と同じ形の葉にランナーまで伸ばしています。石垣の上にも同じ芽を見つけました。「つるバラ」の自生株は2つになりました。

 この春芽生えた植物、 この大きさになって「野バラ」の芽生えだと判断しました。白い花を咲かせ赤い実をつける種類です。同じバラですが「つるバラ」と葉の色艶が違います。

 手を加えずに放任していても芽を出すもの「枇杷」「梅」「花蘇芳」「榊」「ローズマリー」。私の目も慣れて来て即座に判断できます。大抵は親木の足元に芽生えます。まるで雛が親鳥の羽の下にいるようだと微笑ましい。

 種を自分で飛ばして次の世代を作る植物、ハイブリットと違い自然の強い力を見る思いです。春は植物から力をもらいます。

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冬咲きニオイカズラの赤い実

2024年04月04日 | 庭からの贈り物

雨、14度、95%

 「ハニーサックル」と呼ばれるスイカズラの仲間は初夏に香りの良い花を咲かせます。花火のように大きく開く花はどの色も目を惹き、匂いに釣られて寄って行ってしまいます。今月のテーブルクロスがその「ハニーサックル」の柄です。

 庭には数本カズラを植えました。香りの良さでミツバチが集まると聞いたからです。つた状でない「冬咲きニオイカズラ」は真冬、2月に花を咲かせます。「ハニーサックル」よりうんと小さな花です。 家から一番遠いところに植えているので、寒さを理由に繁くは足を運びません。金銀と呼ばれる花色は冬空の下、枝にみっしりと花をつけます。近寄れば、あまい香りです。 寒い最中ですが昼間はハチが寄って来ています。このハチたちはどこで生き永らえているのかといつも不思議に思います。花が一番見頃な頃は、残念なことに薄茶色の枯葉が枝に残っています。花が終われば新芽が吹き始めます。花の季節が終わった「冬咲きニオイカズラ」に今年初めて赤い実を見つけました。 まんまるな薄皮の実です。鳥たちが見向きもしません。一つ齧ってみました。酸っぱい水っぽい実です。

 真冬でもハチは飛んできます。いい香りで花はハチを呼びます。今年はハチのおかげで「冬咲きニオイカズラ」が可愛い実をつけました。

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