雨、21度、89%
食器棚に入りきれない大きなシルバーのもの、 ワインクーラーや大きなトレイは、空気の流れで酸化し易く、すぐ黄変、黒変してしまいます。毎月月末は、磨いてやります。
面倒なのよね、とよく仰るのを聞きますが、私は、シルバ−を磨くのが大好きです。確かに、溶剤で手はカサカサしますし、時には爪も黒くなってしまいます。それでも、磨き終わるとピカーンと輝くのが好きです。
毎月ではありませんがカトラリーも全部出して来て、 磨きます。シルバ−のカトラリーは、毎日使っていれば、磨かなくてもいいなどと、本で読んだことがありました。でも、フォークの先は、熱いお肉に突き刺さったり、熱々のパスタをクルクルなんてするうちに黒くなります。
大きな変色は、液体の溶剤で磨き落とします。先日、シルバ−の専門店でいただいた この溶剤は、匂いもキツくなく手もあまりかさかさになりません。少しの黄ばみなら、シルバ−クロスを使います。出来るだけ口に入れるものは溶剤を使わないように。
ただ座って磨いてるのですが、なぜかいつも頭の中が空っぽになっています。どれもこれもがピカピカになって、私の顔が映っています。それだけで満足。
手をかけてやるほど、艶を帯びてくる漆器や、我がままを言いたげに、黒ずんで磨いてと言うシルバ−たち。手に取ってやると喜んでいるようです。