日か射さない。発芽したち新芽の成長が気にかかる。月末なので朝から中掃除。
日ごろ手ををかけていない額のガラスや掛け時計の上も今日はひと手間。
15年ほど前に求めた、アレッシーの置き時計。ここ香港でも日本でももう店頭で見られなくなった。土台の板の部分が少しめくれはじめ、振り子が揺れない。
でも、きっかり二分遅れで動いてくれている。
時間を合わせるときは、針を指で動かしてやる。以前、長針がダランとなったときあわてて
力をこめて治そうとしたせいか、ほんの少し曲がってしまった。
この掛け時計は、色違いも含めていまだに店頭に出ている。掛け時計にしては奥行きが9センチ近くもある。青と赤の鳥が立体なので、二つが重なるときの空間が必要からだ。
毎日何気なく見ているもの、でもこのすっきりしたデザインの中に何かちょっとしたユーモアが
暮らしのアクセントになる。
今日で、あわただしかった5月もおしまい。
明日から、新しい月の時を刻んでもらおう。