チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

カイ ボイスンのくま

2011年07月31日 | 身の回りのもの

晴れ、27度、88%

 カトラリーで有名な、デンマークのデザイナー、カイ ボイスン。とてもすっきりしたデザインで、デンマークの王室御用達だそうです。実は、私まだ、写真でしか見たことがありません。香港、やっと、イッタラの食器が売られるようになったばかりです。

 二日前、雑誌のコラムを読んでいると、「カイ ボイスンのさる」という記事が目につきました。カイ ボイスンがデザインした、木でできたさるの事です。えっ?カイ ボイスンって、スプーンやフォークのデザイナーだとばかり思っていた私は、驚きです。木できた熊を持っているからです。

 早速調べてみると、足の裏に、カイ ボイスンの名前があります。今、日本の雑貨屋さんの北欧コーナーに置かれている、くま、さる、かばのサイズより私のは、4倍ほど大きいものです。私が、中学のときにいただいたものですから、もう40歳を十分に過ぎています。同じ方から高校のとき、小さいサイズの熊をいただきました。大学で上京する私の荷物にこの2つの熊も入っていました。結婚して、香港にも2つの熊は一緒にやってきました。ところが小さい方の熊が、腕の付け根が取れてしまい、バラバラになりました。昨日探したのですが、見つかりません。捨てちゃったのかもしれません。

 40年も経つと、飴色というか、かなり黒っぽくなっています。大小2つ並べているときは、可愛かったのですが、大きい方一つになって、どちらかというと大きなかごに入れっぱなしでした。2種類の木でできています。この大きい方は、うっかり落としでもして、足に当たると、かなり痛いのです。しっかりした木でできています。木でできたものは、私たちと一緒に年をとってくれます。久しぶりにかごから出して、手の届くところに置いてあげましょう。


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かたつむり 香港

2011年07月30日 | 香港

曇り、27度、90%

 夏になって、雨の後、待ちに待ったかたつむり達が出てきます。待ちに待ったのは、私です。香港のかたつむりは、日本のとは少し様子が違います。縦長の巻殻を持っています。大きさも、日本のかたつむりの倍。殻だけ見たので一番大きかったのは、優に20センチを超えた殻もありました。

 我が家が、20年以上前に香港に来て、初めて飼った生き物は、かたつむりでした。雨上がりには、ビルの植え込みにも姿を現しました。ちょっと、山に入ろうものなら、それこそ、至る所にいたかたつむりです。それが、雨上がりでも探さなくてはならないほどに、減ってきています。

  私が、かたつむりを好きなのには理由があります。一冊の本です。前ベルギー王の王妃、ファビオラ王妃が、結婚前に書かれた童話の中の一つに、「にひきのかたつむり」というお話があります。12の話が、2冊の本になっていました。今は廃版で、教会の売店で聖書などと並んで売られていました。残念な事に、何度も読んだこの話の内容を覚えていません。兄弟のかたつむりの話だった事をうっすらと。きっと、実家の山のような本を探せば出てくるはずです。

 何かの土について入ってきたのか、時折日本のかたつむりの殻を持ったのを見かけるようになりました。

 雨上がりの朝、いつものように香港島のボーエンドーに走りに行くときは、ちょっと心持ちが違います。道の側溝や垣根を這っていてくれればいいものを、この大きなかたつむり達は、性格ものんびりしているようです。道をゆっくりと横断しています。そこで、内心、「かたつむり擁護協会」と自負している私は、かたつむり達を草むらに戻してやります。お仕事をしているつもりです。

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ブラウンの目覚まし時計

2011年07月29日 | きれいな形

雨、29度、83%、シグナル3

 3代目のブラウンの目覚まし時計です。3つとも同じ形です。ひげ剃りで有名なブラウン、ドイツの会社です。この目覚ましは、ディーター ラムスという人がデザインした物です。彼のデザインした物は、MoMAの愛称で呼ばれる、ニューヨークの近代美術館に展示されています。確か、一時この時計も展示されていたように思います。

 目覚ましをあまり使いません。隣で寝ている人を、あまりに早起きなため起こしたくなく、目覚ましが鳴る前に起きて消していました。10年ほど前でしょうか、隣で寝ている人のいびきがうるさくて、初代のブラウンの目覚まし時計と枕を持って、空いていた息子のベットに引っ越しをしました。そのうちに壊れて2代目を求めました。7年前パグ犬モモが我が家にやってきて、私と寝るようになりました。あるとき、何かの間違いで、目覚まし時計がなりました。パグ犬モモ、まるでバネのように飛び起きました。それ以来、絶対目覚ましはかけません。パグ犬モモの心臓が心配です。

 2代目が壊れて、また同じ物を探しましたが、どこにも売っていません。ネットで調べてみると、製造中止になっています。そこで、セイコーのこの時計を求めました。

  スッキリとしていればいいのです。その上、針には家人の会社の、N夜光が塗られています。セイコーですから丈夫で長持ち。ところが、先日、香港セントラルの雑貨屋さんをのぞいていると、ブラウンの目覚まし時計が売られていました。お店の人に聞くと、どうもデッドストックのようです。迷わずの求めて、家に帰るなり枕元に置きました。ところがいけません、セイコーさんは、元気にちゃんと仕事をしてくれているのに、居場所がなくなりました。どこの部屋にも、空気のように馴染んだ時計が、決まった場所にあります。さて、このセイコーさんの居場所を見つけてあげなくては。

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デンマークのクロスステッチ 額装

2011年07月28日 | クロスステッチ

晴れ、28度、82%

 二ヶ月前にさし終えた3つのクロスステッチ。クリスマスローズ、菊、スノードロップ。額をどうしようかと迷いつつ、すっかり忘れていました。急いで、額やさんに。

  我が家から少しセントラルに向けて下がったところにある、この額を作ってくれるお店、もう20年近い付き合いです。香港に来るまでは、自分で額に入れていました。香港、額をあつらえて額入れをしてくれるお店が、街のあちらこちらにあります。ワンチャイなど一つの道沿いに5軒ほども。初めの頃は、友人が紹介してくれたワンチャイのお店で作ってもらっていました。ところが、大きな地図を額に入れてもらおうと尋ねたところ、無理との事。そこで、この近所の額やさんに行く事になりました。大きい物ばかりではなく、ここの枠木の多い事に感心したからです。さっぱりした白木の枠木は香港中あまり見かけません。それでもローズウッドから、金色のかなりこったデザインの物まで、枠木を選ぶのだけでも時間がかかります。

 このお店、入り口には70代のおじいさんが腰掛けて、いつも本を読んでいます。大きな作業台、作りかけの額、奥にはおばあさんが座っています。この店は、このご夫婦の娘さん二人が、額作り、息子さんが枠木の輸入をしている、ファミリービジネスです。娘さんと言っても、私と同じ年代。額を作りに行くと、額の事ばかりでなく、ついつい話し込んでしまいます。もちろん、私の好みも十分に知ってくれているので、安心です。

 あるとき、額を頼んでいないのに電話がかかりました。日本人のお客がきているけれど、どうして欲しいと言ってるのかわからないから、聞いてくれというのです。また、あるときは、とりに行く前の私の額を、通りがかりの人が見て刺繍の事を尋ねてるから、教えてあげてとか。

 今、香港は家賃がとても高くなっています。97年をとうとう抜いたようです。そんな中、額装の店が姿を消して行きます。いつのぞいても、誰かが作業台で仕事をしているこのお店、続いてくれると思います。昨日、この3つをとりに行くと、弟さんのお嫁さんも新しく額作りをはじめたと、紹介してくれました。ファミリービジネスって、根っこがしっかりあるから、いいなと思います。さて、この3つの額は、縦に並べて飾る事にしました。

   

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夏のブローチ マルニ

2011年07月27日 | 日々のこと

曇り、28度、87%

 夏物の服は生地が薄いので、ブローチをつける機会がぐっと減ります。香港のような蒸し暑いところで生活していると、夏場は余計な物を身にまとうのは、たくさんです。ところが、一旦ビルに入ると、温度の規定はあるもののそんなの無視の、まるで氷室です。外にいるときは、ノーカラー、ノースリーブ、ズボンすらはきません。建物に入ったときのために、一重の木綿にジャケットかカーディガンを持って行きます。

  夏用に作られた、マルニにずいぶん以前のブローチです。羽と革と編みぐるみの玉がまるで追い羽根のようです。最近のマルニのブローチは、きちんと作りになってきましたが、以前の物は、まるで素人の手作りのようでした。留めは、上下逆さま、物によっては手縫いで留めてありました。マルニはまだ新しいブランドです。10年ほどではないでしょうか。イタリアミラノが本店です。服は、その年その年の傾向で、自分に合わないときは買いません。ここ3年、マルニで買うのはブローチをたまに。今日は、久しぶりにこのブローチをつけて、秋冬物を見に行きましょう。

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海帯緑豆沙 緑豆汁粉昆布入り

2011年07月26日 | 香港

晴れ、28度、82%

 香港には、甘い物屋が、屋台や小さな構えの店で結構あります。メニューの数もたくさんです。日本でお汁粉といえば、小豆だけですが。香港は小豆のほかにも緑豆、もやしの豆の汁粉があります。緑豆、小豆よりふた周りほど小さめです。そして、暑気を払うと言われ、夏場に地元の人は好んで食べます。最近、コンビニで、一人分をパックに入れて売っています。どうした事か、家人が私に買ってきてくれました。

 きっと理由があると思うのですが、緑豆の汁粉には、決まって昆布がはいっています。普段の食生活に昆布を使う事の少ない香港です。このように、びっくりするような組み合わせに出会う事がしばしばです。

  緑豆、昆布、蓮の実がはいっています。蓮の実から作るあんこは、小豆のあんこより高価で、実に品がいい味がします。こうして、お汁粉にはいっている蓮の実は、ちょっと固めで栗のようなうっすらした甘みがあります。香港で食べるお汁粉、一番の違いは、食べてみるとわかるのですが、甘過ぎない事です。さっぱりしています。その理由は、砂糖が違います。氷砂糖を大きくした黄色い砂糖や、板状の黄色い砂糖を使います。そもそも、香港には上白糖はありません。毎日使うのもグラニュー糖です。その上、甘さの裏付けをするような、ひとつまみのお塩も入れません。砂糖の量も、豆と同量ではないと思いますが、さらっとしています。テーブルにお汁がこぼれても、べたべたしません。

 冷たいのも、暖かいのもあります。冷たいと解りづらいのですが、もう一つ、日本のお汁粉と違うところがあります、温かいお汁粉に、すっと香る柑橘類のにおい。陳皮というみかんの皮を干した物です。食べるときは取り除くので、口にはしません。その香りのいい事。レバーなどの臭み消しにも使います。みかんの皮と侮ってはいけません、古い物はびっくりするお値段です。

 飲茶の甘い物メニューにもあります。大勢での食事の後に、デザートとして出される事もあります。そんなとき、給仕の人が湯のみ茶碗ほどの器に、一人一人注いでくれます。隣の方には、蓮の実が一杯なのに、私には一つも入っていないなんて、意地汚い事を思うのもお汁粉好きのせいでしょう。

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チキンポトフ ドンペリを使って

2011年07月25日 | 料理

晴れ、28度、87%

 この暑い最中、ポトフを作るはめになりました。私が、1997年頃買って忘れていた、93年のドンペリ。この、香港の気候の中、箱に入れたままなのですから、いい保存状態ではありません。それを見つけた家人、もう、きっと飲めないよと言って、冷蔵庫に入れました。そして、また2ヶ月が過ぎました。いよいよ、二人して覚悟を決めて開ける事に。コルクの上にかかっているワイヤーからしてさびています。なんだか、ひどいシャンパンを見るのが忍びなく、台所でそっとしている私でした。

   家人呼びます、行ってみると、飲んでごらん。気泡はぷつぷつたってます。でも、香りはしません。恐る恐る口に運びました。甘みもなく何とも表しようのない味です。やはり、だめになっていました。もちろん、代わりの飲み物は用意してありました。私、残ったお酒、ビール、だめになっていたワインなど捨てずに料理に使います。このシャンパン、ドンペリも料理に使う事にしました。食事の間中、家人と何を作るか相談です。何せドンペリ、しかも一本まるまるあります。ニジマスのポッシェがいいと家人。ニジマス最近見かけませんし、ポッシェとなると使う量は知れています。さけがいいとか、結局、この夏の盛りにポトフを作る事にしました。

  有り合わせの野菜とチキンをお鍋に入れて、どぼどぼドンペリを注ぎます。プシュプシュ泡がたって何やら複雑な気持ちです。後は、ルクルゼのお鍋にお任せの簡単料理。ところが、アルコールを飛ばすため蓋はせずに煮始めると、なんとまー、台所中がいい香りです。いい香りとアルコールで、台所に立っているだけで胸がいっぱいになりました。この暖かさと、蒸気を利用してついでにパンも発酵させましょう。

 2時間ほど小さな火で煮ました。後はお夕飯まで置いておくと、いい具合に味が馴染みます。

 まだ半瓶ほど残っています。このまま置けばビネガーになるかしらとか、考えています。ドンペリビネガー。気泡があるので、早く使い切らなくてはいけません。

 さて、お次ぎは何を作りましょう。


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すてきなあなたに 暮しの手帖

2011年07月24日 | 日々のこと

晴れ、28度、82%

 土曜日の午後、ゆっくりした時間がありました。本の整理をと思い、本棚の前に座りました。本と写真の整理は、整理になりません。本は読み始める、写真は見て散らかす。解っていても同じ事を繰り返します。まー、ゆっくりしているのだからいいでしょう。

 久しぶりに手にした、「すてきなあなたに」の抜粋版、2006年の秋冬の物です。元々、暮らしの手帖の”すてきなあなたに”を集めたのが、単行本「すてきなあなたに」です。そしてその中から、テーマ別にまとめた雑誌版。「すてきなあなた」はいつ読んでも、そっと気持ちに寄り添ってくる文章ばかりです。秋冬版を真夏に読んでも、ちっとも違和感がありません。

 単行本の「すてきなあなたに」の第一巻を持っています。出産祝いにもらいました。贈り主は、家人です。子供が未熟児で生まれ、私と息子は別々の病院にいました。手持ち無沙汰な私へのプレゼントでした。今思うと、題名にしても、一つ一つが長くない文にしても、なんていい贈り物だったのでしょう。今では、第五巻まで出ています。日本の本屋で、この本を見るといつも買いたいと思うのですが、香港まで持って帰るのに、優先順位があり、いつかいつかと思ったままです。

  家人は、日本に出張で帰ると、必ず、私のために本を買ってきてくれます。いえ、イギリス、アメリカ、ドイツからもお土産に必ず本があります。本のほかは、私が絶対に買わない高価な化粧品、毎日つけるコロンは、家人のお土産です。

 後二週間で、家人の誕生日です。ここ2、3年なにもプレゼントもしていません。たくさん持っているネクタイもほとんど私が選んだ物で、似たような物ばかり。まだ、二週間あります。何か思いつくでしょう。こんな気持ちになったのも、「すてきなあなたに」を整理と称して読んだからですね、きっと。

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巣鴨 とげ抜き地蔵さん

2011年07月23日 | 日々のこと

晴れ、28度、88%

 東京に帰ると、必ず訪れるところが、巣鴨のとげ抜き地蔵です。初めてお参りに行ったのは、33年前のちょうどこの季節です。我が息子、2ヶ月早く生まれました。保育器に入らなかったのですが、未熟児網膜症で、生後2ヶ月の間に2度手術をしました。その事を聞いた、隣のおばあちゃまが、巣鴨のとげ抜きさんはご利益があると、勧めてくださいました。信心深い私ではありませんが、東京にいるうちはひと月に一度、香港に来てからも、東京に帰るときは必ずお参りします。

 今では、おばあちゃんの原宿なんて呼ばれるようになった地蔵通り商店街。33年前も、お参りのおばあちゃんが多いところでした。でも、赤いパンツなんて、その頃はぶら下がっていませんでしたし、コンビニだって吉野家だってマツキヨだってありませんでした。JR巣鴨駅から、駅前商店街を通り、地蔵通り商店街です。万盛堂という安売りの薬屋があります。ならびには、店頭におまんじゅう、大福などを売り、奥では、丼物などを食べさせてくれる店があります。ここの、おまんじゅう品のよい、何処そかのおまんじゅうと違い、ほおばるという言葉がぴったりの大振りなおまんじゅうです。漬けものや、佃煮や、洋服屋、お茶や、八つ目ウナギを食べさせてくれる店だってあります。この店達どこも未だに繁盛しています。その中で、一件気がかりな店が、間口の大きい人形焼きの店です。以前は、お菓子を焼くいいにおいが漂っていて、3−4人の職人さんが、奥では人形焼きを焼いているのがみえました。ここ数年、焼いている姿はみえないばかりか、ガラスのショーケースに並んでいる人形焼きがが少ないように思います。お客さんも並んでいないし。ぜいたく焼きとも言われる人形焼き、今では贅沢でなくなったのでしょう。

 いけません。私は、お参りに来たのでした。とげ抜き地蔵は、ちゃんとしたお寺です。曹洞宗高岩寺。江戸時代、縫い針を飲んだお女中がここの地蔵さんの御影を飲んだら、針を吐き出した、という事で、とげ抜き地蔵と言われるようになったそうです。

 本堂の正面にもお地蔵さんの像ははありません。御影、紙に書いたお姿をお参りするのです。この、御影、小指の先ほどの小さな物を社務所で売っています。具合の悪いときには、飲み下すといいそうです。山門で、お線香を買い、炊き上げの釜にいれ、お参りして、古いお札を戻します。社務所で新しい、家族3人分のお守りをいただいて帰ってきます。

  これは、車の多い香港で運転する下手な私のためのお守りです。巣鴨のとげ抜き地蔵、毎月4のつく日、4、14、24日が、お祭りです。いつもは2つしかない出店が、道の両側にたくさん出て、歩くのも往生なくらいの人出になります。


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エンリー ベグリン 革のものたち

2011年07月22日 | クロスステッチ

雨、27度、97%

 エンリーベグリンの物に初めて出会ったのは、15年ほど前でしょうか。香港のセレクトショップジョイスでの事です。茶色のベルトだったように記憶しています。ベルト云々というより、目を引いたのが小さな人形の刺繍でした。

  茶系の持ち物が少ない私は、買わずに帰りました。でも、気になります。数日後お店に行ったら、売れてしまっていました。こういう出会いは、忘れがたくシーズンのたびにくまなく探します。再び、ジョイスにエンリーベグリンの物が戻ってきたのは、それから2−3年後です。後で知った事ですが、この間エンリーベグリンは、物を作っていなかったようです。エンリーベグリンを作ったのは、アンリーベグリンさん、イタリアの方です。今では、エンリーベグリンを離れて、アンリークイールとしてやはり革物を作っています。現在の奥様は、日本人。

 さて二度目にあったのは、バックでした。やはり小さな人形の刺繍がついてます。この人形の名前は、オミノ。革の鞣しからすべて手仕事で作られます。手縫いですから、ステッチが残って、アクセントになっています。

  このブルーのバックは、8年ほど前に求めました。夏に使うので、汚れ、焼がひどくなり、昨年から、普段の買い物のときしか使いません。写真に耐えれるうちに撮っておきましょう。

  留めるボタンは革に古いビーズがあしらってあります。

 デザインする人が変わって、最近のスタイルはあまり好きでありません。大きいバックが流行だったのもあります。小さい私は小振りな物がいいようです。しばらく新しい物を求めていませんでしたが、この冬物からまた小さなサイズが出てきました。

 エンリーベグリンのお店、本店はミラノですがヨーロッパ、アメリカは5店舗、なんと日本には6店舗です。私のように、エンリーベグリンを好きな方が多いのですね。

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