晴れ、27度、88%
兄弟がいず、学校も遠くの学校に通っていた私は近所に友達もいませんでした。小さい頃の遊び友達は家にいた犬や猫、そして夏は庭にいた「でんでん虫」でした。「でんでん虫」は夏限定の遊び友達です。この夏「でんでん虫」を見たのは数えるほどでした。セミも普通なら「ひぐらし」がなく時期なのに、この数日、我が家だけでなく近所の緑地でも声を聞きません。不安な気持ちになります。
「でんでん虫」が好きなのをよくご存知の主人からはたくさんの「でんでん虫」をもらいました。 大きな「でんでん虫」は小さな8匹の「でんでん虫」を連れています。 シルバーのピックです。庭の塀にポルトガルの「アズレージョ」というタイルが嵌められています。主人がが手配したタイルが送られて来て、荷物を開けた私はびっくりしました。10枚ほどの「でんでん虫」のタイルがあったのです。この7年で蔦に覆われて「でんでん虫」が見えないものもありますが。家を取り巻く塀にも「でんでん虫」の姿があります。
「でんでん虫」が好きだということ自体おかしいかもしれません。でも私の子供時代を一緒に過ごしてくれました。
30年日本から離れていて、「でんでん虫」の変化に驚きました。おそらく外来種だと思われる殻の模様の違う「でんでん虫」が庭にいました。香港は「アフリカンマイマイア」という大きな種類が主流でしたが、中国から入ってくる護岸用の土などに混ざって、それまでにない「でんでん虫」が増えていました。
この夏は「カエル」にも絶滅品種があることを知りました。自然の生態系が変わっていっているのを感じます。昨夕、夕立の後庭を回りました。夕立の後はどこかに姿を現す「でんでん虫」です。でも1匹も見えません。「でんでん虫」「セミ」、どうしたのかしら?大きな災害が来る前触れかもと不安が胸をよぎります。