チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ミロスラフ サセック 「THIS IS HONG KONG」

2021年01月31日 | 

晴、5度、74%

 プラハ生まれの「ミロスラフ サセック」という絵本作家の本を3冊持っています。サセックは、1950年代後半から1960年代にかけての世界20都市近くの当時の姿を絵本にしています。その中の一つが、「THIS IS HONG KONG 」出版が1960年ですから、私が3歳の時、今から60年も前の香港です。

 私が香港に渡ったのは1980年代の後半、サセックが訪れた時より30年下っています。土曜日の昼下がり、帰国以来初めてこの本を開きました。独特のタッチのわかりやすい文と絵です。この60年前の香港の姿は、実は30年前私が初めて見た時と重なります。私が香港で過ごした30年、香港の町は大きく変化したことに気付きました。

  ピークからビクトリア湾を眺めたこの様子、基本的にはちっとも変わっていません。手前の山沿いにある大型マンションは見覚えがあります。もちろん今ではこれ以上の高層ビルの林立です。 「セントラルのスターフェリー乗り場」、同じ駐車場が今でもあります。 セントラル「ペダーストリート」もこのアングルに立てば今も同じように見えるのが不思議です。

  すっかりこの光景は見られなくなりました。家々から竹竿が直角に張り出され、洗濯物がぶら下がっています。色とりどりの洗濯物、庶民の街らしい趣です。 セントラルの「ポッティンガーストリート」今でもこのまんまです。一本横道が市場です。毎日通った市場、家に帰るとき見上げた風景です。 30年前までは、 お米屋さんでこんな風にお米を売っていました。今ではパック入り、スーパーで求めます。 市場の卵屋さん、この光景はまだ見られると思います。

  一番変わった景色は、この景色です。香港側から中国深圳を見渡した様子です。この景色を30年前に見たときは、その長閑さにホッとした覚えがあります。ところがこの30年、深圳側も香港側も高層ビルが立ち並んでしまいました。

 久々に古い香港を楽しみました。もう1年以上香港に戻っていません。懐かしさがこみ上げて来ます。

 サセックの「THIS IS」シリーズは松浦弥太郎さんの翻訳で日本でも出ているそうです。60年近く以前の世界の街々、子供達にわかりやすく見せてくれる本です。私が持っているのは2007年初版のアメリカ版です。  アメリカ版は大型で、英語も読みやすいものです。本屋さんで見つけたら一度開いて見てください。

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スモークチキンとレモンライス

2021年01月30日 | 昨日のお昼ご飯

晴、0度、70%

 先日、「スモーク鯖」を作った時、スモーカーにスペースが余っていたのでついでにチキンもスモークしました。鯖と一緒に3時間「ヒッコリー」のチップで燻します。 鯖より身の厚いチキンはさらに3時間、今度は「桜」のチップで燻しました。もも肉を使いましたので、滴る脂とチップの合わさった香りは香ばしいほどでした。鯖同様、身がふっくらと持ち上がると出来上がりです。写真は鯖を取り出した時のものです。

 この「スモークチキン」に「レモンライス」を合わせました。「レモンライス」はインドカレーに合わせるご飯ですが、北インドしか知らない私は実際に食べたことがありません。「マスタードシード」「カレーリーフ」を使うところからもこのご飯は南インドの料理のようです。もちろん、レモンは庭からもいで来ました。

  「カレーリーフ」は生物が手に入りませんのでドライを、「マスタードシード」はインドでは黒ですが、白しか手に入りませんでした。黒の「マスタードシード」は強烈な香りと辛さです。もちろんお米は「バスマティライス」を使います。ピラフを作る要領で香辛料を「ギー」で炒めた後に「バスマティライス」を加えさらに炒めて炊き上げます。この時、レモンジュースを落とします。このレモンジュースの量がインド人の書いたレシピと日本人が書いたものとでは大きく違いました。インドではかなりのレモンジュースを使うようです。初めてですので控えめに入れてみました。黄色い色はほんの少量「ターメリック」を入れました。

 カレーと合わせる「レモンライス」ですが、「スモークチキン」の濃厚な香りと肉汁にもいい相性です。「レモンライス」はさっぱりとした酸味、「カレーリーフ」のおかげで香りはカレーそのもの、白い「マスタードシード」ですから辛みは強くありません。レモンの量もこの程度かな?多すぎるのも考えものです。うっかりして蒸らし過ぎた「バスマティライス」はふわふわになりました。とても軽いお米ですから固めに炊き上げるほうが美味しいと思います。

 レモンはジュースしか使いませんので、皮はすりおろして冷凍します。 「バターケーキ」「パントーネ」を焼く時に使います。残ったレモンジュースも冷凍しました。

 レモンはあと5個、木にぶら下がっています。大事な庭の贈り物、さて次は何に使おうかな?

 

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3種類のレモンマーマレード

2021年01月29日 | 日々のこと

小雨、3度、68%

 4歳のレモンの木が昨年はたくさん実を付けました。嬉しいのですが、あまりに多過ぎてどうやって使おうかと悩みます。悩んでるうちに年を越してしまいました。春に白く香りの良い花をつけます。実が膨らみ、黄色く色付くまでには時間がかかります。細い枝の実は青いうちにたくさん摘み取りました。黄色く色付いた大きなレモンを見ながら、嬉しい溜息をついていました。

 先日「えい」とばかりに「レモンマーマレード」を作りました。マーマレードは手がかかります。皮をむいて長時間水に晒す、実から種をとる、皮の裏の白い部分を取る、晒した皮を細かく刻む、やれやれ。

 初日10個を使って、ひと瓶半のマーマレードが出来ました。「蔗糖」を使ったので色が濃く、甘さがモッタリとしています。酸っぱさが程よく出来ました。庭にはまだまだたくさんのレモンです。そこで2日目、20個のレモンでマーマレードを作りました。グラニュー糖でスッキリと仕上がりました。火から下ろし際に、「グローブ」の粒を入れました。 熱に当たった「グローブ」がフワッと香りを立てました。「これこれ!」レモンと「グローブ」の香りは邪魔することなく2瓶に収まりました。

 3日目、あと10数個レモンが残っています。10個でマーマレードを作り始めました。この10個はやたらに皮の裏の白い部分が多く感じます。取っても取っても、浮いて来ます。グラニュー糖ですから色好く仕上がっています。火を止めて熱いうちに、オレンジリキュールの「コアントロー」を少し振り入れました。同じ柑橘類ですが、香りの質がオレンジでは違います。瓶に詰めるときはレモンとオレンジの混ざり合った香りでした。しばらく置くと、味香り共に落ち着いて来ます。

 ただいま5瓶の「レモンマーマレード」が納戸の棚で休んでいます。まだしばらく開けません。時間が経って、甘さ、それぞれの香りが一体になった頃お出ましです。「蔗糖」の旨味、匂いは経過と共に重さを増すでしょうか。「グローブ」が出しゃばらずにいいアクセントになってくれるかしら。「コアントロー」がほのかにレモンのトンガリをなだめてくれてるかな。想像しながら待つこの時間、用もないのに納戸を覗く毎日です。

 木に残った6個のレモンは順次料理に使いましょう。

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ぶぶうなぎ

2021年01月28日 | 昨日のお昼ご飯

晴、6度、82%

 「ぶぶ」とは京都の言い回しで「お茶漬け」だそうです。「ぶぶうなぎ」をいただきました。見た目は真っ黒なうなぎの佃煮のように見えます。香りは京都らしく山椒です。 わざわざ「お茶漬け」のためにうなぎを作るところが京都らしいと思います。「お茶漬けサラサラ」と何もない時の食事の代表のような「お茶漬け」ですが、こんな立派な添え物があれば「サラサラ」ではなく神妙にいただきます。

 最初はご飯の上に乗せて食べました。 この写真の後、ご飯に穴を作って「ぶぶうなぎ」を埋めて数分、穴を開けると山椒とうなぎが香ります。うなぎをこうして温めて、一気にご飯に混ぜました。見た目とは違い「ぶぶうなぎ」は優しい味でほろほろと崩れます。蒲焼のうなぎの身感触とは違います。一切れの「ぶぶうなぎ」でご飯一膳終了。

 次はお店のお勧めの「お茶漬け」で食べました。お店のお勧めには、どこそかのお茶漬け用のお茶、どこそかの「ぶぶあられ」と書かれています。たまたま「ぶぶあられ」は手持ちがありました。お茶漬け用のお茶はないので普通のお煎茶で。 熱いお茶を注ぐと「ぶぶあられ」の香ばしい香りに続いて「山椒」、そして「ぶぶうなぎ」が香ります。この香りが醍醐味です。これまた一膳、すんなりとお腹に収まりました。

 実は「ぶぶうなぎ」をいただいた時からどうしても合わせてみたかった食べ方があります。年末に「伊香保」のおうどんを頂戴していました。讃岐うどんよりは細めですが、コシの強い、美味しいおうどんです。美味しいおうどんは「釜揚げ」が一番と決め込んでいます。この「伊香保」のおうどんと「ぶぶうなぎ」を一緒に食べたいと頭の中で想像します。 「ぶぶうなぎ」は醤油の味が強くありません。「伊香保」のおうどんはしっかり茹でても塩味が残ります。そこで繋ぎに「生卵」をポトンと落とします。おまけに「山椒」の実を散らし、胡麻と小葱を少々。お醤油もお出汁も使わず、おうどんの温かさが残るうちに全部をかき混ぜて食べました。「卵の黄身」は何にでもいいソース代わりになります。味をまろやかに整えてくれます。想像以上の美味しさでした。

 「冬の丑の日」があるそうです。「ぶぶうなぎ」を食べたのはそんな「冬の丑の日」でした。美味しい「ぶぶうなぎ」美味しい「伊香保」のおうどん、ごちそうさま。

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孫娘との会話

2021年01月27日 | 日々のこと

雨、11度、80%

 年末年始にかけて数日でしたが孫娘家族がやって来ました。コロナ禍で一年ぶりの再会でした。と言っても今の世の中、LINEでテレビ電話します。髪型が変わったこと、背が伸びた事などは察しが付いていました。小学校に上がって、言葉の数も増えています。世の中の流行と同じく、興味の行く先もよく変わります。

 夕方になると、孫娘たちと一緒にココさんの散歩に出かけます。車の少ないところではリードを握るのは孫娘です。前を歩くココさんの後ろ姿を見て、「かか、ココのうんこの穴はダイヤモンド型だね。」そう言われると確かに。「ほんと、ひし形だわ。」しばらくしてココさんプーをしました。プーを始末していると、「うんこの穴はダイヤモンドの形だけど、うんこは丸いね?」「穴はダイヤモンドだけど、そこまでは長い丸い菅だからね。」話しながら、「ダイヤモンド」って言葉など私が小学1年の時には知らなかったかもしれないと思いました。そうか、リカちゃんのアクセサリーで覚えたのかな?ココのウンコの穴がダイヤモンド型なのを気付くとは、子供の目線の違いに可笑しさを覚えました。

 車の後部座席でいろんなことを話していると、急に「かかはLINEや写真で見るのよりずっと細いね。」「?」何を思ったのかそんなことを言い出します。「うん、小さいよ。」「いや、細いよ。」小学一年生に「細い」と言われて何か変な気持ちです。私など祖母たちが太っていようが細かろうが子供の頃には気にもなりませんでした。

 子供達の学校での会話も昔とは考えようもなく変化しているのだと思います。女の子の会話は「お母さんたちの会話」のミニュチュア版かもしれないなと想像します。玄関を入る時に「お屋敷みたいなお家」と幾度か言いました。「お屋敷」なんて言葉はきっと「毀滅の刃」で覚えたのでしょうね。

 手を繋いで歩いたその感覚、孫娘と話した小さなことを、時折思い出しては「クスリ」と笑ったり心を温めてくれます。次に会えるのはいつのことでしょうね。また思いもかけないことを言い出すのかと楽しみです。

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道下美里さん ブラインドマラソンランナー

2021年01月26日 | 走ること

曇、10度、86%

 先月のことでしたか、毎朝走る大濠公園で二人の伴走者に付き添われて走る女性と会いました。数日、同じ時間帯に会いました。脇を走り抜ける私が「おはようございます。」と声をかけると、3人が顔をこちらに向けて「おはようございます。」と返ってきました。真ん中のランナーは本当に小柄な方でした。寒くなるとマラソン競技が行われます。その練習だと思っていました。

 昨夕、地元NHKの夕方の番組を見ていると大濠公園を走るブラインドマラソンランナー「道下美里さん」が紹介されていました。お顔を見た途端、「あっ、あの時の!」ひと月前に大濠公園でお会いしたのは「道下美里さん」でした。彼女は前回リオデジャネイロのパラリンピックでは「銀」、視覚障害者のマラソンでは世界記録を2回勝ち得た人と紹介されていました。大濠公園を練習の基地になさっているそうで、大濠公園のランナーの中では有名な方だそうです。

 早朝から伴走者を伴う練習をする方ですから、大きな大会に出られるランナーだと気付くべきでした。自分のうっかりに恥じ入りながら、数分テレビに釘付けされました。パラリンピックの代表を得るための練習、小柄な道下さんの明るい笑顔です。

 テレビでスポーツ観戦をすることはほとんどありません。唯一見るのが「女子マラソン」です。でもテレビ放映されるマラソンは決まって健常者のマラソンばかりです。恥ずかしいことにパラリンピックにはあまり興味がありませんでした。障害の程度は人によって異なります。なのに同じ舞台で戦うことに疑問があったせいかもしれません。障害者の方たちが健常者のようにスポーツを楽しみ、大きな舞台での競技をすることの意味を昨晩は考えさせられました。ただただ「道下美里さん」の笑顔がその大きなきっかけです。

 コロナの影響で昼間の大濠公園は過密とも思われるほどのランナーがいるそうです。伴走者の話では過密を避けるために早朝練習をしていたのだそうです。

 「道下美里さん」小柄な彼女の美しい走りが目に浮かびます。今年のパラリンピック、きっと私はテレビの前にいると思います。開催が危ぶまれていますが、選手の方達のこれまでの練習を思うとオリンピック開催を是非にと思う気持ちです。

 

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六花亭 「マルセイバターサンド」

2021年01月25日 | おやつ

晴、7度、84%

 しっとりしたクッキーの間にラムレーズン入りのバタークリームが挟まれたお菓子「バターサンド」「レーズンウィッチ」は大好きなお菓子の一つです。いただくと、香港時代からの癖で冷凍庫にしまって、出してきてはおやつにします。

 北海道六花亭の「マルセイバターサンド」、六花亭はその包み紙、箱の意匠までもお気に入りです。 個装された「バターサンド」のこのパッケージのなんとも由緒正しいことか、そんな思いで封を切るとラムレーズンたっぷりの良い香りがします。 こればっかりは決まってお紅茶でいただきます。 食べながら、「あといくつ残っている。」と思うのも決まりです。これ、最後の一つです。 当然クッキーの屑までもいただきます。

 「六花亭」の他にも東京の「小川軒」の「レーズンウィッチ」もよくいただきます。「小川軒」は経営者の違ういく店舗があるらしく、「レーズンウィッチ」好きな人の間でどこのものが一番美味しいなどと書かれているのを見かけます。私は「小川軒」のものも「六花亭」のものもどれも美味しく思います。クッキーの硬さ、レーズンの多さ、クリームの甘さ、確かに違うけどどれも美味しい。「バターサンド」「バームクーヘン」「パイナップルケーキ」この大好物の3つは袋入りのものでも、立派な箱に入ったものでも全て美味しいのです。私は味音痴に違いありません。

 冷凍庫に「バターサンド」がなくなりました。この切ない気持ちがまた好きです。

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パンナイフ

2021年01月24日 | 身の回りのもの

雨、10度、82%

 以前、東京合羽橋の刃物屋のご主人が「パンナイフ」の商品比較を書いている記事を読みました。数種類の「パンナイフ」の切れ味、値段、構造そして「パン屑が出る出ない」の比較でした。私は毎朝、小さなフランスパンを焼きます。そして切り分けます。「パン屑」が出るのは当たり前と思っていました。ましてハードなフランスパンです。毎朝、バリっという音と共にカッティングボードの周りには「パンの屑」が散ります。柔らかなプルマンローフだって、少なからず「パン屑」が散るものです。私はいいパンナイフを持っているので、この記事は読んだだけですっかり忘れていました。

 「物を切る」、台所の大事な仕事です。切れ口の甘い刺身など見られません。スッパリと筋まで切ってくれる牛刀、細かい作業に向くペティナイフ、野菜用には幅広包丁、いく本かの包丁を持っています。ところが悩みがあります。時折トマトがうまく切れないことです。包丁がすっとトマトに入らない、押し潰すような切り方になってしまいます。我が家の包丁は私が研ぎます。うまく研げた時とそうでない時は、トマトの切れ味でわかります。先日、「トマトベジタブルナイフ」というのを見つけました。スイスのナイフメーカー「ビクトリノックス」の製品です。やはり、私のような悩みをお持ちの方が多いのだと知ります。このナイフ、ペティナイフほどの小さなナイフでお値段も1000円前後と手頃です。早速買ってみました。

  先は丸く、波波が歯に刻まれています。お店で買うときに「パン切りにも使用できます。」と書かれたのを見ました。買った翌朝、早速焼きたての小さなフランスパンを切りました。 これが最初にナイフを入れた後です。きっと私の唖然とした顔があったと思います。刃をパンに当てるとすっとパンに入ります。固いフランスパンのクラストが邪魔になりません。底のやや厚めの部分まで力を入れずにすっぱりと切れました。そしてご覧の通り、パン屑が全く出ませんでした。初めてです、「パン屑」が出なかったのは。やっとその時、刃物屋のご主人の書いた「パンナイフ」の記事を思い出しました。

 パンナイフは2本持っています。 40年近く前に買ったこのナイフは、カッティングボードと一緒に求めたものです。木の持ち手には「BREAD」と彫られているのが気に入って買いました。ところが全く切れません。そこで、香港に渡ってすぐ買ったのが見出し写真左の「パンナイフ」です。イタリア製のこのナイフ、30数年、一度も研いだことがありません。私が焼く2斤のプルマンローフをサンドイッチの薄さにスライスするのにもこの包丁1本でやってきました。大層満足なナイフです。自分が「これだ。」と思う1本ですから、「パンナイフ」に脇目を振らずにきました。このナイフで小さなフランスパンを切ると、屑は出ます。焼きたてを切るので中の柔らかいクラムを時には潰します。それを当たり前と思っていたのに、「ビクトリノックス」の「トマトベジタブルナイフ」が目を覚ましてくれました。

 食パンブームの日本、「パンナイフ」も注目があるのだと思います。「トマトベジタブルナイフ」では流石に「プルマンローフ」を切るには刃渡りが短すぎます。調べると「ビクトリノックス」の「パンナイフ」があります。お値段が4000円ほどです。他の刃物メーカーの「パンナイフ」が10000円近くするのに比べるとお安いナイフです。「パン屑」が出ないナイフ、すっとパンに滑り込むナイフ、買おうかどうか思案します。

 考えてみれば、「トマトベジタブルナイフ」でまだトマトを切っていません。先日作った「レモンマーマレード」の皮を千切りにする時にもこのナイフはいい仕事をしてくれました。軽くて、グリップもしっかりしています。持ち手の色も選べば赤や黄色ブルーとたくさんあるようです。この小さな「ビクトリノックス」の「トマトベジタブルナイフ」お勧めできる一品です。

 

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燻製鯖のパスタ

2021年01月23日 | 昨日のお昼ご飯

雨、13度、95%

 先日求めた地元「姪浜漁港」に上がった鯖、脂の乗った美味しい鯖でした。残しておいた半身で燻製を作りました。久々に「燻製機」を出して来ました。寒いうちは温度が上がらず、時間もかかりますが、立ち上がる煙を見ていると心まで温かくなります。 脂が滴り始めると煙の匂いも変わります。ふっくらと膨らむまでの辛抱です。我が家では「燻製」の番をする方もいます。

  黒胡椒を粗く挽いたものをまぶして燻製しました。黒胡椒は脂の乗った鯖の程よい調整役になります。「ペンネ」と合わせようと庭から「ディル」「ルッコラ」を取って来ました。燻製の火の通りは蒸すことよりも優しいので火が入りすぎることはありませんが、身の艶と膨らみ具合で「燻製機」から取り出します。

 普通、燻製ものは「冷製」の前菜などに出されますが、温かなうちに食べれるのは家での燻製ならではの楽しみです。約3時間の燻製で皮はパリパリで食べられない状態ですが、身崩れを防ぐために皮を取らずにスライスします。茹で上げた「ペンネ」と野菜を合わせるだけの簡単料理。 「燻製鯖」は鯖本来の香りに黒胡椒、チップの「ヒッコリー」が香ります。「桜」チップとは違いシャープな香りを出す「ヒッコリー」で正解でした。採れたての「ルッコラ」の苦味が程よく口直しになります。

  「燻製鯖」の切り口です。身が厚い上に火の通りがうまく行っているのが見て取れます。

 美味しい新鮮な鯖があったからこその美味しい「燻製鯖」です。「燻製」は台所でも簡単に作れます。チップだって「紅茶の葉」で十分です。ただし、家中が煙たくなりますが。

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レモンマーマレード

2021年01月22日 | 庭仕事

曇、14度、88%

 庭には4歳の若木のレモンがあります。昨年はたくさんの実を付けました。数え切れないほどです。さほど大きな木ではありません。2度にわたって摘果しました。秋口には色付きました。枝がしなるほどの実の多さです。デッキに立って見ると、「黄色い小さな提灯」をつけているようです。

 年を越してもそのまま、レモン色が深くなり始めました。「あのレモン、どうしよう?」一つのレモンを料理に使ってもすぐには無くなりません。思い切って「レモンマーマレード」を作りました。ジャムに比べて皮を使うマーマレードは手間がかかります。酸っぱいものは苦手です。そんな気持ちが億劫にしていました。手始めに10個のレモンで作ってみました。 ひと瓶半の「レモンマーマレード」が出来ました。煮詰めながら味見をします。「あれ、美味しい。」酸っぱさが少ない我が家のレモンはいい味のマーマレードになりました。そこで、夕方またレモンを集めました。今度は3瓶分ほど出来るはずです。 今日は午前中、台所に立ち詰になります。「種取り」「白い内皮取り」マーマレード作りは「イチゴジャム」のようにはいきません。

 今日作って、もう一度作ればレモンがなくなるはずです。庭を見ると、「黄色の小さな提灯」の数が減って寂しくなりました。レモンの木はもう今年の花の準備にかかっているはずです。早く実をとってやらなければ、あの香りの良い白い花を楽しめません。「黄色い提灯」が今年もぶら下がりますように。

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