チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

小さな香炉

2022年06月30日 | 身の回りのもの

晴、28度、86%

 小さな小さな「香炉」を見つけました。 5センチほどの小さな「香炉」です。火屋(香炉の蓋)がついていなければ「香炉」だとは気付かなかったと思います。上から見たぐるりの絵付け、側面の二種類の絵柄はまるでリモージュ焼きのような繊細さです。幾度も手に取りました。幾度も眺めました。

 「香炉」はいくつか家にあります。仏具の香炉、単に「香」を焚くためだけの香炉、仏具のものはお決まりの品ですが、「香」用の「香炉」は好きで買った品です。「香炉」は足が付いていますが、この香炉は足がありません。もしかしたら小さな蓋物の蓋が割れて、どなたかが「火屋」を乗せ「香炉」にしたものかもしれません。さほど古い品ではないけれど年季が入っています。絵付けの色から「九谷」かもしれないと思いました。小さいのでそんなに高い「香炉」ではありません。

 こんな小さなものに目を留める人もいないだろうと、翌日も見に行きました。まだ店の片隅にちんまりといました。また長いこと眺めて、家に連れて帰りました。

 側面の絵柄、抽象紋と葉っぱです。 飽かず眺めて、「姫香」を炊きました。「火屋」をすると空気が入らず消えると思い「火屋」は外したまま焚きました。暑くて、気が滅入っていた胸の中が「香」の香りと微かな煙で平らになりました。

 こんな小さなものを作り、細かい絵付けを施して、量産品ではないと思います。どんな方が作ったのか?どんな人がこの「香炉」を家に持ち帰り使っていたのか?眺めては想像しています。

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クールエプロンを着ました。ココ

2022年06月29日 | ここ

晴、28度、82%

 6月なのに梅雨が明けました。この暑さは犬たちにも辛いはずです。まして短頭犬のココさん、家の中でもガハガハ、冷たい床を求めて動きます。昨日は思い切って「クールエプロン」を着せてみました。昨年までは非常に嫌がり大暴れしましたが、今年は心地よいと感じたのか大人しく着ています。「クールエプロン」は保冷剤を入れて使います。保冷剤はすぐにぬるくなるので1時間を目安に入れ替えます。「昨年までの大暴れはどうしたの?」と言いたくなるほど黙って「クールエプロン」を装着です。

 この「クールエプロン」はモモにいただいたものです。「日本ではこんな物があるんですよ。」と友人からの言葉が添えられていました。大きかったモモがこの「クールエプロン」を着ると、背中でやっと結べました。ココは余裕で結べます。モモがこれを着て散歩をしていると、香港人から「モモ、どうしたの?」「この暑いのになぜ服を着てるの?」と尋ねられました。その度に保冷剤を入れてと説明したことを思い出します。15年前の話です。

 ココは気持ちよさそうに昼寝をしました。夕方のお散歩はここ数日、町内一周と決めています。10分足らずですが用を足すことが目的です。短頭犬、しかも呼吸器官が短めだと言われているココです。年齢も6歳になります。無理はさせません。

 緑の「クールエプロン」、ココに似合っていると思います。この夏は大活躍の「クールエプロン」です。

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いちじくのフローズンヨーグルト

2022年06月28日 | おやつ

晴、29度、82%

 まだ6月です。なのに暑い、暑いのには慣れているはずですが、暑いと感じます。昨年は水分の取りすぎで、食欲が落ちました。水分と食事量の維持を考えます。

 甘いものでカロリーを取り少なからず喉も潤うものをと「フローズンヨーグルト」を作りました。アイスクリームはかえって喉が乾きます。砂糖量が多いからでしょう。そこで、「いちじく」を加えることで砂糖量を減らして作ってみました。

 庭の大きな「いちじく」を皮を剥きざく切り、昨年コンポートを作っておいた「いちじく」は形が残るように小粒に切りました。 あとは「アイスクリームメーカー」にお任せです。ヨーグルト、生クリーム、砂糖にミルクを入れてスイッチオン。放っておいて、庭仕事に出ました。1時間ほどして戻って見ると、 生の「いちじく」はすっかり溶け込んで薄いピンク色の「フローズンヨーグルト」ができていました。コンポートの「いちじく」は形が残っています。

 この「アイスクリームメーカー」は既に20年近く使っています。香港から持ち帰っていますから、「変圧器」を使ってコンセントにつなぎます。1リットルまで作ることができる大きさです。暑い時期は頻繁に使います。日本製のコンパクトな「アイスクリームメーカー」のも憧れますが、長年の私の大事な道具です。 右端の大きなボウルには「蓄冷剤」が仕込まれていて、一晩冷凍庫で凍らせて使うタイプです。使い終わってもまだ冷たいのでこうして常温になるのを待って仕舞います。

 出来た「いちじくのフローズンヨーグルト」はもう少し固めるために冷凍庫に入れました。ちょっと郵便局まで、帰ってすぐにおやつです。 コンポートの「いちじく」が口に当たります。優しいピンクの色は涼しげです。ほっと一息。

 この夏は殊更暑いと予報です。何回「アイスクリームメーカー」が登場するでしょう。

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雲丹カルボナーラ

2022年06月27日 | 昨日のお昼ご飯

晴、27度、84%

 瓶に入った「塩雲丹」をいただきました。「アルコール漬けの雲丹」は下関の名産です。びっくりするようないい値段、でも「雲丹」の香りが薄く「アルコール」くさいと私は思います「塩雲丹」は福岡でも以前はよく売られていました。最近姿を見ません。佐賀の唐津まで行くとそれでも時々売られています。日持ちはよくないのですが、瓶の蓋を開けると「磯の香り」がします。

 紫蘇の葉に巻いて贅沢なお茶受けでまず。小さな瓶です、瓶の半分を使ってパスタを作りました。雲丹に生クリームを混ぜて雲丹の塩味をみながら味を整え、茹でたパスタを和えただけの簡単「雲丹カルボナーラ」です。濃厚な味、生クリームに負けない「雲丹の香り」です。意外にさっぱりとお腹に入ります。「塩雲丹」がまだ少し残っていたので、おかわりを作りました。贅沢なおうちお昼ご飯です。

 「生雲丹」に勝るものはありませんが、「塩雲丹」の美味しさは素朴です。

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枇杷の実

2022年06月26日 | 庭からの贈り物

曇、24度、84%

 「枇杷の木」は家の庭にずっとありました。いつからあるのか知りません。近所の古くからの家の庭にも「枇杷の木」があります。「枇杷の葉」は薬効があるそうです。放って置いても実がたくさんなります。子供の頃からこの「枇杷の実」は私のおやつでした。

 枇杷は常緑樹、オレンジ色の実をつけるまでは地味な木です。「枇杷の花」は真冬に咲きます。花とは思えないほどこれまた地味な花です。私がこの家を離れていた42年の間に「枇杷の木」はひょろひょろと背が高くなっていました。庭師が切るというのを残してもらいました。もちろん「枇杷の実」がお目当てです。

 落ち葉もたくさん、なる実も庭仕事を増やすばかりですから、年中枝切り、摘花を欠かしません。今年も4月にはオレンジ色の実が濃い緑の葉陰に見え始めました。背が高いのでネットを掛けることができません。2回のデッキから日に日に膨らむ「枇杷の実」を見ていました。「あと一息、熟すのを待とう。」この見極めが肝心です。

 丸一日、家を開けることがありました。帰宅すると、庭には「枇杷の皮」が散乱しています。食べ方からカラスではなくスズメが犯人です。2階から見ると、カラスより下手くそな食べ方のスズメは「枇杷の実」を散々突いていました。たった1日、私が食べれそうな「枇杷の実」は数少なくなりました。翌日、木を揺さぶって落とした「枇杷の実」の数は2個。

 思ったより大粒です。皮をむいて口に入れました。甘酸っぱい果汁が広がります。小さい時から慣れ親しんだ我が家の「枇杷の味」です。ココは「枇杷の実」に興味がなくなりました。幼犬の頃は「枇杷の葉」が歯固めでした。

 私も2個で十分、懐かし味を味わいました。お菓子作りに使うつもりでいたのは来年まで持ち越しです。「庭からの贈り物」は毎年の楽しみ、おやつの楽しみです。

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うぐいす餅

2022年06月25日 | おやつ

晴、27度、80%

 夢で「きな粉が食べたい」と思って起きました。お正月のお餅以来「きな粉」を食べていません。急にあの香りが食べたくなります。小さい頃、何のおやつもないときは「きな粉」にお砂糖を混ぜておやつにしました。喉に詰まったようになって咽せることもあります。それでも食べ続けました。

 寝起きのボーッとした頭で「きな粉のお菓子」を考えています。家にあるものですぐ作れるもの、季節柄「うぐいす餅」に決定。「うぐいす餅」は薄い緑色の「きな粉」を使いますが、「普通のきな粉でもいいわ。」求肥にこしあんを包みながらたっぷりと「きな粉」をバットに入れました。餅が手につかないように「きな粉」は「もち取り粉」代わりです。鳥の「うぐいす」に見立てたお菓子ですが、ふっくらとさえしてればいいことにします。

 柔らかな餅ときな粉の香り、餡の甘さで一つ二つと口に運びます。たくさん作りました。バットに残った「きな粉」も食べました。「うぐいす餅」は翌日には硬くなると言われますが私の「うぐいす餅」はなぜか柔らかいままです。次の日も「うぐいす餅」がおやつでした。しばらく「きな粉」の夢は見ないと思います。

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うなぎの燻製

2022年06月24日 | 昨日のお昼ご飯

曇、29度、78%

 昨日は丑の日、風があるものの晴れて33度近くまで気温が上がりました。「うなぎに力をもらいましょう。」

 香港に渡った頃は、30数年前のことですが、市場では「うなぎ」が生きたまま売られていました。大きなタライに入れられていました。客が「これ。」と指さすとお店の人が頭に釘を刺してカミソリの刃でスッと開いて売っていました。この店は「カエル」も生きたまま売っていました。私も小学生だった息子もいつも立ち止まってはその様子をじっと見ていたものです。買ったことはありません。衛生上か、病気が流行ったからか「うなぎ」「カエル」を売る店は姿を消しました。

 中華料理にも「うなぎ」は使われます。「四川料理」が多いでしょうか。初めて食べた中華料理のうなぎは濃い味付けの煮物だったように記憶しています。帰国前、いいスーパーで見つけたのが「うなぎの燻製」でした。燻の匂いは少なく主人と二人あっという間に食べました。一昨日近くのスーパーで「うなぎの白焼き」を見つけました。「うなぎの燻製を作ろう。」と買い求めました。

 蒲焼のように味濃くするのは、おいしさからばかりでなく「うなぎ」の匂いを消す効果もあると思います。「うなぎの白焼き」はいい脂ののりです。わさびで食べるつもりです。このままでも食べられるうなぎにほんのりと色と香りをつけようと燻製を始めました。チップは使わずに、「ジャスミンティー」「ライチの紅茶」の葉を使いました。 これに砂糖とお米を足します。唐辛子を入れようか迷いましたが、香りがきつくなるので止めました。

 火にかけて「うなぎ」に届く前の煙の匂いはシナモンに似ていました。「うっ?失敗かな?」しばらくすると「うなぎ」の脂と相まっていい香りです。白いうなぎをいい色合いに燻すには火は小さめ、既に火が入っていますので短時間で仕上げます。

 鹿児島川内のうなぎだそうです。身が厚いうなぎが好きですが、身崩れもよく「わさび」の味がのりました。白焼きの燻製もいいけど、蒲焼を燻製にするといいかもしれないと次の「丑の日」を待つことにします。

 うなぎの白焼きの燻製はサンドイッチに入れたらいいでしょう。昨日は迷った末にご飯と食べました。

 

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梅雨の晴れ間、百合も咲きました。

2022年06月23日 | 

晴、27度、83%

 梅雨の晴れ間は貴重です。庭の植物たちも水をたっぷり吸って、生き生きとし暑い夏に備えているようです。百合も咲きました。甘い香りのする大きな百合、我が家には不向きだったかなと庭に座り眺めます。背の高さ、花の大きさ、もっと小さな百合の方がこの家の庭には似合いそうです。それでも花が開くのは嬉しくて、花見に庭を回ります。

 ピンクの「睡蓮」も2つ目が開花始めました。 一つ目もお天気のおかげで首をグッと持ち上げて開きました。 「あれ?色が違う。」微妙ですが同根の「睡蓮」の色が違います。しかも昨年の写真と比べると昨年の色とも違います。何か変化があったのでしょう。

 別の甕には「布袋草」が日に日に花を更新してくれています。紫陽花も見事に咲きそろいました。やれやれ、夏の庭の賑わいも落ち着いてきました。

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睡蓮

2022年06月22日 | 

雨、24度、94%

 梅雨の雨の中、開花を待つ花があります。「睡蓮」です。4年目のピンクの「睡蓮」は今年も春先小さな丸い葉を水面に浮かべ始めました。冬を越えてくれました。甕の水面一面が葉っぱで覆われました。今年は株が増えたのか葉の数が多めです。五月の半ば、水面からぐっと上まで茎を伸ばす葉が見られます。この葉が出ると花芽が出てきます。水面より高く伸びる葉は、花芽を守る役割を果たしています。水面に浮かぶタイプの「睡蓮」にはこの葉はありません。 別の庭にある甕の白い「睡蓮」は葉も花も水面に浮かぶタイプです。咲き方も花の形も花色も違う「睡蓮」が我が家にはあります。

 先週の上京前からピンクの「睡蓮」の蕾が膨らみ始めていました。ここからが時間がかかるのは承知ですが、帰宅後一番にその蕾を見に行きました。昨日は前日の夜半からの雨の中、早朝、開き始めました。 大きめの蕾です。しかも雨でますます重くなり、首を垂れています。

 時間と共に開きます。午前11時の「睡蓮」です。 日差しが出ればもっと大きく開くはずですが、雨が再び降り始めました。

  前庭の紫陽花の前に置かれている甕です。もう一つ、今日明日にでも咲く蕾があります。「睡蓮」は短命です。4日をきちんと守るピンクの「睡蓮」、4日待たずに水中に沈む白い「睡蓮」、いずれも夜には花を閉じます。

 今日はお日様が戻ってくると予報です。大きく咲き開いたピンクの「睡蓮」が見られることを楽しみにしています。  

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我が家の「ちりめん山椒」

2022年06月21日 | 美味しいもの

雨、23度、92%

 スペインの瓶詰めにされた「ちりめん」を買ったのはずいぶん以前のことです。スペインやポルトガルでは「イワシ」が食べられます。バーベキー、小さいものはオイルサーディンや瓶詰めです。スペインの瓶詰めはニンニクとオリーブオイルによく太ったちりめんが詰まっていました。バーベキューで食べる「イワシ」にもオリーブオイルを最後に一振りします。オリーブオイルが欠かせません。香港では滅多にちりめんを見つけることがありません。上環の干物ばかりを売っているところでタイやインドネシア産のものが手に入ります。このちりめんでオリーブオイル漬けのニンニク香るちりめんをよく作りました。ご飯にも合います。もちろんパスタにもサラダにも。

 今年もたくさんの「実山椒」をいただきました。「実山椒」のピリッとも好きです。それ以上に香りが料理を引き立ててくれます。ちょうど「ちりめん」の季節です。日本の「ちりめん」は小さくてふんわり、このままでも美味しい「ちりめん」を使って我が家風の「ちりめん山椒」を作りました。

 「ちりめん」の味見をして塩が強いならさっと塩を抜きます。それに生の「実山椒」を合わせてオリーブオイルを注ぐだけの簡単なものです。ニンニクは入れません。「実山椒」の香りを損ねます。 私はお茶受けであっという間にたくさん食べてしまいます。お醤油で炊いた「ちりめん山椒」と一味違った我が家風です。

 冷蔵庫で保管します。オリーブオイルが固まるので、食べる少し前に冷蔵庫から出しておきます。綺麗な「ちりめん」が手に入る季節です。これから何回我が家風「ちりめん山椒」を作るやら。

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