チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

人気の時計草

2024年11月17日 | 

曇、17度、88%

 北向きの庭には両サイドにフェンスがあります。剥き出しのフェンスは殺風景です。フェンス際に「パッションフラワー」、「時計草」を植えたのは五年ほど前でした。熱帯性のつる植物で実はつきますが「パッションフルーツ」として食べることはできません。冬が心配でしたが二年目からは溢れ種子で増えるほどにフェンスを覆い尽くしました。表側の道のフェンスです。 庭側は ご覧の通り見事にフェンスが見えません。熱帯性ですが真冬に少し葉を落とすぐらいで常緑に近い種類です。両サイド合わせて4種類の「時計草」があります。表の方は赤い花が咲きます。真夏、真冬を除く通年花が咲いています。暑さの落ち着いたこのひと月、よく咲くようになりました。

 そしてこの珍しい花をフェンスの前で写真を撮ってくださる人がいます。私が気づいただけでも週に3、4人ほどです。庭にいる時は必ずお声をかけます。この花の名前を知らない方が多いからです。

 数日前の夕方、チャイムが鳴りました。出ると知らないご婦人です。「時計草の花が可愛いので、分けてもらえませんか?」急いで花鋏を片手に玄関を出ました。買い物の帰りに見つけたのだそうです。「珍しい」と仕切りにおっしゃいます。私こそ花の名前を知ってる方が珍しいとつる数本を切って渡しました。「この花は一日花です。明日には萎みます。」咲いてるものと蕾を合わせて持って行ってもらいました。

 育てている私はこうした珍客や写真を撮ってくださる方たちに感謝です。早速、台風で家にいた香港の主人にもメールしました。「嬉しいね。」

 庭を作り始めて七年が経ちます。緑のなかった表の道際は、 「時計草」と金木犀の下は一面の「へデラ」の絨毯です。 「へデラ」も「時計草」も冬でも緑です。そういえばこの夏の猛暑でたくさんの草木を枯らしたのにこの「時計草」と「へデラ」には一度も水遣りすらしていないのに気付きました。丈夫で常緑なものはありがたい。小さな苗を一つ一つ植えた日のことを覚えています。時間がここまで育ててくれました。

 人の目に留まる赤い「時計草」の花、咲き続けてくださいね。持ち帰ってくださった蕾が咲いてくれたでしょうか?

 

 

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秋のバラ

2024年11月05日 | 

曇、16度、80%

 春ばかりでなく一年中ポツポツと咲く「四季咲きのバラ」があります。春には他のバラ同様見事に花をつけます。我が家で1本だけの「四季咲きのバラ」は名前が「シャルロッテ」です。ゲーテの恋人の名前を取ったのだそうです。

 夏の暑さが厳しいと感じ始めた数年前から、夏に咲く「シャルロッテ」は花芯が腐ったように茶色でした。香りもしません。花の寿命も短く惨めな姿です。この夏もあの暑さで見るのも辛い「シャルロッテ」が庭の一番奥に数回咲きました。昨日開いた「シャルロッテ」はご覧のように春さながらの美しさ、いい香りがします。春よりもひとまわり小さい花です。この「シャルロッテ」を見た途端「これで本当に秋が来たわ。」と感じました。

 たった一輪ですからいつもは庭で咲かせるのですが、義父母、父母への供花にしました。

 優しい色、柔らかな花びら、甘い香りが調和した「シャルロッテ」です。この夏の暑さがバラたちに及ぼした影響は春の芽吹きを待たなくてはわかりません。今は少しづつバラは葉を落としています。春の芽吹きが順調であることを願います。

 私に取ってこの「シャルロッテ」の一輪が本当の秋の訪れです。庭の草木が耐えてくれていることに感謝します。

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金木犀の返り咲き

2024年10月30日 | 

晴、18度、79%

 今月の十日過ぎ、「金木犀」が咲きました。花はまばらで色もレモン色、香りのある花が好きな父に供えようと思っていると、あっという間に散りました。香りも薄く残念だと思っていると、「二度咲き」、「返り咲き」で見事に花を咲かせています。

 「金木犀」の返り咲きが地元福岡のニュースで取り上げられたのは3年前、それから毎年返り咲きます。「返り咲き」の理由はなんだろうと?考えました。ニュースでは「返り咲き」の理由については触れませんでした。なぜ「返り咲き」するようになったのかしら?

 昨日、香港に戻った主人からメッセージが届きました。「庭の紫陽花が小さく見窄らしくなっているのが残念です。真奈さんはなぜ葉を刈ったのですか?」「紫陽花」は例年そろそろ葉が枯れして落葉しますが、今年はいつもより早く葉を落としました。紫陽花は花後すぐから「花芽」を蓄え始めます。葉を刈ることはありません。水を好む「紫陽花」ですが、この夏の猛暑に加えて福岡は少雨でした。過酷な気象状態で我が家は木を2本枯らしました。まだ植えて2年ほどの若木でした。草花も枯れました。紫陽花にも水遣りはしましたが、主人が言うように葉の少ない姿です。

 この夏の後半から九月にかけて庭の草木の状態が心配で仕方ありませんでした。猛暑傾向は年々続くと言われています。そういえば、「金木犀」が返り咲きし始めた年頃から猛暑が続くようになったと記憶しています。花が咲くには、日照と気温が一番関係しているそうです。それに物理的に木や草は反応して花を咲かせるのだそうです。気象変化に草木も対応していかねば生きていけません。

 オレンジ色の花を枝びっしりにつけた「金木犀」を見上げながら、また来る夏の暑さを憂えます。夕方の散歩時、我が家だけではなくどこの家の「金木犀」も花を咲かせていました。

 やっと父母に「今年の金木犀ですよ。」と供えました。 返り咲きの始め、主人が「金木犀」の香りを楽しむことができました。例年花後に帰って来ますので、この香りを嗅ぐことができませんでした。「返り咲きも満更ではないわね。」異常気象がもたらす変化は確かに植物世界にも及んできています。

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ホトトギス

2024年10月22日 | 

小雨、23度、73%

 今年の猛暑と小雨とで庭の草木を枯らしてしまいました。水遣りを欠かさなかったのに枯れました。気象が確かに変わっています。暑さに強いと言われているものまでが茶枯れてしまいました。我が家だけではなかったようです。

 夏の終わり、秋の初め、座敷に面した庭に咲くのは「ホトトギス」です。小さな頃から好きだったこの花を帰国後いく株も植えました。「ホトトギス」好きを知る友人からは珍しい品種もいただきました。多年草です。冬に枯れても次の年も芽吹きます。この春、可愛い双葉が大きな「マキの木」の老木の下に芽生えました。この「マキの木」が程よい木陰で「ホトトギス」を守ってくれています。順調に背丈を伸ばしていた「ホトトギス」に急に葉枯れが始まりました。朝晩水を遣りましたが、あっという間にほとんどが茶色に!特に頂き物の珍種はまだ日が浅く根の張りがないのでダメージが大きくなりました。触ってスッと抜けるものは根まで枯れています。そっと抜きました。

 半枯れの「ホトトギス」は7年前植えた一番最初の「ホトトギス」です。花色も昔からの「ホトトギス」です。枯れた葉を枝につけたまま、枝先に蕾をつけたのは九月の終わり、じっと見守りました。

 二日前からその膨らみが解け始めました。「ようこそ、ホトトギス」 

 薄青い花も薄ピンクの花も斑入りの葉の「ホトトギス」も今年は見られません。地下茎が残っていることを祈ります。花色、形どれもが私の心に染まる「ホトトギス」です。

 庭の木や草に対する暑さ対策、しっかりと考える必要性が出てきました。

「ホトトギス」好きの母に供えたいけれど、数が少ないので我慢してもらいます。

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金木犀が匂い始めました。

2024年10月12日 | 

晴、18度、75%

 雨が上がって三日間、庭木の刈り込みをしています。この夏は雨が少なく高温で二本木を枯らしましたが、大きくなる木はどんどん大きく育ちます。暑い夏できるだけ木を見ないようにしていました。気づけばどの木もモッサリとしています。一昨日、風に吹かれて気持ち良く手ノコを使っていると、ふっと鼻を掠めました。「あっ咲き始めた。」と私の倍もある「金木犀」を見上げました。 薄黄色の丸い蕾が開き始めていました。

 この数日、昼間は25度を超えます。「金木犀」の香りも強くなりました。見上げると花が開いて濃い蜜柑色になりました。高校生の頃から「金木犀」の香りを待ちました。あの頃は九月の終わりには咲いていたように思います。一週間にも満たない開花です。我が家の周りの古くからの家には必ず「金木犀」が庭にあります。国道を曲がってこの街に入ると途端、「金木犀」が香ります。幸せな一週間です。夕方窓を閉めるのが勿体無いくらい香りが漂っています。早朝は冷たい空気に清澄な香りです。日が上ると香りが色づき甘さを増します。

 「金木犀」が咲くと毎年ブログに書きます。「金木犀が咲きました。」とタイトルを入れて来ましたが、いや違うと昨日思いました。「金木犀が香り始めました。」と今年から書くことにします。小さな花姿は可愛いのですが、愛でるのは「香り」です。この花を乾燥させお茶にする中国人の粋なこと。花の香りを移した「桂花陳酒」、花をゼリーに閉じ込めたお菓子、香港生活で「金木犀」の使い方を教えてもらいました。トイレの芳香剤やソープの匂いは科学的です。花そのものの香りを引き出す中国人の知恵は素晴らしい。乾燥させた花にお湯を注ぐだけのお茶は香りもきつくはありません。花が湯に広がり微かに黄色に染まります。

 香りのある花が好きです。庭にはいく本も香りの木があります。優劣つけ難い香りの木です。

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彼岸花

2024年10月02日 | 

雨、21度、85%

 庭の「彼岸花」がやっと咲きました。例年より半月遅れです。庭には筑後から頂いた白の「彼岸花」と黄色の「彼岸花」があります。どちらも赤い「彼岸花」より遅く咲きます。今年は待ちました。

 お彼岸で山の墓地へ墓参りに行くと、毎年田んぼの畦道に赤い「彼岸花」が群れるように咲く景色が見られました。帰国したばかりの頃はその景色は子供の頃の記憶を呼びました。日本らしい秋の景色です。ところが今年は畦道に咲く「彼岸花」はポツポツ。目を疑いました。「稲穂」も例年なら黄金色ですがまだ葉が青みを帯びていました。今年の夏は暑さが異常でした。残暑も厳しく朝晩の気温が30度を下らない日も多くありました。植物が影響を受けないはずがありません。その上福岡は雨が少なく、立ち枯れの木や丈夫が売り物の「イワダレソウ」まで干からびていました。今年の春、「クリスマスローズ」が咲き終わった頃です。「クリスマスローズ」の育て方、管理の仕方は従来通りではいけないと、園芸雑誌の見出しにみました。「クリスマスローズ」は夏でも水遣りが少なくて丈夫な植物でした。ところが、この夏は用心して簾で日影を作っていたにもかかわらず、3株ダメにしてしまいました。おそらく暑さからでしょう。

 この十日ほど朝は過ごし良い気温になりました。それに敏感に反応してくれたのが庭の「彼岸花」でした。 今日からしばらく雨が降り気温がグッと下がると予報が出ています。草木や人間も涼しさがのありがたさを感じると思います。黄色の「彼岸花」は花芽が地上に見え始めました。雨と気温が下がることで一気に咲いてくれるはずです。白い「彼岸花」が薄いオレンジ色を帯びて咲いています。花付きが大きくなりました。「お待たせしました。」と言っているようです。

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プルメリア 

2024年07月26日 | 

晴、29度、79%

 「プルメリア」が咲きました。数年ぶりの開花です。「プルメリア」はハワイのレイの花として日本では知られていますが、東南アジアでもよく見る花です。香港では街路樹にところどころに咲いています。木が高いので花姿は見れません。落花して初めて「プルメリア」だと気付きます。夏の花です。南の国のの強い日差しの中咲く「プルメリア」は甘い香りを持ちます。

 アメリカの品種改良で花色がたくさん増えています。原種は白い花弁に花芯が黄色です。一重の柔らかな花びら、香港人は「ケイタンワ」と呼びます。「卵花」の意味です。亡くなったモモの好きな花でした。主人が朝の散歩で落ちている「プルメリア」を拾ってきます。主人の手のひらいっぱいの「プルメリア」を静かに匂うモモの姿が蘇ります。

 今年は花芽がたくさんつきました。喜んで開花を待ちました。ところが先日の大雨と強風で枝の一本が折れ、花芽も落ちてしまいました。気が沈みました。それでも花を咲かせてくれました。

 南方の植物「プルメリア」の冬越しは日本では基本屋内です。家に持ち込んでも落葉して裸木になります。春に葉が芽吹き始めるとその勢いに驚かされます。葉姿も美しい。

 辺りに漂うほどの香りではありません。花にそっと近づいて香りを胸に収めます。モモの姿を思い浮かべながら。

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河骨の花

2024年06月22日 | 

曇、24度、92%

 「河骨」という水辺の植物をご存知でしょうか?私が初めてあった「高骨」は染付の器に描かれた葉でした。「葉の形が可愛い、何だろう?」と思ったのは20年も前のことです。次にその形に出会ったのは和服の絵柄でした。当時は今ほどネット検索が進んでいませんでしたから、「河骨」に辿り着くまで数年かかったと思います。器も和服も葉のみの紋様でした。日本に伝わる紋様に違いありません。「高骨」と知ったのは数年前、たまたま「家紋」の一覧を見ていた時でした。古くからの紋様ですから「家紋」にあるのは当然です。「家紋」にも葉が三枚あしらわれています。

 葉の形、美しさは花と同じほど私の興味を引きます。「双葉葵」「花蘇芳」などなど見飽きない葉の持つ美しさがあります。この「河骨」に花が咲くのを知ったのは帰国してからのことです。しかも最近では減少傾向にある「河骨」だと知りました。そんな「河骨」を3年前分けていただきました。栃木の方で庭にある「河骨」を送っていただきました。家の小さな瓶に入れました。葉の大きさ5センチほどです。冬も緑のまま水から少し茎を持ち上げています。

 つい2週間前、新芽とは違う緑のビー玉のような花芽をつけました。花芽が重いのか?花茎が横に寝ています。「咲かないかもしれない。」そう思うと愛おしく一日幾度も葉陰の蕾を見つめました。

 昨日の朝、大雨の後の庭におりました。水遣りの必要がないのでぐるりと回っただけ、でもふと目に留まったのが「河骨」の瓶です。緑だった蕾が黄色くなっています。そして茎が真っ直ぐに立ち上がっています。 しかも、蕾の先がうっすらと開きかけています。それから2時間後、 開きました。「高骨さん、ようこそ」黄色の花びらの中にはまんまるな花芯が元気にのぞいています。次に観に行くと、黒いアリたちがたかっていました。息を吹きかけアリを追い払いました。その時触れた花芯はべっとりと濡れていました。よほど甘い蜜を出すのでしょう。

 「高骨」の花は次第に赤みを帯びてくるのだそうです。幾日咲くのでしょうか?夕方には、花先を閉じました。 アリが心配で幾度も観に行きました。

 写真に写り込んでいる葉は「紫蘇」の葉、切れ込みが入っているのが「高骨」の葉です。この瓶には一年中、「スズメ」が水を飲みに来ます。昨日は「スズメ」も開花を見たことでしょう。色の変化、種をつけるのか?「高骨」を見るのが毎日の楽しみです。

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今年も「ハス」が咲きました。

2024年06月20日 | 

曇、24度、85%

 蕾をつけてひと月半、「ハス」の花が咲きました。この蕾は今までで一番大きなものでした。例年より遅いかと思っていたのですが、昨日ブログ元から送られて来た一年前の私の記事は、「ハス」の開花でした。約束したかのようにほぼ同じ日に咲きました。

 大きく膨らんだ蕾は、日が上ると徐々に開き始めます。一日目はさほど大きく開きません。そして、午後3時ごろには花を閉じ始めます。 夕方にはすっかり花は閉じています。これを三日、もしくは四日繰り返し最後には「ハス」の緑の実が残ります。

 この瓶の「ハス」は早春株分をしました。「レンコン」の部分は小指大です。7年目に入っていたので、泥の中は「レンコン」だらけでした。大きく固い「レンコン」だけを残しました。それが花の大きさにつながったのだと思います。 

 「ハス」の蕾は葉に隠れるように付き、水面から20センチ30センチ茎を伸ばします。咲く1週間ほど前には葉陰から蕾は顔を出します。十分に太陽を浴びて、色づき開花です。

 もう一つの瓶の「睡蓮」は蕾すらつけていません。「ハス」と「睡蓮」の違いは花が水面に浮かんでいるものが「睡蓮」です。茎を伸ばすタイプは「ハス」です。

 数日後、「ハス」の実に変身するとグロテスクにも見えるのですが、この三日間は華麗な姿をしています。昨年「ハス」の種を取りました。種で増やすこともできます。秋には種蒔きをするつもりです。

 「ハス」も「睡蓮」も花と共に葉が美しいと思います。特に雨上がりには、大きな水滴を湛えています。水滴はレンズのように周りを映し出します。今年は幾つ花を咲かせるでしょうか。どの植物も花が咲くのを待ち焦がれますが、「ハス」「睡蓮」は中でも特別な気がします。

 「ハス」がハスの実になるまでの様子は、インスタに上げるつもりです。

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今年最後のビオラ

2024年06月16日 | 

晴、25度、86%

 「ビオラ」が好きです。「パンジー」でなく「ビオラ」が好きです。花の大きさが少し違うだけですが小振りな「ビオラ」じゃないとダメです。帰国以来6回の春、必ず家には「ビオラ」がありました。色々な色を試しました。ここ数年は花が終われば種を取り、秋には種を蒔きました。種から育てると、私の出費は減ります。発芽を待てば咲くのは晩春です。よそのお宅では年末から「ビオラ」が咲いています。その上、この色と思って蒔いた「ビオラ」の種、花が咲くと予想外の色の花だったこともあります。庭でとった種も、次の年には色が変わることもあります。そしてこの私、種から育てるのがとても下手くそです。

 昨夕、まばらになった「ビオラ」の鉢から残った花を切りました。最後の最後まで見ていたい、それほど好きな「ビオラ」です。色にもよりますが、満面の笑顔でのような「ビオラ」です。朝走る道の脇に置かれたプランターにこの冬は黄色の「ビオラ」が咲いていました。プランターいっぱい黄色の「ビオラ」でした。この「ビオラ」を見ると思わず顔が緩みます。緩やかな上り坂、きついなと思う私を励ましてくれました。

 今年は種を取りませんでした。年が明けたら「ビオラ」の苗を買うつもりです。たくさん並ぶ苗からパッと目の会った色の「ビオラ」をたくさん植えるつもりです。今年最後の「ビオラ」はテーブルの上でやはり笑っています。

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