曇り、28度、84%
ラバーメイドの水切りかごを使い始めて30年。今使っているので4代目です。30年前は、まだ東京に住んでいました。東急ハンズの台所用品売り場で求めました。色は赤。当時の我が家の台所、ホーローの鍋も全て赤でした。そして、この水切りかご、アメリカ製でした。その頃の「暮しの手帖」の商品比較の記事で、エアードライの一番優れた商品としても紹介されていました。エアードライ、つまり、洗って、入れっ放しでいかによく乾くか、という比較でした。言い換えれば、洗って入れ置けば、そのうち乾いていますよ、ということです。ずぼらな私にぴったりです。
この赤のはじめの水切りかご、香港まで連れてきましたから、おそらく10年は使ったかと思います。たまたま、香港のローカルの大きな雑貨屋に白いものが出ていました。それが2代目。これがどこ製だか、記憶にありません。白になると、さびが目立ちます。4、5年使うと、角角がどうしても錆び付きます。3代目は、香港では売られていなかったので、日本のデパートで求めて帰りました。これも白。4代目は、デパートでも売っていなかったので、ネットで注文して、日本の実家から持ち帰りました。
どうして、たかが水切りひとつにこんなにこだわるか、使い慣れもありましょうが、使い易いのです。今はたった二人の家族ですが、何故か、朝から洗いものがいっぱい出ます。
ある朝の水切りかご。 少ないときは、お鍋も一緒に入れます。
このかごの両サイドは、くるっと丸くなったワイヤーになっていて、コップを逆さにかけることが出来ます。コップのスペースぶん、広く使えます。向かって右側が、シンクです。片側に4つのカップ掛けがあります。だからいつもシンクの方の4ッで間に合うので、
左側のコップ掛けは、ほとんど使いません。片方に重さが寄っているのに、ひっくり返ることがないのです。この日は、右にお鍋までのっています。30年来の不思議です。
この水切りかごのある景色が好きです。中に洗ったものがあろうがなかろうが、色が赤でもクリームでも、ラバーメイドの水切りかごのある台所風景が好きです。アメリカでは、随分以前から、ラバーメイドの水切りかごはロングセラーと聞きます。アメリカ映画で台所が出て来ると、隅から隅までよく見ます。確かに、沢山の映画にこの水切りかごが出てきます。
そうそう、3代目からは、中国製です。だからと言うのではないのですが、なんだかさびが出るのが早くなったように思います。5代目が我が家に来るのも、そう遠くない気がします。