曇、26度、90%
「シナモンロール」ってアメリカの家庭パンだとばかり思っていました。数年前、映画「かもめ食堂」を見て初めて北欧の菓子パンでもあることを知りました。それまではアメリカっぽく天板いっぱいにちぎりパンにして焼いていた「シナモンロール」を巻いて好きな形にして一つ一つ焼くようになりました。
映画「かもめ食堂」を見た方は覚えていらっしゃるかもしれません。「シナモンロール」の焼ける匂いで道行く人が「かもめ食堂」の前で立ち止まるのです。甘く香ばしい香りは人を誘います。アメリカタイプの「シナモンロール」と北欧のものが大きく違うのは形だけではありません。生地に「ガルダモン」を入れて焼くところです。この「ガルダモン」が焼く時にそれはそれはいい香りを出します。
映画「かもめ食堂」以来、私の「シナモンロール」は北欧タイプに変わりました。 「ガルダモン」です。この鞘の中から種を取り出して、 粗く潰します。硬い種です。パウダー状のものもありますが香りの立ち方が種を潰した方が数段いいと思います。これを生地に入れ、「シナモンパウダー」を巻いて焼き上げます。白いアイシングシュガーがかかったのはアメリカタイプだそうです。
オーブンに入れて「ガルダモン」と「シナモン」のいい香りの中、オーディオの修理を始めました。早く食べたい一心、修理にも熱が入ります。気付くと「あれ、焦げてる!」大慌てで台所へ。甘いので焦げやすい「シナモンロール」です。
中のお砂糖が溶け出して手がベトベト、それでもやっぱり美味しい「シナモンロール」。食べながら何か忘れてる?そうです、「ラムレーズン」を入れるつもりでした。「ラムレーズン」を入れるともっと強烈ないい香りがします。オーディオの不調が気になって忘れていました。
やっとオーディオが治りました。次回は「ラムレーズン」入り、焦がさないように焼きましょう。