チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

南部鉄鍋

2024年09月26日 | 身の回りのもの

晴、24度、87%

 先日、新聞で「軽い南部鉄鍋」という広告を見ました。軽い?はずがない。と思い、台所にある二つの南部鉄鍋を出してきました。一つは50年近く使う「すき焼き鍋」 もう一つは10年ほどの「焼肉鍋」 形は違いますが、新しい「焼肉鍋」の方が軽くできています。同じ「岩鋳」という店のものです。見比べると、鉄の厚みが違います。どっしりと重い鉄鍋が囲炉裏にかかっている様は寒い地方の家庭の風景です。熱持ち、熱の伝導がよく鍋としては理想的な南部鉄です。

 軽く作られた「南部鉄鍋」は形もモダンです。今風のフォルム、吸い物なども作れそうな小ぶりな鍋、柳宗理のシリーズが出た頃からフォルムが画期的に変わりました。家族構成も料理の熱源も変化してきています。鍋が変わるのも当然でしょう。

 おそらく「南部鉄鍋」が私の鍋の原点なのか、他の鍋も重い鉄鍋ばかりです。ホーロー鍋も鉄鍋です。アルミ鍋ですら底が6重層で重い。最近求めた32センチ径の大きなテフロンのフライパンは見た目よりはるかに軽いものです。軽く作る工夫がされている最近の鉄鍋、主婦にはありがたい品です。鍋を持つのが大変だと感じるようになったのは最近のことです。でもこの重い鍋を使い続けたい、ならば腕の力をつけなくてはと考えます。

 生憎「南部鉄瓶」は持ちません。健康にも良く、お湯がおいしいと聞くと欲しいと思うのですが。「鍋敷き」も南部鉄です。 新しいものではありませんが、鍋敷きは昔からデザインが素敵です。重い鍋を使う台所では、出来るだけゆっくりした動きを心がけています。火を使い、刃物を使い、台所は家族の健康の発信地です。

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マイクロモザイクのピルケース

2024年09月14日 | 身の回りのもの

晴、28度、75%

 65年近く私とずっと一緒のイタリアの「マイクロモザイク」のピルケースがあります。モザイクの面は一つも欠けずに本体も綺麗です。実はこの「ピルケース」は私が3歳の時デパートで万引きしたものです。

 今はもうない福岡の「玉屋デパート」に「ローズサロン」という外商のコーナーがありました。昭和30年代半ばのデパートです。当時の高級品を扱うコーナーだったようです。母が足繁く通っていました。ガラスのショーケースを挟んで客は腰をかけて品物を見せてもらっていました。ある日デパートから戻った母は私のコートのポケットにこの「ピルケース」を見つけました。母は私に「取ったのか?」と問い詰めたかもしれません。記憶にありません。ただ直様私を連れてデパートに戻り、事情を話して買い取ったのがこの「ピルケース」です。この「ピルケース」を出してきては私が万引きした日の話をしました。ガラスのケースの上に出されていた「ピルケース」をポケットに入れた記憶はありません。でも母が幾度も話をするので、3歳の私がケースの上の「ピルケース」をポケットに入れる様子が見えるようです。

 旅行に行く時は常備薬をこの「ピルケース」に入れて持って行きました。最近はあの味気ない小さなチャック付きのビニール袋に変わりました。場所を取りません。

 65年経った今見てもこの「ピルケース」は私の好みです。6角の形といい、赤の色、花の組み具合、確かに私の好みです。そして手に取る度、3歳の私を思います。明るいガラスのショーケースの上に置かれたこの「ピルケース」をどんな気持ちで眺めて、ポケットにしまい込んだのか。「三つ児の魂、百までも」と言いますが、3歳の時、綺麗だ、好きだと思った「ピルケース」をこの歳になっても変わらず好きです。不思議な縁でずっと私の側にあり続ける「ピルケース」です。

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傘の柄が直りました。

2024年09月07日 | 身の回りのもの

晴、27度、82%

 ふた月前、傘の柄が虫に喰われてボロリト取れました。ひどい虫食いでした。傘の修理をしてくれる店は今ではほとんどありません。繁華街の古い傘屋を思い出しました。明治から続くという傘屋です。アーケード街にある店をを訪ねると、私と同年配のおじさんが快く引き受けてくれました。2ヶ月かかると言います。見れば奥にずらりと並んだ傘は全部修理の傘でした。竹の柄ですがと言うと好きなのをお選びくださいと、開けられた引き出しには竹の柄ばかりが太さ長さも違いたくさん入っています。おじさんが「私は色白が好みです。」とあまりに仰るので、色白を選びました。ちょうど2ヶ月経った頃、出来上がったとお電話をもらいました。

 ふた月前、ボロリと取れた傘の柄のこのブログを読んだ友人が「真奈さん、お揃いで柄に付けましょう。」とパンダの飾り物を送ってくれました。 早速昨日、柄に付けました。可愛い!実はこの傘の絵柄にもパンダが描かれているのです。友人はそれをご存知ありません。 KEITA MARUYAMA の傘です。この絵柄が気に入って買った傘です。偶然の一致に大喜びでした。ありがとう。

 傘を修理に出してしばらくした頃、傘をしまってあった玄関の造り付けの棚の上板に虫食いの跡を見つけました。 白いカスが出ていました。急いでノズル付きの殺虫剤を注入すると、小さな虫が出てきました。シロアリではありません。 こんな虫です。2、3ミリの虫です。「ケブカシバンムシ」と言う虫だそうです。毛が生えています。我が家のような古い家屋の木材を食う虫だそうで、この上板の真下に傘を仕舞ってありました。玄関の両側にある造り付けの棚は昔からあります。おそらくこの家ができた時からあったと思われます。つまり100年近く前の棚です。古い家にありがちな虫食いが傘にまで及びました。

 同じ場所に仕舞うのの考えものと、昨日は隣の棚に入れました。直して使い続けることの少なくなった昨今、修理をしてくれる店も見つけるのも一苦労です。家具も鍋釜や食器、電化製品、直して使うのは気持ちがいいと感じます。古いものに囲まれて生活していると尚更「直す」ことの大切さを思います。

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岩舘隆さんの「浄法寺塗」

2024年08月30日 | 身の回りのもの

雨、25度、97%

 岩手県二戸市の浄法寺は日本で一番良質な「漆」が採れる土地だと聞きます。「漆」を搔き、漆器に仕上げていく何百年も続く歴史がある土地だそうです。その「漆」はお安い中国産に「漆器」はプラスチック製品に押され、すっかり「浄法寺塗」は途絶えました。その「浄法寺塗」を甦らせたのが塗師の「岩舘隆さん」です。

 私は塗りの器が好きです。普段に毎日使う「漆器」、洗うのも普通にお茶碗と同じように扱います。蒔絵の漆器ではなく毎日使う漆器は素地のものを揃えています。40年近く前、馴染みの器屋さんにあった手に収まりの良い黒のお椀が私の「浄法寺塗」との出会いです。ぽってりとしていますが、黒の色もよく汁ものばかりかご飯も香のものも色映えよく収まります。すぐに、同じ型の朱の椀を揃えました。その次は朱の大ぶりな蕎麦椀を求めました。そして、お店を介して作っていただいたのが「合鹿椀」と呼ばれる台の高い椀です。 すべて「岩舘隆さん」の手によるものです。どれもこれも長年の使用にびくともせず艶を増して来ました。

 数日前の新聞に「岩舘隆さん」の記事を見つけました。「浄法寺塗」の復活に尽力なさったことが書かれています。 「岩舘さん」のこうした働きは馴染みのお店の方から伺っていました。

 浄法寺の「漆」がいいものだと知れるようになったのは30年ほど前だったと思います。私が「浄法寺塗」を買い求めて数年後のことです。そしてあっという間にお値段が上がりました。馴染みの店も器が入ってこないほど人気が出ました。私は運良く随分お安いお値段で「浄法寺塗」を揃えることができました。今は「溜塗」が流行りですが、「浄法寺塗」の「朱」は鮮やかでどこかに可愛さを秘めた色で私の好みです。日々使う塗椀はこの4種類、テーブルに上がらない日はありません。

 岩舘さん、お元気に今も器に塗りをなさっています。人の手で作られた器を手に取ると、作り手のお人柄まで伝わります。優しくておおらかでそれでいて剛健な「浄法寺塗」、改めて感謝の気持ちで使います。岩舘さん、ありがとうございます。私の大事なお椀たちです。

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アイホンの充電スタンド ベルキン

2024年08月14日 | 身の回りのもの

晴、29度、80%

 家族が多く集まると、家中のコンセントにスマホなどの充電ワイヤーがぶら下がります。小学5年生の孫も自分の携帯を充電します。私の充電場所はベット脇のテーブルです。朝起きると暗がりの中、スマホとアップルウォッチのワイヤーを外して起き上がります。カーペとの上に出ているコードは扇風機も加わりゴチャゴチャしています。起き上がったとき危うくワイヤーに足を取られそうになったことがありました。「危ないなぁ。」ワイヤーを減らしたいと思います。

 数日前、久々にアップルストアーを訪れました。どこのアップルストアーも素敵な店づくりです。立地もよくどんなに人が多くても空間の広さがそれを感じさせません。買いたいものがあるわけではないのですが店内の商品を見てまわりました。アクセサリー売り場にアップルの商品でないものが並んでいます。アメリカのベルキンがアップルのために作った充電器です。ネット上では見ていましたが、実際手に取るのは初めて、マグネット充電のアップル商品向けです。平置きのものから立体的なものまで数種類ありました。これを使えば足元のワイヤーの数を減らせます。デザインがシンプルでそれだけ置いていても目障りではありません。私が選んだのはスタンドタイプです。 

 マグネットでつければ充電を始めます。もちろん高速充電です。このタイプ、土台の部分はエアーポッズの充電場所です。耳のことを考えてエアーポッズは手放しました。邪魔にならない大きさが気に入っています。

 ワイヤに足を取られて転ぶ心配も減りました。横置きタイプは場所を取られますが、シンプルさは一番です。実はこれアップルストアーでは買いませんでした。家に帰りネットで検索すると、ありました!アマゾンのタイムセールです。40%のお値引き、すごくいい気分です。もちろんプチンして翌日には手元にありました。実証品を見て確認してのネットの買い物は安心です。アップルの商品がリニューアルされるたび買い替えたのは数年前まで、目新しい機能がなくなったからです。それでも新商品を見ると心が動きます。この充電器も長い付き合いになる気がします。

 

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テフロンのフライパン

2024年07月27日 | 身の回りのもの

晴、29度、76%

 テフロン加工された鍋は使い捨てだと思っています。一生使える鍋ではなく、焦げ付き始めれば使い物になりません。7年前、帰国した折に新調したテフロンの「炒め鍋」で先日、餃子を焼いたら餃子の皮が鍋底に焦げ付きました。惨めな餃子でした。替え時はとっくに過ぎています。分かっていたのですが、ケチなので使い続けていました。 主人の一言「替えなさい。」で新しいテフロンのフライパンをネットで探しました。店に出向くよりはるかに多い商品数、同じ商品でも値段に差があり、選び甲斐があります。

 翌日、新しいテフロンのフライパン到着しました。古いのと同じ径32センチサイズです。ただし「炒め鍋」ではなく深さが低いフライパンタイプにしました。 早速、新しい物を使ってみました。テフロンってこんな感じだったんだと改めて使いやすさを発見します。忘れかけていた感覚です。つまり、かなり長いことテフロンが効かない「炒め鍋」を使っていたのだと反省。テフロンの鍋の寿命は知りません。私の使い方は荒い、しかも雑です。傷みが早いのに買い替えが遅い、長いこと不自由な思いをしました。

 一生物と思って揃えた鍋類よりはるかに安い値段です。今回は軽量タイプを選びました。煽って使うことはしませんが、腕の力も弱くなっています。早く買い替えるべきだったとつくづく感じています。

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サーモマグ

2024年07月21日 | 身の回りのもの

晴、30度、88%

 じっとしていても汗が滲みます。朝6時過ぎには庭を一回り水遣りを済ませます。汗がポトポト。朝から30度を超しています。冷たいお茶を幾度も飲みます。主人や息子から「水分補給、寝なさい、食べなさい」と頻繁にメールが届きます。

 ペットボトル飲料、缶飲料が苦手です。水も好きではありません。外出時には家の冷たいお茶を持って行きます。 今までは車のディーラーがくれた保温保冷カップを使っていました。すぐにぬるくなるし熱いものはすぐに冷めてしまいます。時々、漏れます。持ち運びに便利な水筒を探しました。

 折り畳み傘サイズの「アンブレラ」と名前がある細身の「サーモマグ」を見つけました。いいサイズ感です。トールとショート2サイズ、トールを買いました。300cc入ります。冷たさが5時間経っても持続しています。 1時間以上の外出時には持って出かけます。朝の走る時に持って行こうか考えましたが、ちょっと重たかった。ショートタイプなら女性がジョギングする時でも携帯できそうです。無地、柄がついたものも素敵です。私のは「ミナペルホネン」とのコラボ商品で「森の中」と名前がついています。

 この暑さ、9月ごろまで続くのかしら?長期予報では暑い夏、残暑が厳しいと出ています。水分補給を忘れないでくださいね。無理をせず、ゆっくりしたペースでよく寝ましょう。

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ツヴィリングの「料理はさみ」

2024年07月18日 | 身の回りのもの

晴、29度、89%

 台所の引き出しから「料理はさみ」を出してきてびっくり!刃先が折れていました。一人暮らしを始めた時から使ってきた「料理はさみ」ですから、50年使っています。持ち手のブルーもはげかかっていますが、丈夫なドイツ製です。まさか刃先が折れるとは思いもよりませんでした。その日は刃先のないまま使いましたが、はさみは二枚の刃のバランスで仕事をします。どうも動きが悪い。そこで同じツヴェリングの「料理はさみ」をネットで調べました。思っていたより値段が高い。燕三条の「料理はさみ」も評判がいいので値段を見るとこちらも負けず劣らずのいい値段です。もっと簡便な作りの「料理はさみ」もありますが半世紀使い慣れたものは手に馴染んでいます。ツヴェリングはスタイルも機能も全く同じものを作り続けています。

 悩んでいたところ、Amazonが「プライムデー」でセールを始めました。ツヴェリングの「料理はさみ」で検索すると、33%安い値段で出ています。「買い換えよう!」昔ながらのブルーはなくなっています。赤、黒、シルバー。シルバーは値引率も低く、赤か黒で悩みましたが「黒」にポチン。翌日届きました。 形や機能ばかりではありません、重さも全く同じです。古いものはネジを若干緩め自分仕様にしていました。黒は開け閉めがまだ硬い感じです。ネジを緩めるつもりです。

 「料理はさみ」ひとつにドイツの物作りを感じます。ツヴェリングも軽量型の「料理はさみ」を出していますが、私は昔ながらのこのはさみに信頼を置いています。燕三条の「料理はさみ」は形もツヴェリングに似ています。手に取ったことはありませんが、値段もツヴェリングとさほど変わりません。燕三条も息長く同じものを作り続けて欲しいものです。

 黒の「料理はさみ」が引き出しに収まりました。青より男前です。さて、青の「料理はさみ」まだまだ家でお仕事してもらいます。庭仕事にたくさん使い道があります。いい材質のものは長く使えます。

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だまし絵のサンダル

2024年07月02日 | 身の回りのもの

雨、24度、94%

 ひどい雨降りには長靴を履きます。普通の降りならサンダルで通すようになりました。スニーカーもいいのですがソックスも靴も濡れるのがイヤ。サンダルなら素足ですから拭くだけ、サンダルの素材ではすぐに乾きます。

 普段履くサンダルは「TEVA」の足をホールドする歩きやすいタイプです。どれだけ歩いても疲れません。その上、安定性が良い優れものです。今年見つけたサンダルは軽量、「シャワーサンダル」と書かれています。一見すると甲の部分がバックルのようですが、これは絵です。つまり「だまし絵」。絵のような大きなバックルがついていれば重くなります。 「シャワーサンダル」ですから蒸れてもすぐ乾く、造りも至ってシンプルです。「マルニ」の「だまし絵」的な遊び心が好きです。 しかもきちんとしたサンダルの数分の一のお値段も嬉しい。雨の毎日、この「シャワーサンダル」を外出にも履きます.濡れた道を歩くと「ペタペタ」と音のするビニールサンダルもありますが、音も立たずスタスタ。「シャワーサンダル」にありがちな幅広ではありません。大事に履こうと普段ではなく外出用です。

 最近スニーカーのような紐靴を履くのが面倒になりました。度々紐結びをしないでもいいように靴べらで履けるよう紐を調節しています。そんな怠け者の私ですが、走る時のスニーカーだけは別です。毎朝毎朝、紐を結び、結び具合を確かめます。

 「だまし絵」のサンダル、今年の私の流行!

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傘のハンドルが折れる

2024年06月23日 | 身の回りのもの

雨、28度、89%

 日本に帰国したら、軽くていい「折りたたみ傘」を買おうと思っていました。たとえ中国製でも日本で売られている「折りたたみ傘」は、軽い、丈夫、いいものがあると思い込んでいました。そして、帰国後、早々に揃えたものの一つが「折りたたみ傘」です。普段使いの超軽量、もう一つは、外出時用のバンブーのハンドルがついたものです。

 超軽量の傘はモモの通院時に大活躍しました。ところが一年も経たず強風の日に骨が曲がりました。修理を頼もうとあちこち当たりましたが、「折りたたみ傘」の骨の修理はどこもやってくれませんでした。超軽量は持ち運びに便利でしたが傘の広さが狭く肩先が濡れることもありました。一方、やや重いけど柄とバンブーのハンドルが気に入って求めた傘は大事に外出時のみ使います。滅多に使わずにいました。大事な傘です。

 普段は30年ほど使っている「長傘」を2本使います。「透明傘」の安全性も認識しているのですが、乾きの悪さ、チープな見た目がどうも気に入りません。貰い物などいく本かありますが、壊れたらすぐに捨ててしまいます。「透明傘」を直して使うなど考えたことがありません。

 先日、雨が来るかもしれないと、外出時にバンブーのハンドルの傘を助手席に放り込みました。信号待ちしている時、助手席に目をやると砂粒のようなものがいっぱい散らかっています。「何だろう?」パーキングに入れて傘を持つとハンドルがグラグラです。驚いてよく見るとバンブーに小さな穴がいくつも空いています。「虫食い」です。 腹立たしいやら、悲しいやら。

 「傘の修理」をしてくれるところが少なくなりました。「傘修理」と看板をあげている店などありません。靴の修理のチェーン店でも「傘の修理」は限られた範囲だけです。今回は「折りたたみ傘」の骨ではありません。ハンドルの付け替えです。同じようなバンブーに付け替えて欲しいと、傘の専門店に電話しました。福岡の中心部にあるアーケード街、子供の頃はここがいちばんの繁華街でした。もうすぐ大規模ビルの開発が進むそうです。この商店街に子供の頃からある「傘屋」があります。よく商いを続けてこれたと感心します。くるくると回してつけたハンドルではないので、電話では「まずは見てみます。」とのお返事でした。

 30年は使う「長傘」二本、一本はイギリス製、もう一本は中国製です。「石突」と呼ばれる突ペンが取れてはいますが丈夫です。 木のハンドル。ぐらつきもありません。 パラソル自体が緑の葉っぱ、ハンドルも葉っぱの形です。丈夫で長持ち。

 傘は玄関の棚にしまっています。バンブー好きな虫が喜んで食べたのでしょう。明日、銀行に行くついでに「傘屋」に修理に持って行きます。「どうか直りますように。」

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