チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ポピーシードケーキ

2011年06月30日 | 菓子

小雨、25度、94%

 "THE COOKBOOK COLLECTOR" 昨日やっと読み終えました。最後の章で、ジューイッシュの結婚式の事が書かれています。ジューイッシュは、食べ物に宗教的な意味合いから規制があります。15年ほど前に、ニューヨークから見えたジューイッシュのご夫妻を、広州までご案内して3日ほどご一緒しました。それ以来、ジューイッシュの食べもに興味を持っています。

 "THE COOKBOOK COLLECTOR"の中に書かれている食べ物に、ポピーシードケーキがありました。アメリカの雑誌"FOOD AND WINE"などにはよく登場して、7、8年前、わたしすっかりはまっていました。でも、ジューイッシュからきた食べ物とは、昨日まで知りませんでした。

 急に食べたくなって。 アメリカのケーキのいいところは、材料さえあれば、作り方は至って簡単。材料を次々に足して、後はオーブンにポイ。レシピーにしても、カップとスプーンではかるだけ、ただし、1CUPの量が違います。ポピーシードケーキのペシピー、8個もありました。でも、この小さなメモのが一番好きです。

  ポピーシード、芥子の実はブルーの色をしています。そしてとってもいい香りです。水分の多いケーキを焼くときは、ル クルゼのテリーヌ型を使います。火のあたりがいいので、側面もしっかり焼き色がつきます。

  暖かいうちに、レモンシロップをたっぷりと打って、出来上がり。

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象牙のスプーン

2011年06月29日 | 身の回りのもの

雨、27度、97%

 カトラリーというと、テーブルの上で使うフォークやナイフを言うのかとと思っていたら、キッチンで使う包丁も指すのだと、ある本にありました。私たち日本人は、お箸があるのでカトラリーにお世話にならなくても十分やって行けます。

 香港人、中国人は、お箸とレンゲを使ってうまく料理を食べます。東南アジアの人たちを見ていると、スプーンとフォークです。スプーンをナイフ代わりに使っています。お隣の韓国では、スッカラとお箸。スプーンの占める割合は大きいですね。私は、やはりスプーンが好きです。お箸で取りこぼす物も、スプーンならうまく口に持って行けます。きっと、お箸がうまく使えないのでしょう。

  この象牙でできたスプーンは、ティースプーンの大きさです。一つ一つ表情が違います。お茶のときに使いません。かといって、口にあたる部分が何となく長いため、アイスクリームにも使いません。とっても好きなのに、出番がジャムのとき、蜂蜜のときに限られています。

  柄の部分も、手彫りの模様があります。香港、金鐘に西武デパートがやってきたとき、インテリア用品の売り場で求めました。どこで作られたのか、今でも解りません。インドかしら?ベトナムかしら?知らない分、想像しています。

 日本の西武デパートから、香港の会社がマネージメントする西武デパートに変わりました。そして、先月西武デパートは閉店しました。西武デパートが、元気だったころを懐かしく思います。

 

 

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スウェーデンのトレー

2011年06月28日 | 身の回りのもの

雨、27度、97%

 トレー、お盆、何かと便利なものです。トレーに食べ物を乗っけて持ち運べば、どこでもテーブル代わりになります。その上、トレーの中なら、パン屑をポロポロこぼしたって、流しの上でトントンとすれば落ちてくれます。そんな訳で、トレーやお盆のファンです。

 素材は、木でできた物が一番好きですが、シルバーのひんやりした感触も捨てがたく思います。

  このトレーは、スウェーデンの物。何の木でしょうか?きれいな木目が見えます。このトレー、15年ほど前に、香港セントラルのプリンスビルにあるアッルフレッドで求めました。アルフレッド、アンティークの物を扱うお店になりましたが、当時はフランスや北欧の物、しかもちょっと珍しい物をおいていたお店です。このトレーは横が44センチ、縦が30センチの一番大きなサイズでした。小さい物は、パントレーくらいの大きさのもあり、色は赤と青の二種類。横のふちにハート形が抜かれています。一目見たときから、朝食用にと思って求めました。

  息子が、日本に戻った後でしたので、二枚買いました。家人と私ようです。同じ大きさ、形のトレーを持っていると、ランチョンマット代わりにもなります。さすがに、朝食と言ってもご飯とお味噌汁のときは使いません。

 北欧の物の色使い、デザインのスッキリとした様が好きです。長い冬、一日の大半が暗いという生活に、明るさを必要としているのでしょう。

 トレーやお盆のファンなのですが、一つだけ困った事が。とてもかさ張ります。狭い我が家では、仕舞うのにも一工夫。

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ひな鳥を連れて フェザードフレンド

2011年06月27日 | 日々のこと

晴れ、28度、89%

 我が家を訪ねてくれる鳥たち、私が名前を覚えられず、「あたまつき」と呼んでいる冠羽を頭に持っている、「紅羅雲」のつがいが先月の終わりころ、巣を作り卵を産んでいました。ポディウムで煙草を吸う家人は、植木屋さんに卵を見せてもらいました。私も見たいのですが、親鳥が巣を放棄してはと、ぐっと我慢です。

 目の下にきれいな紅色。尾の下がややオレンジ色のヒヨドリです。今月に入って、いつも、つがいで仲良くえさを食べにくるのが、一羽づつ来るようになりました。またしばらくすると、えさのパンやお芋をくわえて飛んで行くようになりました。4日前の事です。熱帯性低気圧が過ぎて晴れ上がったので、窓を開けていると、いつものえさの催促の声が聞こえます。「今行きますよー。」と、パンを持って窓から手を出した私はびっくり。4羽のあたまつきがいます。

 親鳥は私が手を出してももう逃げません。でも、ひな鳥たちに教えるためか、このときは4羽して飛び去りました。

 ひな鳥です。まだ目の下の紅色が出ていません。羽もぼさぼさで、産毛のようです。

 二羽のひな鳥です。我が家までやってくるのに、まだ親鳥がえさを口移しで与えています。実は今も、3羽でやってきました。よく見ていると、母親が二羽のひな鳥を連れて動いています。そしてこの3羽にほかの鳥が近づくと、どこからともなく父親鳥がやってきて追い払うのです。

 昨日一日座って、カメラを構えていましたが、なかなかうまく撮る事ができません。

 夕飯のとき、家人と今年の我が家の10大事件の一つにきっとこのひな鳥の誕生も入るね,と話しました。巣立ちをするのも、もうすぐでしょう。元気に育ってくれますように。

 

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フォッションの紅茶

2011年06月26日 | お茶

小雨、28度、89%

 20年ほど前、それこそ大流行したのがフォッションのアップルティー。金色の缶に入っていて、これを飲んだ事ない人は流行遅れのような感じすらしました。私も、しっかり流行に乗って、ひと月で大きい缶を空けるほど楽しんでいたものです。

 香港にきた当時、フォッションの直営店がセントラルにありました。日本に入っていないような、瓶詰めや種類豊富な蜂蜜がおいてありました。珍しさから、松の蜂蜜を買ってみたことがあります。蜂蜜とは思えないようなインパクトのある松の蜂蜜でした。

 それからしばらくして、フォッションの経営が悪化したらしく、香港の店は閉じられました。日本に帰って、高島屋の地下に行くと、パンの行列にもびっくりしますが、あるころ、パッケージが一新されました。モダンになりすぎたかなと思いますが、そこはフォッション、品よくまとめています。

 2年ほど前、出張で日本に行く家人が、香港の空港から電話をかけてきました。「今、フォッションの店にいるけど、ミルクジャムって言うものがあるけど?」はて、ミルクジャムとは??

それよりも、フォッションがどこにあるの?何と、香港空港の日本行きが多いゲート60番台のあたりにお店がオープンしていました。つまり、ボーディングパスを持って入らなければ買えないところです。

 その後、家人について台湾に行くことがありました。台湾のクライアントの奥様にお土産をフォッションで選ぶ事にしました。いい紅茶と、何かきれいなお菓子でも。紅茶を2缶買うと、もう一つおまけにくれるとお店の人が言っています。おまけの分は自分用に。お土産を選ぶときより、ぐっと力が入ります。自分が飲むのですから。キャラメルフレーバー、小さなソックスの絵が気に入って、 赤ちゃんが生まれたときのお祝い用の紅茶をもらいました。台湾にいる間、この紅茶の事が頭から離れません。家に帰るなり、すぐに入れてみました。んーん、ちっともキャラメルがにおわない。何度入れても同じです。この紅茶は私にとってはずれでした。でも、きれいなピンクのこの缶は、ほかの紅茶を入れて使っています。

  昔の金色のフォッションの缶は嫌いだったのですが、2重の蓋も気に入っています。

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パグ犬モモ トリム

2011年06月25日 | もも

晴れ、27度、87%

 毎週金曜日、家人が仕事に出かけると、パグ犬モモのトリムが始まります。いつもこの時間は、パグ犬モモ、朝寝の最中です。寝ていらっしゃるのを承知で、「もも、もも。」と呼んでいると仕方なさそうにやってきます。

 この春先からはじめた、自宅でのトリム。昨年までは、大好きなおばさんがいるペットショップでしてもらっていました。ところが何が原因か、行きたがりません。そこで、恐る恐るはじめてトリムです。パグ犬モモの抵抗にあうと思いきや、すんなりとトリムをさせてくれます。

 思ったより簡単なので、毎週毎週、私は楽しんでます。

さて、 これが最近のトリムの最中です。体をかいてもらっていると思っているのですかね?よいしょ、反対側も刈らなくては

    手間がかかりますね。床屋さんで頭を扱ってもらっていると、眠たくなる、あれと同じなのでしょう。お顔を見ると

    どうもお休みのようです。お腹を刈りますよ、と声をかけると、

足を開いてくれます。終わりましたよ、と言ってもこのままです。おおちゃくなのかしらね?

 うまく刈る方法はないかと、ウエッブで調べたら、出てくる記事はバリカンでの怪我の事ばかりです。確かにパグ犬モモ、お肉がフタフタしているので、気をつけています。変なポーズばかりなので、お顔の写真も載せてあげましょうね。

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インフォメーションポール 香港

2011年06月24日 | 香港

晴れ、27度、90%

 世界で一番長いと言われているエスカレターを一番上まで上りきると、さほど大きくない道に出ます。上がったの右となりのマンションが我が家です。上りきったところに、インフォメーションポールが立っています。

 世界中の旅行客が、「地球の歩き方」のような本を片手にインフォメーションポールに向き合っています。このエスカレータを上ったところが、夜景で有名なピークだと勘違いをしている人もいます。ほとんどの人が、エスカレーターを上って、そこからピークへ行こうという人たちです。歩いて行こうと思っている人、ピークトラムに乗って行こうと思っている人、様々です。

  こんな地図がポールについています。英語、日本語表示付きです。さすが観光都市!ところがこの地図を見ただけでは、歩いて行く人も、ピークトラムに乗りたい人も解りにくいのです。歩いて行くには、オールドピーク道に出れば一本道です。オールドピーク道に出るのには、10分も歩けばいいのですが人通りが少なく、心細くなります。だいたいの人が夕方にピークを目指します。冬ともなれば、オールドピーク道を上がる途中で陽は沈むし、何分にも急な坂です。世界で一番長いエスカレーターの上りきったところから、小一時間でピークにはつきます。

 さて、問題はピークトラムの始発に行きたい人たちです。地元の人でも20分は歩きます。途中動物園を抜けたり、歩道橋を渡ったり、これは説明する方も難しいのですが、イメージがわかない旅行客の人の方が、もっと解らないと思います。

 ちょうど、私とパグ犬モモが夕方の散歩に出かけると、こういうあちこちから見えた旅行客の人に道を尋ねられるのです。一週間に3、4組の方達に声をかけられます。

 この近くに住む人は、多かれ少なかれ同じ経験があるようです。サウスチャイナモーニングポスト、英字新聞の投稿欄には、このポールの表示をもっと解りやすくするようにと出ています。

 私はというと、一応行き方を教えるのですが、「タクシーで$50ですから、そちらの方が早くて、お安いですよ。」と、つい本音が出てしまいます。

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蝉時雨 香港

2011年06月23日 | 香港

曇り、27度、87%、シグナル3

 セミが鳴き始めてそろそろ二ヶ月半。香港のセミさんは日本のセミさんより大型です。一人で鳴いているときはそれこそ不細工な鳴き声です。

 蝉時雨、セミが鳴きしきることを言う言葉ですが、蝉時雨と聞くとうるさいと思いますか?それとも、静かだと思いますか?セミが鳴いているので、静かなはずはないと思うのですが。

 私が毎朝走るボーエンドー、それこそ蝉の鳴き声しかしない一角があります。両側が高いアカシアの木に囲まれて、明け始めた空が、遠くに葉の間から見えるような場所です。27、28度の中を走っているのに、そこにさしかかると空気がすーっと冷たく感じます。そして、どれだけの数のセミが鳴いているのか、聞こえるのはセミの声だけです。私の足音も、鳥の声すら聞こえません。この一角を走り抜ける間、不思議と私は、静かだなと、思います。

  セミの声に、閉じ込められたような錯覚に落ちいるのです。熱帯性低気圧の影響で、断続的に雨が降る香港です。雨の合間の早朝は、都会とは思えないほど空気が澄んでいます。セミの声、太陽のギラギラ輝く下で聞くと,どうも苛立ちます。それが、薄暗い部屋や、陽の差し込まない森で聞くと、この上なく静寂と感じるのは私だけでしょうか。

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香港 昔の犬たち

2011年06月22日 | 香港

雨、26度、97%、シグナル1

 私が香港にやってきた20年以上前、香港で犬を飼っている人など稀でした。ペットショップなんて全くありませんでしたし、動物病院など香港島にはハッピーバレーにただ一つ。香港に行けばチャウチャウを飼っている人がいっぱいだろう、と楽しみにやってきた私です。香港で、犬が大々的に飼われ始めたのは、映画「101」が放映された後からです。「101わんちゃん」の実写版。つまり、ダルメシアンが大流行でした。そして瞬く間に、ダルメシアンが姿を消して、シュナイザーが流行りました。まるで、ファッションです。姿を見なくなった犬はどうしたのでしょう?

 そんな飼い犬の流行とは別に、町中には野良犬もいたのが20年以上前の香港です。

 この犬はランタオ島のフェリー乗り場、ムイオウのバスターミナルにいた犬です。痩せてますね。

  こちらの犬たち、ランタオ島の大きなお大仏さんの下のバスターミナルにいました。まだ、香港ものんびりしていました。

  ここは、香港島セントラルの石板街です。犬たちがいる横の空き地は、今はしゃれた公園に。上の食堂は、カフェになっています。もちろん野良犬なんていません。

  この光景もよく見たものです。船で生活する人たちが、犬と一緒に暮らしていました。ここは、香港島南のアバディーンです。船で飼われている犬もすっかり姿を消しました。

  街の片隅に、こうして生きていた犬たちがいました。

  ここは、香港新界の田舎、人が住む集落の近くには、こうして野良犬たちの姿がありました。

  ここは、ランタオ島、タイオウ。島のはずれです。ここには筏のような渡し船があります。きっと、主の帰りを待っているのでしょう。この犬はいつも、ここにいました。

  ここは、マカオの市街地。使われなくなった船着き場にいた犬です。

香港もマカオも、きれいで大きな街になりました。そして、こうした野良犬たちはいなくなってしまいました。確かに、中国と陸続きのところでは、未だに狂犬病があります。今香港の犬と言えば、皆さんリーシュにつながれた方ばかりです。

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ピークトラム 香港

2011年06月21日 | 香港

晴れ、28度、83%、シグナル1

 香港は、狭いのに交通機関の種類や特異な乗り物が多いと思います。普通に生活していて、これらの交通手段を自由に使えるようになると、香港はぐっと面白くなります。

 旅行でも、観光バスに乗ったままよりいろんな経験ができること請け合いです。香港島の頂上、夜景で有名なピークに行くのには、ピークトラムで行くのも楽しいものです。このトラム、市民の足よりもどちらかというと、観光客向けの乗り物です。初めは、山の上に住むイギリス人のための足だったようですが、実際のところ現在は観光客でいっぱいです。

   香港島セントラルとアルボルティンのほぼ中間にあるピークトラムの始発駅です。さすがに観光都市香港、土日の夕方、夏休みともなれば昼間から長蛇の列ができます。ピークトラムは、ケーブルカーです。途中急な坂を上ります。座席はすべて頂上を向いていて、座っていても急な勾配では、頭がのけぞってしまいます。

 実は我が家からピークに行くのには、ピークトラムを使わずに歩きか車です。あまり乗る機会がないのですが、お客様が見えたときなどご一緒します。始発からピークまでの間に4つほど駅があります。たとえ始発が、長蛇の列で乗れなくても、この途中の駅に立っていれば乗せてもらえます。

  こういう標識が見えます。すると、

  ここは始発から初めのケネディーロードの駅です。

   なかなかしゃれた駅になりました。ピークへ行きたければ、グリーンの矢印が上向きのボタンを押して待っていればいいのです。押し忘れても大丈夫、運転手さんが乗るか乗らないか尋ねてくれます。料金は、下りたところで払います。途中から乗る人、途中で下りる人を見かけませんが、私は、家人がお客様と始発の駅で並んでいるときに、途中の駅で乗せてもらい、先にピークへ到着しました。満員のときは座れませんが。

  ケネディーロードの駅で写真を撮っていると、上ってきました。

  二つ目の駅を過ぎたあたりから、40階近い高層マンションの間を上ります。これもまた、香港ならではの光景です。全行程、10分ほどです。

 

 


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