曇、18度、78%
水と小麦粉とお塩だけで作られるバゲットなどのフランスパンはご飯に似ているように思います。お米そのものの美味しさが素直に出て来るご飯、同じように小麦粉の美味しさがそのまま伝わって来るフランスパンです。ご飯と同じで炊きたて、フランスパンは焼きたてが一番美味しいと思います。
フランスパンは残って冷凍してオーブンで温めなおすとお美味しいと言われますが、焼き立てに比べたら雲泥の差です。私一人が一度に食べれるだけの小さなフランスパンを焼いています。一晩冷蔵庫で生地を寝かせますから、食べたい時刻から逆算して作ります。
プルマンローフと言われる食パンは、冷凍しておいても味が落ちるわけではありません。プルマンローフは焼きたてよりも、数時間置いてパンの中の蒸気が出てしまったぐらいが一番美味しく感じます。
パン屋さんに行くとたくさんのパンが並んでいますが、私自身は普通の食パンとバゲット状のフランスパンがあれば十分です。シンプルなフランスパンはお味噌汁にも合います。ジャムの代わりに餡こをのせても美味しいと思います。ご飯がわりです。一人分の小さなフランスパンですが、少し残ってしまえば貯めて置いてパンプディングを作ります。フランスパンのパンプディングは気泡が多いフランスパンならではの食感です。歯ごたえがあります。
焼きたてのフランスパンの香りはお餅を焼いた時のような香りです。焼きたてを食べると言ってもオーブンから出してすぐではありません。ほんの少し時間をおいて、まだ暖かなうちにかぶりつきます。 バリッと噛み締めると、「ああ、小麦さんありがとう。」って思えます。