曇、20度、86%
散歩の途中にあるお宅の庭に「ホオノキ」があります。春になり朴の葉が綺麗な緑になり日増しに大きくなりました。「1、2枚、いただけませんか?」とお声をかけたい気持ちが動きます。ずっと以前、木曽のお土産に「朴葉味噌」のセットをいただきました。カラカラに乾いた「朴葉」でした。さて?どんな香りだったかなあ?すっかり忘れてしまっています。
たまたま売っている「朴葉」を見つけました。葉っぱのわりにいいお値段しますが、香りを確かめたい、葉っぱに包まれた食べ物が好きなので買い求めました。緑の「朴葉」は私の手のひら2つ分はあるかと思う大きさです。この緑の葉っぱにお寿司を詰めました。
木曽の「朴葉ずし」は名産物、「朴の葉」の持つ殺菌作用と香り、お箸を使わずパクリと食べれるところが魅力です。山菜、この季節の「川鱒」などを入れると聞きます。とりあえず、冷蔵庫にあるもので作りました。
すし飯にアスパラガスを刻み込み、冷凍庫の「スモークサーモン」を被せました。黄色いものは庭のきゅうりの雄花です。大きな「朴葉」2つしか作らなかったのに、すし飯を一合以上使いました。香りを移したくて、朝早くに作りました。お昼ご飯に食べます。葉っぱは熱に当たるとくすんだウグイス色に変色するので、すっかり冷まして詰めました。
自分で包んでいるのに、葉っぱを開く時はドキドキします。「朴の葉」の香りは?はっきりとはわかりません。緑の葉とスモークサーモンの色合いを楽しんで、お腹がいっぱいです。
色の退色は避けられませんが、「朴の葉」に包んで「朴葉餅」を作ろうと思います。きっと香りが立ち上がるはずです。まだ手元に10枚以上「朴葉」があります。「朴葉餅」以外にも何か作れそうです。