チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ル・クルーゼで焼いたパン

2024年09月15日 | パン

晴、29度、79%

 「ストウブで焼くパン」と耳にするようになったのはここ数年、「ストウブ」は琺瑯鋳物の鍋のことです。「ストウブ」で焼けるなら同じ琺瑯鋳物の「ル・クルーゼ」の鍋でも同じように焼けるはずです。熱の伝導率がよく蓋をすれば蒸気も逃げません。理にかなったパンの焼き方です。

 準強力粉にライ麦粉、ホールミールを混ぜて、モルトを少し足し、初めてなので水分量は粉の割合の90%、やや高加水でベタベタな生地です。フランスパンの生地は強度な捏ねは不要、24時間冷蔵庫で寝かせてゆっくり発酵させました。霧を吹いて、初めは蓋をしたまま焼きます。その後焼き色をつけるため蓋をとって焼成。まん丸なパンが焼けました。 焼成時間が長すぎたようです。

 「ル・クルーゼ」はパン焼きに特化したこんな鍋も作っています。 買うつもりはありません。大小いくつもの古い「ル・クルーゼ」の鍋があります。今回は18センチの鍋で作りました。生地自体の配合も手直ししてみるつもりです。鍋からのぞくまん丸なパンの可愛いこと。

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マイクロモザイクのピルケース

2024年09月14日 | 身の回りのもの

晴、28度、75%

 65年近く私とずっと一緒のイタリアの「マイクロモザイク」のピルケースがあります。モザイクの面は一つも欠けずに本体も綺麗です。実はこの「ピルケース」は私が3歳の時デパートで万引きしたものです。

 今はもうない福岡の「玉屋デパート」に「ローズサロン」という外商のコーナーがありました。昭和30年代半ばのデパートです。当時の高級品を扱うコーナーだったようです。母が足繁く通っていました。ガラスのショーケースを挟んで客は腰をかけて品物を見せてもらっていました。ある日デパートから戻った母は私のコートのポケットにこの「ピルケース」を見つけました。母は私に「取ったのか?」と問い詰めたかもしれません。記憶にありません。ただ直様私を連れてデパートに戻り、事情を話して買い取ったのがこの「ピルケース」です。この「ピルケース」を出してきては私が万引きした日の話をしました。ガラスのケースの上に出されていた「ピルケース」をポケットに入れた記憶はありません。でも母が幾度も話をするので、3歳の私がケースの上の「ピルケース」をポケットに入れる様子が見えるようです。

 旅行に行く時は常備薬をこの「ピルケース」に入れて持って行きました。最近はあの味気ない小さなチャック付きのビニール袋に変わりました。場所を取りません。

 65年経った今見てもこの「ピルケース」は私の好みです。6角の形といい、赤の色、花の組み具合、確かに私の好みです。そして手に取る度、3歳の私を思います。明るいガラスのショーケースの上に置かれたこの「ピルケース」をどんな気持ちで眺めて、ポケットにしまい込んだのか。「三つ児の魂、百までも」と言いますが、3歳の時、綺麗だ、好きだと思った「ピルケース」をこの歳になっても変わらず好きです。不思議な縁でずっと私の側にあり続ける「ピルケース」です。

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IKEAのニシンの酢漬け

2024年09月13日 | ワインと一緒に

晴、28度、83%

 「IKEA」の食品売り場に「ニシンの酢漬け」が売っています。以前は3種類あったのですが、今は「ディルの酢漬け」一番スタンダードなものだけが売られています。しかも、福岡の「IKEA」に入ってくる量は少なく、いつもあるわけではありません。急に食べたくなりました。「IKEA」に電話をすると入っているとのことですが、取り置きはしてくれません。「ニシンの酢漬け」を食べたいばかりに福岡市を西から東に抜けて隣りの市まで車を走らせました。

 「ニシンの酢漬け」との出会いは40年以上前の東京のスウェーデン大使館の前の小さな売店です。サーモンやニシンのおかずが量り売りで売られていました。たまたまそこを主人息子と通りました。お金もない頃なのに「ニシンの酢漬け」を買いました。その後2,3回、美味しかったので買いました。香港に住んでいる間は、「IKEA」のように瓶詰めが売られていたので買いました。「ニシンの燻製」もスウェーデンのものは美味しい。

 「スモーブロー」と呼ばれるオープンサンドイッチやカナッペ、サラダにして食べることが多いようです。私も朝焼いたフランスパンを添えました。 ニシンは小骨の多い魚です。それを丁寧に取り除き、皮を剥いで生のままディルがたっぷりの酢に漬けます。脂の乗りが見てとれるほどのニシンです。「IKEA」のは少し甘いのですがそれでも美味しい。「ピンクペッパーコーン」をパラパラ。辛さの少ない爽やかな「ピンクペッパー」が程よく甘さを緩和してくれます。ひと瓶あっという間に食べました。

 「IKEA」のニシンの酢漬け、売り場の冷蔵庫に2つしかありませんでした。もちろん2つ買いました。ミートボールやソーセージを買う人はよく見ます。「美味しいのになぁ、ニシン」「IKEA」の滞在時間10分ほど、もちろん帰る前に50円のソフトクリームを。 飲食スペースを見渡すと皆さんソフトクリームを舐めていました。だって、50円ですものね。植物性のさっぱりしたソフトクリームです。

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ラベルプリンター

2024年09月12日 | ステイショナリー

晴、28度、90%

 昨年、家の書類の分類整理をしなくてはならないことがありました。税務署に提出する書類やらその保管管理も私の仕事です。分類して小引き出しのついたボックスにしまいます。一目、何かの時はすぐに取り出せるよう、インデックスをつけました。そこで、手のひらに乗る小型「ラベルプリンター」を買いました。

 キャノンなどからも出ていますが、選んだのは小さなテープ状ラベルに特化したプリンターです。専用用のアプリをスマホに入れるとBluetoothで接続され、文字の書き込み、写真のラベル印刷もできます。ラベルは1,6センチ幅テープ状のものです。 スマホの画面でココの写真を選択します。 出来上がったラベル。見辛いですが。イラストのテンプレートもアプリに入っています。もちろん手書きのイラストもプリントできます。

 大型のプリンターが昔に比べて安くなりました。コピー、写真の印刷、書類の印刷までこなします。小さなラベルもお手のものですが、テープ状のラベルはこの手の小型プリンターが使いやすいと思います。中学の頃から使っている「ダイモ」 テープを挟み込み、カチカチと文字を打つタイプです。実はこの「ダイモ」いまだに現役で頑張っています。「ラベリング」は簡潔であることが好もしい。

 物忘れの年代になりました。中に入っているものが一目でわかる、私以外の誰が見てもわかるように生活機能を高める工夫が必要です。

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大濠公園 レストラン「花の木」の明かり

2024年09月11日 | 日々のこと

晴、29度、81%

 日に日に夜明けが遅くなっています。私が大濠公園を走っている時、空が薄明るくなり始めます。二日前、お堀の水面に煌々と映るレストランの明かりを見つけました。マリリンモンローがジョーディマジオとの新婚旅行の際に訪れた福岡でも老舗のフレンチレストラン「花の木」が店内の明かりをつけていました。店に人影はなく店の灯り全部がお堀に映り込んでいます。「ボートハウス」と呼ばれる2階建ての建物の2階部分が「花の木」です。先日の台風の時は「スワンボート」が「ボートハウス」の横に陸揚げされていました。この灯りの中、水際に整列している「スワンボート」のが見て取れます。まるで一大イベントのような明るさです。

 この時間、すでに走る人、歩く人、お散歩の人、旅行客と人が多くいます。皆さん歩みを停めてこの光景に見入っていました。いつもは遠くの福岡タワーやヒルトンホテルの明かりがポツンと写っているだけの暗い堀の水面です。灯りの壮大さに今はない香港アバディーンの「ジャンボレストラン」の夜の明かりを思い出しました。初めて見た夜の「ジャンボレストラン」は圧巻でした。ボート自体の明るさが全て湾の水面に映っていました。その「ジャンボレストラン」へは小舟で向かいます。

 この「花の木」がこうして明かりをつけているのは「大濠公園」を走り始めて7年間で2度目です。初めの時はここまで煌々とついていませんでした。お堀を見るために1階のカフェも2階の「花の木」も水辺に向けて全面ガラス張りです。

 急に現れた竜宮城のような華やかさにいつも合う人たちと「綺麗ですね。」と言葉を交わしました。なんだか大きなご褒美を朝からもらった気分でした。 

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穴子の天ぷら 生麩の天ぷら

2024年09月10日 | 昨日のお昼ご飯

晴、28度、75%

 福岡は六月ごろから八月までが「穴子」の旬です。一番出回る時は近くのマーケットでも売っています。今の時期もう姿を見ません。売られているのは甘辛く味付けされたパック入りの「穴子」です。デパートの地下の私が信頼するお魚屋さんに生の「穴子」を見つけました。5匹で千二百円ほど。嬉しいお値段です。早速、「穴子の天ぷら」にしました。

 穴子を切ってあげてもいいのですが、一匹姿のままを天ぷらにしました。ガブリとかぶりつきたいからです。冷蔵庫に残っていた「生麩」も一緒に揚げました。「穴子の天ぷら」この夏はお鮨屋さんで2度ほど注文しました。いつも切られた「穴子」です。「穴子」はあげるとくるりと丸くなります。一匹丸のまま真っ直ぐに揚げるにはコツがあります。皮目から油に入れます。それでも尻尾の方が巻きました。一匹丸のまま、なかなか食べ応えのある「穴子の天ぷら」です。旬も終わりです。少し身が薄く感じます。それでもまだ脂が乗った福岡の「穴子」です。

 「生麩」は梅の形の赤い色付きの使い残しです。面白い食感の天ぷらになりました。「かまぼこ」を天ぷらにするとこんな歯触りかもしれません。ちょっと物足りないお味です。お塩をぱらり。「生麩」独特の旨味が出てきました。

 素焼きの穴子にひと掃きのタレ、「穴子の握り」の美味しさが最近わかってきました。それでも「穴子の天ぷら」が一番好き。今年食べ収めの「穴子の天ぷら」です。

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スマホがない!

2024年09月09日 | 日々のこと

晴、27度、87%

 いつものようにベットでゴロゴロと本を読んでいました。台所では小豆を炊いています。吹きこぼれが心配で度々台所へ足を運びます。そしてまたベットにゴロリ。本を読んでいて調べたいことがありました。ベットの上にスマホがありません。台所かな?ない。居間のテーブルの上にもありません。洗面所の箪笥の上にもありません。ちょっと焦ります。こういう時Apple Watchのスマホ探し機能は便利です。 「ぷっるるん。」とスマホに音を鳴らせて居場所を知らせます。聞こえます、聞こえます。寝室です。でも音がはっきりしません。シャープな音ではないのですが、いつもならすぐに見つかります。ベットの上にはココが気持ちよさそうに寝ています。ベットの上にあるのはココと読みかけの本だけ。ビューローの蓋を開けて中を見ました。ありません。私の動く気配でココが目を覚ましました。 目を開けたココは頭を動かして私を追っています。その時ココの体がずれました。 「あれ?」ココの体の下にブルーのものが!

 最近探し物が多くなりました。昨日も探しながら、「認知症かな?」と心配になります。時計を見ると10分は経っています。探し物の時間はもったいない。

 ココの体がドッと乗っかったスマホはApple Watchで呼び出してもその音はくぐもって、聞き取れません。そうそう、モモはココより大きな体でした。財布やスマホの上に乗って寝てました。よくある話です。

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「針と糸」 小川糸

2024年09月08日 | 

晴、26度、81%

 何かの書評で「小川糸」さんは母親との確執がありそのことを書いた本が「針と糸」だと知りました。始めて読む作家の本です。新刊ではありません。「小川糸」さんの「食堂カタツムリ」は以前に映画で見た記憶があります。その後、動物の名前を本の題名にした新刊を幾冊か見ましたが、一度も手にしたことがありませんでした。

 母親との確執を題材にした本はたくさんあります。母娘の関係は一言では括り切れないものがあります。本当に仲の良い母娘だと思っていた方から「実は母に苦しんでいました。」とお聞きした時は大層驚いたものです。母親は概して娘を支配したがるように思います。子供の数にもよります。兄弟、姉妹がいるいないかもこうした母娘の確執に違った様を表します。この私もそうした感情を小さい頃から母に持ち続けてきた一人です。11年前に母が逝った後ですら心の底から母を嫌いでした。最近です、その重い心が少し揺らぎ、冷たいものが溶け始めています。そう思うのも束の間、また黒い雲が心を覆います。

 この本を読み始めて初めて「小川糸」さんの写真を開けました。私より16歳お若い方です。年齢、育った環境も知っておくと本を読み進む上で背景が見えてきます。まして、ご自分のことを書かれたものなら尚更です。「小川糸」さんのお母様は7年前にお亡くなりになったそうです。癌を患い認知症も進むお母様を見ながら、「母を愛おしく思いました。」と綴られています。お母様からは亡くなる前に「こんな母親ですまなかった。」と言葉をもらったそうです。お母様が亡くなる前に「小川糸」さんは心の氷が解けた方でした。そのことに安堵しました。いつまでも暗く冷たい感情を抱えているのは辛いものがあります。

 この本は当時お住まいだったベルリンの話、犬の話にもページを割かれています。読みやすい文体、言葉選びも書かれている内容もすんなりと心に落ちる作家です。

 初めて手にしたの本から、一気にその作家の本を読み漁ることがあります。なにぶんにも30年日本を離れていました。若い作家の本を知りません。「小川糸」さんの本はこの1冊で十分です。

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傘の柄が直りました。

2024年09月07日 | 身の回りのもの

晴、27度、82%

 ふた月前、傘の柄が虫に喰われてボロリト取れました。ひどい虫食いでした。傘の修理をしてくれる店は今ではほとんどありません。繁華街の古い傘屋を思い出しました。明治から続くという傘屋です。アーケード街にある店をを訪ねると、私と同年配のおじさんが快く引き受けてくれました。2ヶ月かかると言います。見れば奥にずらりと並んだ傘は全部修理の傘でした。竹の柄ですがと言うと好きなのをお選びくださいと、開けられた引き出しには竹の柄ばかりが太さ長さも違いたくさん入っています。おじさんが「私は色白が好みです。」とあまりに仰るので、色白を選びました。ちょうど2ヶ月経った頃、出来上がったとお電話をもらいました。

 ふた月前、ボロリと取れた傘の柄のこのブログを読んだ友人が「真奈さん、お揃いで柄に付けましょう。」とパンダの飾り物を送ってくれました。 早速昨日、柄に付けました。可愛い!実はこの傘の絵柄にもパンダが描かれているのです。友人はそれをご存知ありません。 KEITA MARUYAMA の傘です。この絵柄が気に入って買った傘です。偶然の一致に大喜びでした。ありがとう。

 傘を修理に出してしばらくした頃、傘をしまってあった玄関の造り付けの棚の上板に虫食いの跡を見つけました。 白いカスが出ていました。急いでノズル付きの殺虫剤を注入すると、小さな虫が出てきました。シロアリではありません。 こんな虫です。2、3ミリの虫です。「ケブカシバンムシ」と言う虫だそうです。毛が生えています。我が家のような古い家屋の木材を食う虫だそうで、この上板の真下に傘を仕舞ってありました。玄関の両側にある造り付けの棚は昔からあります。おそらくこの家ができた時からあったと思われます。つまり100年近く前の棚です。古い家にありがちな虫食いが傘にまで及びました。

 同じ場所に仕舞うのの考えものと、昨日は隣の棚に入れました。直して使い続けることの少なくなった昨今、修理をしてくれる店も見つけるのも一苦労です。家具も鍋釜や食器、電化製品、直して使うのは気持ちがいいと感じます。古いものに囲まれて生活していると尚更「直す」ことの大切さを思います。

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チェダーチーズ、いちじく、ピスタチオ

2024年09月06日 | ワインと一緒に

晴、26度、79%

 お家にある好きなもの、季節のいちじくでワインのお供を作りました。熟成「チェダーチーズ」「いちじく」「ピスタチオ」にオリーブオイルをかけてオーブンで焼くだけ、5分もあればできます。チーズはなんでもいいのですが、今、家にあるのが熟成「チェダーチーズ」だけです。「チェダーチーズ」はクセがありません。「ロックホールチーズ」のような青黴チーズなら別のおいしさが出ると思います。

 「いちじく」は庭からもいで来ました。「ピスタチオ」は砕かず粒のままの方が口にしっかり感じます。「カシューナッツ」?「松の実」?「くるみ」?も候補に上がりました。「くるみ」は渋みがあるので一番初めに落第。「カシューナッツ」は大きいので砕かないと味のバランスが悪い、砕くのが面倒で次に落第。「松の実」と「ピスタチオ」が残りました。「松の実」はオイリーです。チーズもオイリーですし、彩りからも「ピスタチオ」が最後に残りました。オーブンではなく火がすぐに入るオーブントースターの上火を強めに火を入れました。

 昨日も暑い一日でした。キリッと冷えた白ワインとこの一皿で一日を締め括りました。もう少し「いちじく」に焦げ目がついたら美味しかっただろうなぁ。

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