チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

1月17日はモモの誕生日

2025年01月18日 | もも

曇、6度、76%

 昨日1月17日、朝起きて、「なんの日だったかな?」と考えますが思い当たりません。17日というと我が家には3人誕生日の者がいます。月が違います。なにか引っかかるのにそのまま時間が過ぎました。昼前、Facebookを開くと一枚の写真が出てきました。 友人からの8年前の1月17日に送られてきたメッセージです。この写真は「モモ」ではありません。昨年末亡くなった「豪ちゃん」です。毎日毎日facebookで会っていた「豪ちゃん」から「モモ」へのお誕生日のメッセージ。「そうだった!モモの誕生日よ。」生きていれば21歳になっています。

 慌てて香港にいる主人に知らせました。このメッセージの2017年1月17日は「モモ」の最後の誕生日でした。まだ香港にいました。引っ越しの荷造りで家は段ボールが並んでいました。2月3日に5時間の飛行機で成田に着きました。翌4日は5時間の新幹線で福岡に着きました。そして4月29日に亡くなりました。短い日本での生活でした。「モモ」の誕生日だと知って「モモ」との出会いから亡くなるまでがぐっと私を巡ります。13年一緒に生活した日々が蘇りました。

 主人が「モモの写真を送ってください。」と言ってきました。2017年の1月17日は小さなケーキを前に座っています。見出し写真はその一年前、2016年1月17日、「モモ」12歳の誕生日です。ほらほら、いつものように座卓に上っています。座卓はもちろんテーブルの上にも上りました。「モモ」はこの家で13年過ごしました。

 「ごめんね、誕生日を忘れていたよ。」「豪ちゃん」のメッセージが教えてくれた「モモ」の誕生日でした。「豪ちゃん」ご夫婦は香港に「モモ」に会いにきてくださいました。私も「豪ちゃん」に会いに信州に出かけました。今では「豪ちゃん」も「モモ」もお空組。一緒に遊んでいるかな?

 歳をとると忘れることも必要です。思い出すことはもっと大事です。来年、また「モモ」の誕生日を私が忘れていてもきっと何らかの形で思い出させてくれると信じています。

 「モモ」お誕生日おめでとう。

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お汁粉

2025年01月17日 | おやつ

雨、5度、62%

 時折粉雪が舞う日のおやつ、温かい「お汁粉」もいいものです。焼き餅を浮かして「柚」の皮をのせます。小豆、お餅、「柚」の香りが湯気に漂います。 

 広東料理のコースを締めくくるデザート、よく「お汁粉」が登場しました。冬は温かく、夏は冷たい「お汁粉」です。日本の「お汁粉」のような甘さはありません。さらりとした味わいの奥に微かに香るものがあります。「はて?なにかな?」後になって知ったことですが、みかんの皮を干した「陳皮」を小豆と一緒に炊くのだそうです。甘すぎない「お汁粉」にかすかな柑橘の香り、時には「蓮の実」が入っていました。白い「蓮の実」を見つけると嬉しくなりました。もっちりした「蓮の実」は食感のアクセントです。

 コース料理の後のデザートも西洋料理では甘い甘い小さな菓子とビターなコーヒーで締めるものもあれば、甘く強いリキュールをショットでクイット収めるところもあります。広東料理は「お汁粉」のほかには「西瓜」「金木犀のゼリー」などどれも甘味の薄いものばかりでした。料理とのバランスなのか、どこのお国のデザートもそれなりに納得いく甘さです。

 家で小豆を炊く時に「陳皮」をひとかけ入れます。みかんの皮を干したものですが古い「陳皮」は高価です。きっと今頃香港では乾燥と寒気の中、緑のみかんの皮が干されている光景が見れるはずです。

 この季節「柚」が出回ります。「柚」の皮は一年中使えるように薄くはぎ冷凍します。「柚」の皮を「お汁粉」に浮かべると温かさが増すように感じて必ず浮かべます。「お餅」だけを食べる時には焦げ目がつくほど焼くのですが、「お汁粉」に入れるときは焦がさず白いまま使います。「小豆」「柚」の香りを損ねません。デザートの「お汁粉」は小椀に出てきました。おやつですから量もたっぷりにすすります。

 寒い日のおやつは湯気までもお腹を満たしてくれます。

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13年前の香港の写真

2025年01月16日 | 香港

曇、2度、60%

 Facebookが以前ポストした記事や写真を送ってくれることがあります。先日は13年前の香港の写真でした。目に飛び込んだのは「蒸し卵」、日付が一月十二日ですから香港でも寒い季節です。寒くなると「焼き栗」や「蒸し卵」のリヤカーが出ます。これは「元朗」という中国深圳との境に近い田舎町です。まだベットタウンになる前の寂しい田舎町の頃の写真です。

 香港の田舎、昔は本当に田舎でした。高層ビルはなく昼間は年寄りばかりが住む街になります。「元朗」「粉嶺」「大哺」今はどこも香港島なみの高層ビルが立ち市場よりも大型商業施設での買い物が主流です。田舎の市場には大きな犬が歩いていたり、この写真のように猫の姿を見るのは当たり前でした。私はキャプションに「暖かい場所をよくご存知です。」と書いています。「蒸し卵」の下はコンロでその横には猫が昼寝中です。猫の頭の方に「大根餅」が売られています。おそらく旧正月前の時期だったのでしょう。写真から「蒸し卵」の匂いが伝わります。写真からこの市場のざわざわが伝わります。2012年ですから「iPhone」で撮った写真です。香港に渡った当初40年ほど前は一眼レフを持って出掛けていました。香港の田舎町、香港島からバスで行きました。今は電車がくまなく走っています。香港中心地は一時的居住者、仕事で赴任してきている人の多い街です。田舎はその土地に足をつけて生きている人を見ることができました。そしてその両方が香港です。

 主人がつい二日前、香港セントラルの写真を送ってくれました。市場ではありませんが足繁く通った「プリンスビルディング」の「オリバース」や「パンハンドラー」「ベットアンドバス」の写真です。市場とは違い香港でもハイエンドな店の写真です。懐かしさで胸いっぱいになりました。市場の片隅、屋台の食べ物ばかりか高級食材店に並ぶ各国のチーズにも香港らしさを感じます。混沌と入り混じる、その全てが香港です。30年住んだ土地はしっかりと私の中に今も生きてます。「昔の私の地元!」と主人にメッセージを送りました。主人の返事は「今も僕がいるから、真奈さんの地元だよ。」一枚の写真が仄かな温かさを運んで来てくれました。

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バルミューダートースターで焼いた「干し柿パイ」

2025年01月15日 | おやつ

雨、8度、77%

 「バルミューダー」のトースターをポイントで買ったのは2年前でしたか?加湿で食パンが驚くほど美味しくなるというオーブントースターです。買ってはみたものの、朝は焼きたての「バゲット」を毎日食べます。たまにスコーン、孫娘が来た時に「ピザ」を温め直すのにしか使いません。勿体無い、使い道を探ります。大きなビルトインのガスオーブンは欲しい温度に達するまで時間がかかります。以前、クッキーなど小さめのものを焼いてみたのですが、庫内の狭さで焦げが出てしまいました。

 先日「ガレットでロア」を作ったパイ生地が残っています。干し柿がまだあるので種を取って「干し柿パイ」を作りました。焼く段になって「バルミューダー」のオーブン機能を使ってみようと思い立ちました。 温度上昇が本当に早い。残り生地が少ないので小さな「干し柿パイ」です。パイ生地が膨らみ始めて「あっ!」上の電熱にパイ地が迫っています。いい焼き色を通り越して焦がしてしまいました。「まただわ。」

 薄っぺらなものを焼いたり温め直すには向いている「バルミューダー」のオーブントースターですが、厚みのあるもの大きな塊肉には不向きです。肉の塊は300グラム前後までです。その上パン屑などの掃除がしにくい構造です。ただ、パン全般の温め直しは非常に美味しく仕上がります。

 さて、「干し柿パイ」 ねっとりとした「干し柿」に「梅酒」を振ってパイに仕立てました。甘味が強い「干し柿」にバターの風味が思いの外マッチしています。10センチ四方の大きさですが、半分でお腹がいっぱいです。「干し柿」がバターとも相性がいいと知ったので、何かチーズと合わせてみようかと考え中。

  「バルミューダー」のオーブントースター、オーブン機能の良い使い道がないかしら?パンの温め直しに特化させるには勿体無いと思うのですが。

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油、脂を摂る

2025年01月14日 | 日々のこと

曇、5度、72%

 若い頃は太ることを気にして、油脂の摂取を控えていました。バターも少なく、揚げ物も控えめに。60歳を過ぎた頃からそんな私が方向転換、油脂をしっかりと摂るようになりました。子供の頃の体型は小さく細く、食も細かったのに、思春期以降はそれなりに丸くなりました。出産後はそれはそれは風船のように。現在は子供時代に戻ったのか小さく細い姿です。

 油脂を取ろうと思い立ったのは、一番は美味しい、次に油脂が好き、そして油脂に身体を守ってもらおうと思ったことがきっかけです。60歳にして30年離れていた日本に戻りました。30年間、冬でもさほど寒くない香港に暮らしました。日本の冬の寒さが帰国した年に身体に沁みました。冬服の着方もわかりません。そもそも冬服自体手持ちは数少なかったのです。寒さの影響を受けないためにも、身体に油脂を取り込みました。

 お魚の皮の下の脂、豚の脂身、揚げ物の衣、どれもまずは美味しい。美味しいから好きです。子供時分はすき焼きの最初にお鍋に入れる「牛脂」が透明になるとすぐさま口に入れるほど油脂が好きでした。油の取り方は揚げ物だけでなく、出来上がりにかける、たっぷりとマリネする、そのままを加熱せず身体に入れます。「オリーブオイル」は優秀ですが、「クルミオイル」「アボガドオイル」「ヘーゼルナッツオイル」「ピーナッツオイル」など美味しい油があります。「クルミオイル」との付き合いは長く、30年以上です。「クルミパン」を焼くのにアメリカからのオイルを買いました。良いお値段でしたが、その香りその味にすっかり魅せられました。「ピーナッツオイル」は中国の基本の油です。「ピーナッツオイル」の炒め物、揚げ物はそのダイナミックな使い方とともに美味しさを引き出します。

 脂の塊、「ラード」と「バター」そして「ギー」も日常に欠かしません。 毎日欠かさず油脂を身体に取り込みます。鮭の「ハラス」のきれいな脂はすんなりとお腹に収まります。「牛脂」だけは摂り過ぎるとお腹具合が悪くなりますが、豚脂の甘み、鶏皮の下の脂の美味しさ、満喫します。

 もうすぐ帰国8年になります。この7年間で冬に向かう服装の整え方も覚えました。風邪をひくこともありません。「油」「脂」に守られていると信じています。

 

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クロワッサン

2025年01月13日 | パン

曇、5度、56%

 バターを折り込んで作るパイ菓子や「クロワッサン」は冬の寒い時にしか作りません。この1週間ほど気温がグッと下がりました。一月六日の「公現祭」には「ガレットデロア」を焼くことができました。気をよくした私は「クロワッサン」を仕込みました。

 「バター」を大量に使う「クロワッサン」、折り込んでいくうちに気温が高いと手に負えなくなります。「バター」はどこかにセンサーを持ってるのかと思うほど、夏冷房を効かせた台所で作業していても緩くなります。幾度も作業中断で「パイ地」を冷蔵庫に入れなくてはなりません。ここ数日の気温、冷蔵庫で寝かせる時間も短縮できます。それでも2日かかりの工程です。楽に生地を仕込んで、さあ、最後の「成形」「発酵」の段になってハッと!気温が低いのは生地作りには適しているのですが、パイ菓子作りとは違い「発酵」を伴う「クロワッサン」はこの「発酵」時間が問題になりました。お店のように「発酵機」など持ちません。十分に発酵させるのに6時間もかかりました。やれやれ。

  家に充満するバターの香り、手に取ると焼く前とは違い随分軽く、大きくなった「クロワッサン」をガブリ。

 生地を伸ばして残った端は「カヌレ型」に入れて一緒に焼きます。 そして夜のワインのお供です。 

 朝起きても「クロワッサン」があると思うだけで、気分上上。 温め直して朝ごはんです。

 この冬、もう一度くらいは「クロワッサン」作れるかな?パイ生地のお菓子、「クロワッサン」は私の冬の楽しみです。

 

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「X」がスマホに戻って来ました。

2025年01月12日 | 日々のこと

雨、2度、82%

 青い小鳥のマークの「Twitter」が黒い「X」に変わったのいつだったでしょうか?「facebook」や「Instagram」とスマホの画面も煩わしくなりました。60歳半ばを越した私はそうした繋がりが少し煩わしくなりました。身辺を軽くしたいそういう思いから、「X」をスマホの画面から消しました。アプリ自体葬りました。何ら不自由なくこの数年過ごしました。

 今年年明け2日のことです。私のブログ元「goo blog」に記事がポストできなくなりました。PCでも開きません。数時間おいても一向に状況は変わりません。遠くにいる主人や友人から私の「ブログ」が出てこないと連絡を受けました。ちょうどお正月で帰宅していた息子にその旨を話すと「サイバー攻撃を受けたみたいだよ。」と返事。「何で調べたの?」「X。」

 息子の「X」という返事に急に2011年の「東北大震災」の時を思い出しました。当時私はまだ香港にいました。息子は東京です。日本からのニュースは全部「震災関連」のものだけに切り替わりました。息子の安否を知りたいと「電話」を入れます。発生当初でししたので運よくつながりました。ところが数分後には電話は不通になりました。次に試したのが「Twitter」でした。息子の所在や様子が流れて来ます。震災後しばらくは「Twitter」でしか息子と繋がることができなかったのです。後で知ったことですが、震災をいち早く世界に流したのも「Twitter」だったそうです。

 「Twitter」の時系列に情報を流してくれるのはその時を知るには最適です。「goo」の不調から数日後、「tenki.jp」がやはり開きません。スマホをシャットダウンしても開きません。そこで「X」を再インストールして調べました。出てます、出てます。多くの方が使う天気アプリ「tenki.jp」もサイバー攻撃を受けたらしいと「X」で知ります。私のスマホの不調ではありませんでした。

 情報を得る情報源として「X」を使おうとスマホの画面に戻しました。「その時を知る」時系列だからこそできる技です。様々な「情報」に左右される年齢ではありません。でも何が起こるかわからない今、「情報収集」の手段として「X」を再評価しました。

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うっすら雪化粧

2025年01月11日 | 日々のこと

曇、4度、61%

 一昨日、ベットに入る頃は雨が降っていました。ところが起きてみると、雪が積もっていました。帰国して7年間で3回目の積雪です。福岡は南ですが、日本海に面しています。私が子供の頃は父が車を出す前には雪掻きをしました。大きな氷柱が日差しにキラキラ光るのも記憶にあります。 窓から見ても家の前の道路は凍結しているのが見て取れます。滑るのを用心して庭を回りました。 福岡の雪は日が上ると溶けてしまいます。日の出前後の足跡もない雪景色は綺麗です。寒くて足元がおぼつかないけれど、お外でしかトイレをしないココのために、二人とも着込んで散歩に出ました。 ココは雪は2度目です。冷たいのと濡れているのとでトイレもせずに家に戻りました。7年前、モモは日本に来て2週間後に雪に遭いました。香港は雪が降りません。モモにとっては初めての雪でした。ズンズン歩いて散歩をしました。雪が降っている最中も庭で遊んでいました。雪もモモに見せてやりたかったものの一つでした。そんなことを思いながら、雪に閉じ込められた一日をどう過ごそうかと計画します。

 ニュースでは車の横転やスリップ事故が報じられました。雪に不慣れな土地では横着をすると思わぬ事故に遭います。昼前から日差しが出ました。屋根の雪はポタポタと落ちます。あっけない福岡の雪です。東京の孫娘に「雪だるまを作りたい。」と話しましたが昼過ぎには日陰を除いて雪は溶けてしまいました。

 座敷の庭のつくばいの石に被る雪は、小さい頃と変わらず風情を感じます。明日も大雪の予報が出ています。北の日本海側、雪による被害が出ないようにと願います。北の方達のことを思うと、雪に喜ぶ自分を恥ずかしく思います。

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黒豆

2025年01月10日 | お正月

曇、マイナス1度、67% お庭は雪化粧

 この正月主人は香港から帰宅しませんでした。1月末の「春節」の長い休みに合わせて戻ってくることになったのは12月も半ば過ぎでした。お正月には東京から息子家族もやって来ます。元旦には「おせち」をと頭の中で考えていました。主人がいないことを考えると「おせち」を作る必要があるのかな?と疑問が芽生えます。我が家の「おせち」は私が作る「おせち」です。お料理屋さんの「おせち」は取り寄せたことがありません。はて?「おせち」料理の中で本当に食べたいものってあるかなと、ひとつひとつ思い浮かべます。日々の家庭料理の延長のものばかりだと気づきます。それに孫娘は「お重」の物を喜んで箸をつけません。そこで、取り寄せの「おせち」の額ほどの食材を年末家族と買い出しに行きました。息子家族の好きな肉類中心、正月用に魚屋に並ぶ最高の刺身だね。年越し蕎麦用には大きなエビ。野菜はサラダものばかりです。

 主人が帰宅しないと判る前に用意していたのは「黒豆」のみでした。暮れの30日、「おせち」は作らないよというと孫娘は「黒豆」は食べると言います。私、内心その言葉を信じていませんでした。「食べたい」という物を作っても手をつけないことがしばしばです。そう思いながら、「黒豆」を水につけました。例年27日には仕込みます。浸透圧を利用して甘さを豆に染み込ませるので長く煮ませんが、時間がおいしく仕上げてくれます。元旦の夕飯、大きな牛塊肉のローストがメインでした。その食卓に小さく「黒豆」を添えました。でも、案の定誰も箸を伸ばすことなく「黒豆」はタッパーに戻りました。

 昨日のおやつ、「黒豆」を出して来ました。口に一粒、「私の黒豆の味です!」香港にいた頃は義母が「丹波の飛び切り」を年末に3キロほど送ってくれました。それを炊いてお世話になった方々に年末お配りしてご挨拶代わりにしていました。今でも、私の「黒豆」の味を思い出すと賀状に書いてくださる方があります。私の得意な「黒豆」です。

 雪のちらつく昨日、「黒豆」に箸を運びながら「おせち」のあり方を考えていました。全く料理の心得がなかった私が手順に始まり、包丁使い、盛り付けなどを覚えて行ったのは年末の「おせち」作りでした。メニューを考え、材料を揃え、調理し重箱に詰める、どの過程も好きです。でも、「おせち」も形が変わって来てもいいかなとこの正月に思いました。そう言いつつも今年の年末「おせち」の準備をしそうな気がします。

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くろまつないブルーチーズ

2025年01月09日 | チーズ

雨、6度、71%

 北海道黒松内で作られた「ブルーチーズ」をいただきました。初めて日本産の「ブルーチーズ」を食べます。国産のチーズは流通量が少ないせいでしょうか、お値段が高いと感じます。お味もサラリとくどくなく日本人の好みに作られた「チーズ」です。「ブルーチーズ」はインパクトのあるチーズ、いただいてその場で開けて一切れ食べました。

 切る時にチーズが重いと感じます。切り口つまりチーズの中には「青黴」が見られません。パクリ。「ブルーチーズ」独特のピリッとするカビの味はなく、ミルキーな重さを感じます。??それにあの独特な匂いがない。きっと作られてまだ若い「ブルーチーズ」です。小さな説明書がついていました。 「熟成を楽しんでください。そして好みの時期でお召し上がりください。」面白い趣向です。じっくりと寝かせて食べる牛肉や魚が流行っています。こうした「カビチーズ」も熟成を家で楽しむ、面白いな。 

 いただいて10日ほど過ぎました。毎日開けて様子を見ます。「青黴」がチーズ内まで伸びては来ませんが表面の「青黴」は色を増しました。濃い青です。チーズ自体も黄色味を帯びて来ました。「青黴」のピリッと感はまだ希薄です。熟成進行中。

 説明書には味の変化、見た目の変化が詳しく書かれています。ただ残念なのが香りについて何一つ書かれていません。最初に開けた時、「カビチーズ」独特の臭みを感じませんでした。この臭さも「カビチーズ」の美味しさの一つです。日が経つにつれ「カビチーズ」らしい匂いが立ち始めています。「臭い」と言ってしまうには勿体無い、五感に訴える匂いです。

 賞味期限が長く設定されています。ドロっと重くなるまで置くか、その一歩手前で食べようか。こう悩むのもこの「くろまつないブルーチーズ」の楽しみです。開けて確かめる度、匂い、カビの進行具合、チーズの色、カビの色の変化を見ます。熟成中のチーズ、どこまで美味しくなるのか、まだ待とう!

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