チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

インターネットが繋がらない

2023年07月31日 | 日々のこと

晴、28度、81%

 この3週間、インターネットの状況が不安定でした。9日の線状降水帯は雨ばかりか雷も伴っていました。明けた10日から、ネットのつながりが悪くソフトバンクのサポートセンターに電話しました。状況を話すと12日には新しい装置が送られてきて、うまくつながるようになりました。ところが2週間の経たないうちに、再び調子が悪くなり、雷がなった翌日から不通となりました。光サーバーも入れていますから、ソフトバンク、NTT両者からサポートを受けて修理しますが、電波が希薄な状態でした。昨日の朝、NTTから新しいモデムが送られてきて、つながるかと喜んだのですが、一向に変化ありません。慌てました。主人が帰宅します。主人が帰宅して今日は月曜日、つまり家で仕事をするのは目に見えています。主人の帰宅までにネット環境を整えなくてはと、朝からスマホを片手にモデムたちの前に座り込みます。

 少々の故障は今では人を派遣して直すことはありません。遠隔で我が家の機器の状態を把握しながら、作業をするのは家の者です。まずはサポートセンターの電話がつながるまでに最低でも30分は待ちます。機器の立ち上がりまで数分を要するのでいく度もの電源の差し替えをしているとあっとう間に二時間近く時間がたちます。昨日、4時前にやっとWi-Fiマークがたちました。主人の空港到着少し前です。やれやれ、でもまだ雷がならないので本当に大丈夫かわかりません。

 繋がりが悪いこの3週間、「一体インターネットなんて必要かしらと?」考えました。繋がりが悪いとイライラから疲労が生まれます。日常の些細なことにも影響が出ます。まだ電話機能だけだった「携帯」の頃がよほど精神的には楽でした。たくさんの返信を打つ必要もありません。facebookがなんだ、インスタがなんだと、時間を割くようになって、かえって煩わしさが身の回りに出てきていることに気付きます。

 昨日はほとんど修理に追われてスマホを開けていません。ネット環境が悪いおかげで、自分の時間のあり方、日々の生活を振り返ることができました。便利さはありがたいですが、どこか精神をすり減らしている自分を見ることができました。

 主人は今日も午前中から「電話会議」です。あ〜、間に合ったと言う安堵です。

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布袋草

2023年07月29日 | 庭からの贈り物
晴、28度、90%

 この家の庭の片隅に甕がありました。帰国して初めて見たものでした。気温が上がり始めて、甕に水草を浮かべようと水草を探しました。7年前のことです。

 ホームセンターではなく熱帯魚を扱うお店に行きました。お店のお兄さんが「どんどん増えるから。」と言うので一株買いました。それを帰宅して見た主人「一つじゃ見窄らしい。」と言います。そこで4株買い足しました。その秋には甕は「布袋草」で溢れんばかりになりました。

 冬は枯れて茶色になります。春先、甕の掃除をして古い葉は捨て弱った株も捨てます。ところが瞬く間にその数を増やします。
 株からこのようなランナーを伸ばして次々に子株を拵えます。その生命力たるや素晴らしい。しかも美しい花を咲かせます。通りがかりの方達が「布袋草」の花は初めてです、と仰るほどこれもよく咲きます。一日の命短い花です。
 
 今年は別の甕に一株浮かべたらご覧の通りです。
 「布袋草」をお家にとお考えの方、遠慮なくおっしゃってください。元気なのを喜んでお送りします。


 

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発酵トマトの豆サラダ

2023年07月28日 | 料理
晴、27度、89%

 トマトと塩と唐辛子だけで作った「発酵トマト」トマトの味が濃く、塩味で発酵の酸味も加わり面白い調味料です。

 おそうめんのお出汁も美味しくいただきました。冷凍庫にお豆が3種類あったのでそれを「発酵トマト」でマリネしてみました。白インゲン、金時豆、紫花豆の3種類です。湯がいただけのお豆が「発酵トマト」の汁を吸ってサラダ感覚で食べれます。3つのお豆を合わせてスープを作るつもりでした。どのお豆も好きです。別々に食べても美味しいお豆だけのサラダは主食代わりにもなります。

 オムレツに「発酵トマト」
 ケチャップとは違ったさっぱり感です。

 大根の千切りを「発酵トマト」で和えてみました。





酸味のトマトと大根を結ぶために、最後にオリーブオイルを垂らしました。これは意外な美味しさです。
 「発酵トマト」暑さの食欲減退に一役買ってくれています。使い切ってしまいました。さあ、また作ろう。

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ヘルマン・ヘッセ「庭仕事の愉しみ」

2023年07月27日 | 

晴、29度、90%

 雑誌をパラリと立ち読みしていたら、ヘルマン・ヘッセの写真が出ています。キャプションに「晩年、庭仕事を愛したヘルマン・ヘッセ」と書かれていました。ヘルマン・ヘッセ、「車輪の下」などで有名なドイツの作家です。私は中学の頃、ドイツ文学にすっかり魅せられた時期があります。ヘルマン・ヘッセ、トーマス・マン、シュトルム、シュテフターを読み漁り、挙句にNHKのラジオ「ドイツ語講座」まで聴き始めました。もちろん長続きはしませんでした。

 ヘルマン・ヘッセは好きな作家です。1996年初刊和訳「庭仕事の愉しみ」と言う本が出ていると知り、早速ポチリとしました。庭仕事中のヘッセの写真がたくさん出ています。ストローハットにメガネ、白のシャツ白のズボン姿のヘッセはどれも楽しそうに庭仕事をしています。晩年、目の衰えで執筆の仕事が長くできなくなると庭に出ていたそうです。ドイツの家、、スイスの家、どれも畑が続くような庭にブドウを植え、花を咲かせ、それぞれを見事に手入れしています。良い土を作るための「焚き火」も欠かせない仕事の一つだったそうです。ヘッセが本の挿絵や友人に宛てた手紙に描いた水彩画も載せられています。 本の最後には数編の短編小説がありました。日本語ですので読み終わるのに二日です。

 たとえ目の不調が庭仕事にヘッセを向かわせたのだとしても、その庭仕事からヘッセがもらったもの、庭仕事へのヘッセの心の向き方、それが余すところなく書かれていました。

 今の時代とは違います。戦後敗戦国となったドイツでの生活は精神的に耐え難いものがあったようです。世界中がアメリカの風潮になびくことを嫌っていたそうです。一つの花から教えられること、一本の木が導いてくれること、焚き火が迷いや気持ちの高ぶりを鎮めてくれること、私も日々経験していることです。「焚き火」が恋しくなりました。昔はこの家の庭で「焚き火」をしていました。ある頃から母が消防署へ電話をしてから「焚き火」を始めるようになりました。今では焚き火は禁止です。

 巻末の短編小説も心にストンと落ちる話でした。Z世代の子供達には理解できない世界かもしれません。

 この本は今も文庫本で刊行されています。私は単行本の古本を手に入れました。値段が3分の1でした。おそらく以前の持ち主は読んでいなかったのではと思います。実はずっと読み続けている本があるのですが、気になる本が出てくるとポチント新しい本を入手してしまいます。あと一息、読みかけの本を読み上げましょう。

 久々に琴線に触れる本との出会いでした。

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落花生

2023年07月26日 | 庭仕事

晴、25度、87%

 今年は庭にトマトもキュウリもありません。連作障害と思われる症状が昨年出ました。今年一年お休みです。そこでさて何を植えようか?主人が香港から帰宅すると日本の「落花生」を食べたいと言います。中国や東南アジアの「落花生」と日本のでは味の深さが違います。日本の「落花生」はお値段がびっくりするほど高いので、家で採れればと思い種を蒔きました。もちろん蒔いたのは「落花生」です。

 初めての「落花生」栽培、順調に発芽して只今15センチほどまでに伸びています。一昨日、花が咲きました。初めて見る「落花生」の花です。山吹色の小さくて薄く透ける花びらが可愛い。すぐに萎んでしまいました。「落花生」は葉っぱも綺麗です。 形も真ん中にすっと通った葉脈も好もしく思います。

 今年は種蒔きをしても「なめくじ」「ダンゴムシ」に食べられる被害が続いています。青菜は4回蒔きましたが、全滅。「落花生」を守るために薬剤を撒きました。収穫まで漕ぎ付けるかどうかわかりませんが、新しいものを育てるのは新しい発見があって楽しい。「落花生」の花を「初めまして」としゃがんで見つめます。

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杏仁豆腐

2023年07月25日 | 庭仕事
晴、25度、89%

 夏には必ず一度は作る「杏仁豆腐」です。日本の中華のデザートの定番、滑らかでツルっとしてそしてあの香り。コンビニでも売っています。

 たくさんのレシピがありますが、作るのはどれも簡単です。ミルクにアーモンドエッセンスを入れセラチンで固めても美味しい。

 「杏仁」は字の通りアンズの種の芯です。中国では杏仁は乾物屋さんで売っています。皮剥きアーモンドにそっくりです。これを轢いて粉にしたものが「杏仁霜」です。この「杏仁霜」を使うのが昔からの作り方です。「杏仁霜」は富澤でも売っています。「杏仁霜」とミルクとゼラチンまたは寒天で作るのがスタンダードです。固さもお好み、私はやや硬めが好みです。



「杏仁霜」は種の芯を砕いていますからざらっと口にあたります。丁寧に漉すとあの滑らかさになります。作る時間もゼラチンの量次第で1時間ほどで出来ます。リッチな味にするときは生クリームを足します。
 アンズの種の芯「杏仁」は香り漬けの役目です。暑い時、爽やかさを連れて来てくれます。真っ白な「杏仁豆腐」また作ろう。
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駐車場の草刈り

2023年07月24日 | 日々のこと

晴、28度、84%

 8年前義父が亡くなった時、主人が相続したものの中に駐車場がありました。10数台入る小さなものです。昨年の今頃、管理をお願いしている不動産屋さんから電話がありました。「草刈りを業者に頼みます。今まではお母さんがシルバーに頼んでありました。5500円です。」面識のない不動産屋さんですが、お願いすることにしました。

 今年も不動産屋さんから同じ電話をもらいました。昨年お願いした後、5500円は高すぎるのではと思っていました。暑い中の仕事ですからそれを加味しても納得いかない値段です。そこで、「今年は私がします。」とお返事しました。昨日やや雲が多いので、草刈り道具を車に乗せて向かいました。

 舗装した駐車場ですが、塀とのほんの隙間から草たちは生えています。ぐるりとコの字に草を刈りました。30分少々です。草をかき集めても小一時間の仕事です。5500円は高すぎたわね、と実感します。

 刈った草を掃き集めていると大きなバッタが一匹、 バッタの家を私が壊してしまったようです。

 人手を伴う値段の基準は時給いくらと明確ならばまだしも不透明な部分があると心に引っ掛かりができます。主人はこの土地を駐車場以外の利用に考えています。おそらくこの土地の草刈りを私がするのは今回が最初で最後です。ついふた月前、主人の実家を手放しました。土地は住んだ人、持っていた人、耕した人の気持ちが沁みていると思います。この歳になって土地の持つ意味を考えることが多くなりました。

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発酵トマト

2023年07月23日 | 昨日のお昼ご飯

曇、27度、89%

 発酵食品のブームです。身体に良いのはわかりますが、取り立てて発酵食品を意識はしていません。簡単に作れる「発酵トマト」を知りました。調味料のように使うことができるそうです。材料は「トマト」「塩」「唐辛子」。この3つを合わせて室温で発酵させます。 時折かき回して発酵を促進させます。パンの酵母作りより簡単です。作り始めた日から連日夜も30度近い温度でした。発酵食品は過発酵すれば腐敗と同じです。泡の出具合、匂い、味をかき回す度に確かめながら作ります。約一日半で袋が膨らみ始めました。いよいよ冷蔵庫へ移す時です。

 大きな果肉の厚いトマトを使用しました。ジュースも豊富です。できた「発酵トマト」はケチャップよりさらりとしています。味はトマトの酸味と甘みが濃縮し、発酵食品独特のツンと鼻にくる匂いがあります。旨味が増した感じです。

 水分多めですから、おそうめんの出汁がわりに使いました。 たっぷりと回しかけていただきます。酸味があるのでさっぱり、そこで味にアクセントをと思い「自家製ラー油」をちょっぴり落としました。「発酵トマト」の中にも唐辛子が入っています。この唐辛子は発酵促進と腐敗防止、思ったほど辛味がありません。「ラー油」のおかげで風味がさらに増しました。

 お味噌汁にポトリと垂らしたり、サラダのドレッシング代わりに使ったりと使い道を思考中です。トマトがお安くおいしい季節です。暑いこの季節、食が進みそうな「発酵トマト」です。

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アレッシーのデミタスカップ

2023年07月22日 | きれいな形

晴、26度、86%

 主人の実家から我が家にやって来た物の一つにアレッシーのデミタスカップがあります。150ccほどしか入らない小さなデミタスカップ、それに砂糖入れ、ミルクピッチャーです。このデザインは一目でアレッシーの物とわかります。

 実はこれらは私が義母に贈ったものです。20年近く前の話です。一時帰国で主人の実家に行くと義母がアレッシーのプレッシャータイプのポットでコーヒーを入れていました。「フレンチプレス」と呼ばれるコーヒーメーカーです。私が「お母さん、いいもの持ってるわね。」と言うと「可愛かろう。」とお返事。「プレス以外にカップも売って売るよね?」というと「見たことない。」当時の福岡でアレッシーを売ってること自体珍しかったと思います。香港にはその頃から専門店がありました。初めはデミタスカップを2つ、次にミルクピッチャー、砂糖入れと3回に分けて義母にプレゼントしました。 義母は大喜びしてくれました。主人の実家は義母の性格で人が多く集まる家でした。カップが2つでは足りないかなと思っていましたが、「高いから2つでいいよ。」

 義母がこのセットを使っている姿を見たことがありません。いつも茶道具を入れてある水屋に大事そうに仕舞われていました。このブルーの持ち手のアレッシーの製品ではやかんが有名です。注ぎ口に鳥のオブジェが付いていてピーピーと鳴るやつです。デミタスカップは見なくなりましたが、やかんや砂糖入れなどは今でも店頭に並んでいます。 砂糖壺についているスプーンもコロンとした丸さがいかにもアレッシーです。

 アレッシーの置き時計、掛け時計は我が家で30年は働いてくれています。遊び心のあるアレッシーの品が私は好きです。

 我が家にやって来たデミカップたち、その昔、香港の店で私が手にとって荷造りして送ったものです。それを義母が大事にしてくれて、私の元にやって来ました。我が家でも出番はほとんどありません。飾って眺めているだけですが、何かお仕事を与えようと花を生けたりしています。物も気持ちも巡ります。 

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マーラーコウ

2023年07月21日 | おやつ

曇、25度、90%

 スーパーのパン売り場で袋入りの「マーラーコウ」をみました。香港ヤムチャの定番「マーラーコウ」です。日本でも好きな人が多いのだと嬉しくなりました。「マーラーコウ」は蒸しパンです。でも袋入りの「マーラーコウ」は私には不思議でした。なぜかな?考えていたら思い当たりました。香港では「マーラーコウ」はパン屋でもスーパーでも売られていませんでした。「マーラーコウ」はヤムチャでワゴンや蒸し器に乗って出てくるものでした。蒸し器だとホカホカ、ワゴンだと冷めた物が運ばれて来ます。

 久々に「マーラーコウ」を作りました。「マーラー」はマレーシア、「コウ」はケーキの意味です。マレーシア人の肌色が茶色なので茶色く蒸しあげた蒸しパンを「マーラーコウ」と呼ぶようになったと聞きました。色付けには「カラメル」を使います。香港菓子には「カスタードパウダー」を使うものが多いのも特徴です。昨日は「カスタードパウダー」を多めに、ミルクの代わりに「ココナッツミルク」で作りました。 茶色にはなりません。きれいな黄色に蒸しあがりました。ココナッツとかすたーどのあまい香りいっぱいにできました。

 重曹などでグワーッと膨らますのですが膨らみは少なめでしっとりきめ細かく作りました。 飲茶屋さんのような「マーラーコウ」を作りたくて、その昔幾度も幾度も作った記憶があります。飲茶屋さんでも「松の実入り」「なつめ入り」などアレンジ「マーラーコウ」があります。蒸しパンですから応用自在です。

 熱く入れたジャスミン茶と「マーラーコウ」、香港の飲茶屋のザワザワした空気を思い出しました。

 

 

 

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