チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

地上393mからの香港の夜景

2016年12月31日 | 香港

曇り、17度、80%

 この30年香港に新しいビルが建つたびに一番高いビルの名前が更新されました。香港島のセントラル一帯はそういった高層ビルばかりですが、中国と地続きの西九龍にICCができたのは6年ほど前でした。現在ICCは世界で7番目に高いビルだそうです。最上階は100階、そこはビクトリア湾が360度遠望できる展望台「SKY100」です。100階までは高速エレベーターで60秒、ぐっと近くに見ていたセントラルの高層ビル群も対岸の九龍、しかも高層からの景色はいつもと違うものでした。

  セントラルの中心部、昔のスターフェリー乗り場横の埋め立て地には大きな遊園地ができています。 真下を見下ろすと、オーシャンターミナルのドックが見えます。何もかもが小さくて迫力には欠けます。ちょうど日没後すぐに着いたので、 香港島の太平山の山際には夕日の照り返りが残っていました。右に見える赤い尖塔のビルの向こうにはモモさんが寝ている我が家があります。 ワンチャイ、トンロー湾を眺めた様子です。そしてその向こう、 トンロー湾から北角へと香港島の東側が見渡せます。

 裏に回ると九龍サイドの山やどこまでも続く車のライトばかりです。観光客はやはりビクトリア湾側に陣取っています。あまり高いので華やかなイルミネーションが寂しく見えるほどです。地上に降りて車の中から見る景色は車の騒音、香港人の声の大きさとともにぐっと身近に輝いていました。

 この30年香港も変わりました。ビクトリア湾を行き来する船の明かり、水際に建つビルのイルミネーションが海面を彩るこの景色と共に生活してきた時間は、私にとって人生の半分の時間です。大切に心に留めておかなくてはと思います。

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枇杷の花

2016年12月30日 | 日々のこと

曇、15度,65%

 春や夏の花と違って真冬に咲く花は派手さがありません。人も寒さで花を見やる余裕がありません。それでも花はその時期が来ると咲かせます。愛しいなと思うのはそんな健気な花を見た時です。

 私が枇杷の花に気付いたのは、亡くなった母がまだ家にいた頃ですから10年ぐらい前のことです。だんだん体の自由が効かなくなる母を、朝晩3人のヘルパーさんが交代で面倒を見てくださっていました。その方達へのお礼やら、お金の出し入れでふた月に一度は日本に戻り始めました。二階の日当たりが好きで二階にベットを置いていた母でしたが、上がり下りが不自由になり下の部屋に介護ベットを入れてもらいました。私が帰らなくては誰も上がることがなくなった二階です。

 家に戻ると二階の雨戸を開けて風を通します。雨戸を開けると手入れされていない裏庭のまるで小さな雑木林のような木が目の前に迫ってきます。どの木もどの木も伸び放題です。一番屋根に近い木に花らしきものがついているのが見えます。葉っぱは枇杷の葉ですが、これは花かしら?枇杷の実がなるのは夏なのにもう花がつくのかしら?と思い、階下に戻り母に尋ねました。以来、冬に二階の雨戸を開けると、必ず、この枇杷の花を確かめます。

 決して見た目のいい花ではありません。枇杷の葉の緑の美しさ、葉の線の力強さからは想像もつかない地味な花です。夏になってこの二階の雨戸を開けると、あの少し産毛の生えた黄色い実がついています。小さい頃から枇杷は買ったことがありませんでした。いつもこの木の枇杷が私の枇杷です。庭の整理をお願いした造園の方はこのみすぼらしく徒長した枇杷の木を庭から外す予定でした。他の木に負けまいと背ばかり高くなった枇杷の木です。真っ直ぐならまだしも少し歪みがちに伸びています。この枇杷を残してくださいと頼みました。すっきりと取り払われた庭に残った数本の木のうちの一本が枇杷の木です。木姿の悪さがひときわ目立ちます。それでも、花を咲かせ、実をつけてくれます。

 先日、戻った時も二階に上がりまずはこの枇杷の花にご挨拶。この濃い緑の葉陰にはたくさんの鶯が来ています。寒くなると山から街に降りてくる鶯、10月には終わりの花をつけている金木犀の木に群れていました。いよいよこの家に戻る2月には、鶯たちは蕾が膨らみ始めた梅の木で私たちを待っていてくれると思います。

 今度の夏、この枇杷の実を何十年ぶりに食べるのを心待ちにしています。寒さの中の枇杷の花、暑くなり始めた初夏のあの枇杷の甘さ、庭の自然に寄り添っていきたいと思います。

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今年はたくさんの物が壊れました。

2016年12月29日 | 日々のこと

曇り、15度、58%

 電気オーブンの調子が思わしく無くなったのは、ちょうど去年のクリスマス、ローストチキンを焼いている最中でした。ターンテーブルが回らなくなりました。均一な焼き色を求めるならば仕方ありません、途中で鶏を180度回転させます。考えてみれば、もう18年も使っています。電子レンジもついています。フランスパンを焼くのに蒸気だって立てます。使い方の荒さによく耐えてくれました。まあターンテーブルが回らないくらいなら大した問題ではありません。これ以前のオーブンは対流式でなかったので手がかかったものです。ところが3月ごろから、スタートのスイッチが入り辛くなりました。これにはトホトホ参ります。10月の末には帰国を考えていた頃です。買い換えるのを渋っていました。帰国が私の不注意で延びるし、主人だってまだ香港です。重い腰を上げて買い換えました。

 お次は車です。黄色の注意マークが点りますが、一旦エンジンを切るとマークは消えています。そんな状態が2月続いた後、運転中に赤やら黄色のマークがいっぱい点いて、ハンドルが急に切れなくなりました。よく家までたどり着いたと思います。ブレーキが効くので良かったものの、車のハンドルがこんなに重いとはそれまで知りませんでした。電気系統の故障でした。

 この湿度の高い香港、除湿機は必需品です。洗濯物を乾かすばかりでなく、家のカビ対策に一日中つけっぱなしにしています。1台では湿度100%には対応できません。お昼間乾燥していたので除湿機を切っていました。次につけた時、少々うるさい除湿機の音がしません。そのうちに何やら焦げ臭い匂い、ああ、ダメになってしまいました。この除湿機、20年は働いてくれました。

 引越しに関わる書類のコピーやらスキャンやらでプリンターをひっきりなしに動かしていました。インク交換のサインが出ました。ところがインクのブースが交換位置に止まりません。どうやっても直らない。このプリンター、スキャンができるようになってすぐに買い替えた物です。私の仕事でスキャンが必要でした。ですからかれこれ10年以上。Wi-Fiに対応していません。買い換えるか悩みます。朝一番に電気屋さんに駆け込みました。日本に引越しの書類を送らなくてはなりません。HKD2000以上ならか買わないつもりで出かけました。ところがびっくりプリンターってこんなに安かったのかしら。香港はコンビニでコピーアウト出来ません。主人はほとんど会社でしか使わないので、必要最小限のプリンターを買いました。HKD600。日本円で9000円ぐらいです。Wi-Fi対応、スキャンだって、スマホから直接写真をプリントすることもできます。

 なぜ、日本に帰る段になってこんなに物が壊れるのか、連鎖反応です。買い替えた物、修理に出したもの、除湿機は手持ちのままで主人一人なら十分です。本当に物入りな一年でした。

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二つのアラジンのストーブ

2016年12月28日 | 日々のこと

曇り、11度、62%

 日本の家の一番広い昔の座敷の天井板を外して吹き抜けにしました。外す前の天井の高さは3メートル、板をとったら4、5メートルになりました。私は吹き抜けにするのには反対でした。夏ならまだしも冬の寒さを知っています。いくら改築をしたからといっても日本家屋です。どことなく隙間風の気配がします。天井の梁が見えるのは確かにいい雰囲気です。はて、暖房はどうしようかなと思案します。

 他の部屋には空調とオイルヒーターで暖を取ることにしました。空調だけでもずいぶん暖かく感じますが、乾燥を考えるとオイルヒーターと併用するつもりです。日本を離れる前に使っていたアラジンの石油ストーブ、反射板のアラジンも持っていましたが結局このブルーフレームだけを残しました。30年は使っていませんので、オバーホールしてもらいました。ブルーフレームは全方向型ですが、これ一台ではどうにもなりません。「同じものをもう一台、買いなさい。」主人の言葉です。

 天井の高さばかりか床面積も20畳近くあるというこの座敷、ストーブが2つあったって温まるはずがないと思います。こうして並べてみると兄弟というより親子です。使い方は基本変わってはいません。古い方は煮炊きをした時のシミをつけたまま、よくぞ持ち堪えてくれていると感心します。これだけ暖房の種類が増えた現在でも、アラジンのストーブは人気があるそうです。見た目はそっくりですが、安全装置などが違います。でも、専門家に言わせると古い物の方が作りがいいそうです。

 この2つのアラジンに火が入るのも、あとひと月ほどです。私のことですから、ストーブの上には鍋が乗っていると思います。小豆の煮えばなの匂い、ポトフのクツクツいう音、石油ストーブの匂いですら忘れかけているのに、食べ物につながる匂いだけは鮮明に記憶に蘇ります。香港も火の気が恋しい朝になりました。

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赤いクリスマスケーキ

2016年12月27日 | クリスマス

曇り、18度、78%

 今日までクリスマスホリデーの香港、静かな朝です。クリスマスにいつものブッシュドォノエルでなくて赤いケーキを焼こうと思い立ったのは11月、でも赤いケーキなんて焼いたことないので試し焼きをしてみました。赤く染めるのは食品用の赤い色素です。食用色素も粉末と液体とがありますが、粉末は色出しにムラがあります、そこで液体状の色素を使って試し焼きをしました。このとき使ったのはアメリカのマコーミック社の色素でした。思っていたようなやや深い赤が出ました。気を良くして、おやつにハート型で抜いて食べました。

 赤い色素が少なくなっていたので、買い足しました。マコーミックのはなかったのでイギリスの会社のものです。生地を作る時から、赤い色がやや朱色に近く感じました。焼きあがっても、ご覧の通り真っ赤ではありません。会社によって色の出具合が違うようです。その上、この赤いケーキのレシピには少しのお酢を入れます。きっと色止めだと思います。日本の米酢を使ったので、ちょいと鼻につく匂いです。ハインツなどの醸造酢を使うのがいいのだと思います。思うようにはなかなかいきません。

 中はクリームチーズを使ったクリームです。 クリスマスの朝一番に食べた今年の赤いケーキは、上出来ではありませんでしたが、 モモさんと主人と3人でパクパク。しっとりと巻き上がる例年のノエルの生地に比べて、パサつき気味です。色ばかりでなく、レシピに手を加えてみようと思っています。

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今年のクリスマスディナー

2016年12月26日 | クリスマス

曇り、19度、88%

 香港最後のクリスマスディナーは、もちろん我が家です。ただここ2ヶ月ほど、実はこの日の食事の支度に心を痛めていました。あの、新しいオーブンです。オーブンがうまく働いてくれないと、美味しいチキンが食べられません。我が家の近くは一年中チキンの丸焼きが手に入ります。でも、どこのチキンを食べても満足しません。美味しいのですが、あの皮のパリパリは家で焼いた焼き立てでないと食べることができません。そのためには、焼いた後のオーブンの掃除だって厭いません。

 今年のチキンは、デンマークからやって来た1、9キロの大きなドレスドされたチキンです。壊れたオーブンは18年使っていましたから、火加減、火の回りを熟知していました。大きなチキンと新しいオーブンを見比べながら、うまく焼けるかしら?昨日は朝から重い気持ちになります。例年少しづつ用意を始めるクリスマス、今年はお野菜なども昨日の朝、市場に買いに行く有様です。朝から台所に立ちっぱなし。

 アスピックゼリーが一番時間がかかります。鳥のささみから丁寧にブイヨンをとって作るアスピックゼリーは、テーブルに花を添えてくれます。 ちょっと面白みを出して、オクラを入れてみました。オクラ、スモークサーモン、ささみにセロリ、少しづつ固めながら作ります。出来上がりの様子を想像しながらの作業は楽しい。テリーヌ型はもう日本に戻っていますので、今年はテリーヌの代わりにアスピックゼリーです。

 一口サイズのブロッコリートッツ、良く見るコーンのものをアレンジして、潰したブロッコリにチーズと卵を入れて小さなマフィン型で焼いてみました。 

  このブロッコリートッツを焼き終えてから、続けてチキンをオーブンに入れます。鳥の肉汁のまわり具合、焼き色、オーブンを覗きながら、私の主婦暦で得たオーブン知識をフル活用。しかも途中モモさんの夕方の散歩に出ました。帰って、再びオーブンに火を入れた頃から、これはいけると感じます。 見事に焼きあがりました。今年もお腹の中のスタッフィングは栗と日本の富士りんごです。例年のフランスの栗を使わず中国の栗を使ったばかりに美味しくない。でも、とても満足の行くローストチキンでした。

 これにあと3品足して、チキンをもう一羽焼けば、5、6人のお客様もお迎えできます。朝から台所が気が気でなかったモモさん、もちろんチキンもアスピックゼリーもトッツもたくさん食べて、高いびきでした。

 

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今年のクリスマスプレゼント

2016年12月25日 | クリスマス

曇り、18度、81%

 Merry X'mas .

  香港最後のクリスマス、全く普通の生活をしています。主人に何かプレゼントをと思いますが、私は仕事を辞めて以来、大きなお金を使うことに気が引けます。主人、ネクタイもたくさんお持ちです。沢山あるので30本ほど滅多に締めないネクタイを別のところに置いておきました。失くなったことすら気付きません。それで昨年末始末しました。マフラーやショールもお持ちです。セーターを昨年のクリスマスに4枚あげました。もう十分です。あげるものはありません。

 ここ数年、香港のレンクロフォードでは、イギリスのフォートナムメイスンのコーナーができています。クリスマスともなれば、キャビアやフォアグラのパテまでやって来ます。見るだけでも楽しいものです。そこで見つけたのが、チーズ用のビスケット、つまり塩味のクラッカーです。いえ、私はクラッカーなんて食べません。 この缶が目に留まりました。中は?と調べたら、クラッカー。よしよし、クラッカーは主人に、缶は私へのクリスマスプレゼント。今年は安上がりです。

 ラッピングをしてもらおうと思います。日本なら手際よくこんな丸い缶でも、折り目をつけながら素敵なラッピングをしてくれるところですが、香港人の店員さんは苦手です。レンクロフォードのクリスマス用のラッピングバックにポイと入れてしまいました。このラッピングの紙、紙質といい、柄といい、私は缶とこのラッピングをもらうことにします。

 香港は火曜日までクリスマスホリデーです。地元の人は海外へ、海外からの観光客は香港に。車も減って静かなクリスマスの朝です。中国はクリスマス関係ありませんので、主人は暦通り明日からお仕事です。今日1日クラッカーでも食べてゆっくりしてください。

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ドライのクリスマスリース

2016年12月24日 | クリスマス

雨、16度、78%

 昨年のクリスマス、九龍の花市でオランダからやってきたベリーの生のリースを買いました。年々、いいクリスマスのリースが入ってきます。30年前は、ドライのオレンジが欲しかったのですがそんな物、花市にはありませんでした。オーナメントだって中国製の安っぽいものばかりでした。クリスマスの歴史を持つ西欧のものは色合いも作り一つとっても素敵です。 こうして木枠に入れられて送られてきます。大きさにして30センチ四方です。私のクリスマスはこれぐらいの彩りが一番心に馴染みます。こんなものが香港でも手に入るようになったのだと、感慨深く大事に抱えて帰ってきました。

 決してお安いリースではありません。最初から一つ考えがありました。これをそのままドライにして次の年もあわよくばその次の年もクリスマスを飾ってもらおうと思います。冬だって、湿度の高い香港です。でも、洗濯物を乾燥する部屋は一年中、カラカラ。昨年のクリスマスが終わったら、すぐに、この洗濯物干しの部屋の棚の上に置きました。3ヶ月ほどでカサカサと音を立てます。

 このリースを買った頃から、私の心の中では次のクリスマスはもう香港にいないものだと決めていました。ですから、ドライになったリースを飾るのは日本の家のつもりでした。モモさんの年齢を考えると、これ以上香港に長くは居れません。30年住み慣れた土地を離れる決心をつけたのはおそらく昨年のクリスマスの頃です。主人が残るといっても、この土地を離れれば、次に来る時はもう旅人です。香港への想いを少しでも日本の家に持って帰りたい、そんな思いがちょっとお高いリースを買う気持ちにしてくれました。

 10月の末には香港を離れるはずでしたのに、私の大きな失敗から来年の2月になりました。おかげでもう一度クリスマス、お正月そして旧正月まで香港で迎えることができます。クリスマスのイルミネーションを見ながら、こんなに落ち着いた気持ちでこれを見るのは最後だと思います。

 7月に送り出した最初の荷物に、カラカラのクリスマスリースを入れました。先日、日本の家から戻ってくる前に、お座敷にはお正月、居間にはクリスマスの設をして戻ってきました。 飾りながら思います、小さなこのリースが私の日本に帰る気持ちを固めてくれたのだと。今は誰もいない家で待っていてくれます。来年もクリスマスを飾ってくださいね。

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モモさんの間違ったキャリーバックの使い方

2016年12月23日 | もも

曇り、19度、72%

 12年間クレートもキャリーバックも使ったことがないモモさん、日本への飛行に向けて訓練中です。狭いところ隅っこが好きな動物の本性でしょうか、喜んで入ってくれます。

 キャリーバックに入って熟睡し始めると、体がだんだん向かって左に傾いてきます。右に傾けば、食器棚があるので支えになるのですが、左は何もありません。 それでキャリーバックは90度傾いて横倒しになります。モモさん、寝ぼけ眼でキャリーバックから這い出してきます。そのままキャリーバックを元に戻さないでおくと、又しても入り込んで寝ています。 「モモさん、それ違うでしょう。」

 キャリーバックを前足で潰して乗っかるのはお手の物になりました。 台所に立っていて背後に視線を感じます。振り返ると、ご覧の通り。「そんなとこに乗ったらダメでしょう。」 直ぐさま知らぬふり。滑り落ちそうに見えるのですが上から見ると、 右前足でがっしりと抱え込んでいます。まあ、自分の居場所と思ってくれればいいのです。クレートは頑丈ですから、寝返りを打っても倒れることはありません。長時間留守をして帰ってくるとクレートで寝ています。訓練の成果ありです。

 一つご報告、私が福岡に帰ってる間に血尿を出したモモさん、2度目の尿検査をしました。10日以上、血尿は出ていません。1回目の尿検査でPHが高いと言われ、缶フードに1週間切り替えました。野菜は一切あげませんでした。PH値は正常、1回目同様、ストルバイトのような結石は一切ないとのことです。単なる感染症も考えられます。でも、玉さんを2つ大事に持っていますので、前立腺の可能性もあります。今後の様子見です。単なる感染症のことを祈ります。一昨日からお野菜抜きのいつものご飯に戻りました。

 

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ニュージーランドから飛んできたパグのオーナメント

2016年12月22日 | クリスマス

小雨、21度、94%

 数少ない私の友人の一人はニュージーランドに住んでいます。ドイツ人の血が8分の1、お父様の仕事の関係で世界各国で生活をして、留学先のアメリカで台湾人のご主人と巡り合った彼女です。3年前、台湾生活に区切りをつけて、単身ニュージーランドに渡りました。一人息子さんの大学進学を考えてのことだと聞いています。ニュージーランドで仕事をし、息子さんを呼び寄せました。その息子さんの大学が決まったそうです。彼女と息子さんが今住んでいるのはオークランド、息子さんの大学はクライスチャーチ、つまり南と北に別れることになったそうです。3度目の暖かなクリスマスを迎える彼女から小包が届きました。

 木屑のパッキンの中から出てきたのは、赤いマントを着た陶製のパグのオーナメントでした。色付けの具合でしょうか、2匹のお顔が違って見えます。そして金色の「MOMO」のオーナメントも一緒です。 

 10月末に日本帰国を予定していた私は、7月に送り返した荷物にクリスマスのオーナメントもお正月飾りも全て入れました。今年はお飾りなしと決めているところに、思いかけない贈り物です。例年古いシアーズのオーナメントが飾られるアイアンのツリーに今年は真新しいパグのオーナメントです。 陶製の重みが懐かしさを呼びます。シアーズのオーナメントとともに大事に受け継いでいく飾りになると思います。ありがとう。

 来年はまた、彼女に取っても変化の年になるはずです。台湾に帰ることがあれば福岡まで飛行機で2時間足らず、福岡の家に来てください。時間を気にせずに、話したいことがいっぱいです。 小包を開けた時に目に飛び込んで来た「真奈さん」、いつもこう呼びかけてもらえることに幸せを感じます。待ってますよ。

 

 

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