曇、22度、95%
京都に行くとなると食べたい物もいっぱいあります。とは言っても一泊2日の短い時間です。そしてこれまた食べ物も出会いです。
博多からの新幹線、駅弁を買いたいと思います。ところが朝の1便、6時10分発です。コンビニは開いているのですが、駅弁は売っていません。地元の温かいご飯も楽しみですが、駅弁の蓋をとったときのワクワク感は格別です。ちょうどお昼時、京都から山崎に向かう在来線に乗りました。京都駅で出汁巻入りのお弁当を買いました。関西の出汁巻と関東の出汁巻、お味が違います。薄味の出汁巻と大きな煮豆がホッとするお弁当です。在来線ですのでテーブルもなく、膝の上で蓋をとりました。そしてお腹が空いているので写真を撮り忘れています。
山崎から京都へは阪急電車、これは途中から地下鉄になります。向かう先は、錦市場です。錦市場のあたりで大きな氷を食べたいなあ、などと思っています。とにかく暑い。電車を降りてぷらぷらと歩きます。市場のアーケードが見えるところに湯葉屋さんがありました。表には「湯葉鍋」と書かれています。「美味しそうだな。」一旦行き過ぎました。時計を見たらもうすぐ3時です。湯葉の誘惑に負けてお店に入りました。
老舗の湯葉屋さんです。湯葉鍋ができるまでお店の方に湯葉の話を聞きました。香港にいたときのようにたっぷりと湯葉を食べようと思えば日本ではかなりの出費です。話を伺った方、こちらの社長さんでした。お店には私しかいません。お鍋を作ってくれた店員さんとこの社長さん付きっきりの中でお鍋をいただきました。
少し湯葉を食べてしまって慌てて写真を撮りました。乾湯葉を使ったお鍋です。少し甘めのお出汁がついてきます。湯葉の下には鶏肉を叩いたお団子が入っています。 乾湯葉は壊れます。その壊れた湯葉を使った炊き込みご飯。この後豆乳を使った小さなデザートがありました。京都のお豆腐も美味しい。ところが湯葉とお豆腐では大豆から違うことも初めて聞きました。
お腹がいっぱいで錦市場です。かき氷は入りません。大きく巻かれた出汁巻がまた誘惑します。「あれも一本食べたいなあ。」稚鮎の天ぷらも売っています。「これも食べたいなあ。」でもお夕飯のハモのために我慢しました。
お夕飯のハモ尽くしは、湯引きのハモ、天ぷら、お吸い物もちろんハモ寿司も。あいにくこちらも写真がありません。食べたかったハモ、満足です。
翌日、帰りの電車の中では駅弁ではなくデパートの地下で普通のお弁当を買いました。「田ごと」の2段お弁当です。 ハモ寿司、卵焼きも入っています。鯛の押し寿司、湯葉巻き、胡麻豆腐。パクパクと京都を出て新神戸を出たところでごちそうさま。好きなものを最後に残して楽しみにします。新神戸を出て食べたのは、 この3つ。
鮎は次回の楽しみです。よく食べました。