晴、28度、81％
昨日は朝から良く晴れました。雨が長く続いたせいで庭の芝も雑草も伸び放題です。芝刈り、草退治、オリーブなどの下枝を払ったりと午前中は庭で過ごしました。3時ごろ、気象庁から雨雲接近の注意報が入りました。刈った芝や枝などは乾かして昨晩のゴミ出しに出すつもりで庭に積んであります。濡れたら袋詰めが大変になると急いで庭に降りました。
大きなゴミ袋に枝や芝を詰めていると、空は真っ暗くなりました。遠雷が近付いて来ます。本当に降るのかしら？と思いながらゴミ袋3つが出来ました。ふと、紫のツユクサを見ると大小のバッタが止まっています。
このツユクサのすぐ横はシソとバジルがたくさんあります。この2つがお目当てのバッタが昨年から出没し始めました。シソの葉やバジルの葉に虫食いの跡が見られると犯人はバッタです。大した悪さではありません。小さい方が雄バッタ、見ていると徐々に大きな雌バッタに近付きます。約30分、やっと雄バッタは雌バッタの背中によじ登りました。久々に見る「オンブバッタ」です。このすぐ後に猛烈な雨が降り出しました。私のゴミ袋詰も完了。家に入る前「オンブバッタ」を見るとまだじっとツユクサにしがみついていました。
小さい頃この「オンブバッタ」を見ると親子のバッタだと思っていました。お母さんバッタの背中に子バッタがおんぶされていると思い続けていました。「オンブバッタ」の正体がオスメスだと気付いたのはずいぶん歳が行ってからのことです。
芝を刈っていると「トノサマバッタ」も飛んでいます。庭の隅のクローバーの中にはカマキリの子供がたくさんいました。大雨を縁側から見ながら、庭の小さな生き物のことを考えます。小さなトカゲも葉陰に隠れているはずです。雨が上がればデンデンムシが出てきます。
雨上がり庭に降りてツユクサを見ました。もうそこには「オンブバッタ」の姿はありませんでした。どこかでひっそりと雨を凌いでいるのでしょう。
