晴、26度、85%
一番好きなジャムはアプリコットジャムです。パンにつけても食べますが、ケーキ作りにも使います。時々そのままスプーンですくって食べることもあります。香港にいる頃は世界中のジャムを食べました。東欧や北欧、アメリカはもちろんオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス。一番私の口に合ったのはフランスのボンヌママのアプリコットジャムです。ジャムの硬さが程よく、甘さがくどくなく、中の果物のコロコロもいい感じです。硬すぎたり甘すぎるとゲンナリします。
今家にあるアプリコットジャムは4種類、全部で8瓶あります。見出し写真、向かって左からこの夏長野から取り寄せたアプリコットで作った自家製のジャム、普通のボンヌママのジャム、初めて手に入れたボンヌママのアプリコット多めのジャム、フランス、サンダルフォーのお砂糖を使わないジャム。自家製のジャムはあと4瓶棚にあります。
帰国して日本のアプリコットジャムを見つけると片端から食べてみましたが、どうしたことか満足行くものに巡り合いませんでした。アプリコットジャム自体、メジャーでありません。生のアプリコットを取り寄せてみて、アプリコットにかすかにえぐみを感じました。生で食べて美味しいとは言い辛いアプリコットでした。品種の違いでしょうか、アメリカやヨーロッパのアプリコットは甘く美味しかった記憶があります。
サンダルフォーの砂糖を使わないジャムはおそらく他の果物のジュースで甘みを足していると思います。口に当たる果物の量が多いのが特徴です。日本のアオハタにも同じような砂糖不使用のジャムがありますが、サラサラと重みのない仕上がりでした。硬さの加減にペクチンが使われます。この4瓶の中で果物と砂糖だけで作ったものは、自家製のものだけです。煮詰め具合でとろみを決めます。保存料も入っていませんが常温保管しています。
初めての紫色の蓋のボンヌママも食べてみたいけど、自家製から食べ上げて行くつもりです。アプリコットジャムが棚に並んでいるだけで、とても幸せな気分です。