チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

文月ついたち

2024年07月01日 05時06分32秒 | 日々のこと

雨、26度、89%

 今年も折り返し地点を回りました。梅雨入りが遅かったのに、ここ連日雨が降り続いています。お日様を見ていません。恐ろしいほどの雨ではなく、昔ながらの梅雨の雨です。梅雨寒ならいいものを、気温が高いので難儀です。家のベットカバーもクッションも湿ったような重さを感じます。そこで梅雨が明けるまではテーブルクロスをしないことにしました。高温多湿の香港ですら家のファブリックの湿っぽさを感じなかったのは空調のおかげでした。それにコンクリートのマンションと違い、この家は木造です。

 

 今月の床の間は掛け軸でなく、「小村雪岱」の版画をかけました。 小品で「磯辺」と名がついています。ガラス面に部屋が映り込むのでくっきりとは見えません。紫の和服の女性がしゃがんで磯の貝殻を見ています。額装は紫の回しが入っています。「小村雪岱」の描く女性は小柄です。幾重にも重なる着物も着ていません。楚々とした風情、艶めかしさはないのにツヤがあります。若くはなく、商家の奥さんか?昼間の遊女かもしれません。「小村雪岱」の平面的な構図を持つ絵は色合いが心に馴染みます。小さな作品ですがよく手に入れることが出来たと、見入ります。

  今月の「モモカレンダー」はモモが7歳の時です。お土産でいただいたばかりのムートンの敷物の上で丸まっています。この目つき、今のココとそっくり!ココも今7歳です。でもよく見れば手の大きさが違います。白い毛はココの方が少し多いかな?香港の家のキッチンです。タイルで冷たかったのでムートンを置いたのかもしれません。

 座敷のコーヒーテーブルブックは「星野道夫展 星のような物語」です。「星野道夫」、写真家であり探検家、43歳の若さでアラスカで熊に遭遇、死亡。彼の撮る写真は自然であれ動物であれ底には温かいものが流れていると感じます。自然の一瞬を見事に切り取った写真の数々です。自身が浜辺に立つ姿、釣りをする姿も数枚、同行者がいたのでしょうか?熊の写真もかなりの数です。その熊に襲われて亡くなりました。生きていらしたらどんな写真を残されたのかといつも思います。明かりの灯るご自分のテント、空のしじらみ、この表紙に心の明かりを灯してもらいます。

 梅雨が明けたら、シャキッとテーブルクラスをかけましょう。


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