チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

白蘭花のルームフレグランス

2020年01月18日 | 身の回りのもの

雨、7度、72%

 香りの良いものは食べ物でも石鹸でも好きです。ところが歳を重ねるにつれて、強い香りのものが生理的に受け付けられなくなりました。「いい香り。」と思っていてもしばらくすると鼻腔の奥に痛みを感じたり頭が重くなります。香水は自分につけるものですから一番敏感です。ルームフレグランスですら選り好みが出始めました。

 お香の香りも好きです。この日本風の家には一番似つかわしい匂いです。お香から上がる煙を見ていると落ち着きを取り戻します。お香と同じくらい静かな香りは、ディフューザーの香りでしょうか。アロマオイルに立てたコーンスティックからどこからともなく香ります。放っておいても火災の心配もありません。この寒い季節には火の光が見えるアロマキャンドルは暖かさを連れて来てくれます。 その火の作る陰影もまた楽しみです。ディフューザーもアロマキャンドルも元になる匂いによって随分と香りが違います。心にも体にも障らない香り、我が家では「白蘭花」のものを揃えています。 「白蘭花」は蘭の花ではありません。高い木に咲く小さな白い花です。熱帯から亜熱帯にかけて樹高7メートルにもなる木の花です。 香港では初夏から夏いっぱいどこからともなくこの香りがします。木が高いので匂いの出所がわからないのです。こんな小さな花からと思うほど静かな澄んだ香りを放っています。早朝の空気を汚さない香りです。この写真の「白蘭花」の木の下を香りに包まれてモモさんと散歩したことを思い出します。

 ロウの色は乳白色、きつい色付けをしていないのもお気に入りの理由です。キャンドルは火の用心が必要です。火を灯して、家の隅から香りが立ち始めると気持ちが穏やかになります。昔の芳香剤、臭い消しとは違った香りの利用法です。香りを付けるのではなく、香りが空気になっています。心が疲れた時にキャンドルは香りと視覚から安らぎをくれます。今日もまた家の隅からスッと香る「白蘭花」です。


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