気ままに

大船での気ままな生活日誌

純情きらり 稀勢の里

2006-12-02 09:35:15 | Weblog
九州場所の千秋楽、稀勢の里が電光石火の寄りで垣添を破り、ようやく勝ち越しを決めました。苦しい場所でした。8日目、4勝3敗で迎えた、横綱・朝青龍戦が分岐点でした。なんと、朝青龍が立ち会いで変わったのです。その上、通常、小兵力士が苦し紛れに出す技のケタグリを使って稀勢の里を破ったのです。先場所、稀勢の里に完敗したことが頭にあって咄嗟に、その技を出してしまったようです。北の海理事長も横綱の相撲ではないと、批判しました。この一戦で、稀勢の里は右ひじを打撲し、それが、その後の相撲に大きく影響したのです。翌日の千代大海戦では、逆に自分が立ち会いで変わるという、ぶざまな相撲をとってしまい、肉体だけではなく、普段のふてぶてしいほどの精神力も揺らいでしまったようです。

そういう苦しい場所の中で、あとのない、14日目の魁皇戦で右上手をとり、大関を投げ飛ばしたことで、3場所連続の小結維持の可能性が出てきたわけです。そして千秋楽、見事に勝利を納めました。勝ち名乗りを受ける、稀勢の里の目がうるんでいたようですが、新聞報道によると、支度部屋に戻り、おいおいと号泣したそうです。彼らしいと思いました。いつでも負けたときは、悔し涙を流していますが、今回は、特別の涙だったでしょう。こういう涙が、人を成長させるのです。純情きらり、稀勢の里でした。来場所は横綱、大関を3人以上破り、10勝以上で、関脇昇進を決めたいところです。頑張ってください。

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幕の内で一番若い、将来性のある日本人力士ですので、もっと人気が出てもいいはずなのですが、どうも、あのふてぶてしい顔や態度のせいか、もうひとつ、わっとくるものがありません。そこで、私は、夜も寝ないで(昼寝して)人気上昇策を考えました。

まず、人気力士の高見盛を参考にしました。決してイケメンではありませんが、あの、パフォーマンスは見事です。勝ったときは、いかにも得意そうなポーズをして、また、負けたときは悲しそうな顔をして引き上げる、この所作が、母性本能を刺激して、女性にも大変人気があります。一方、ハンカチ王子の斉藤くんの人気も尋常ではありません。これも取り入れてみようと思いました。以下に提案したいと思います。

稀勢の里の涙もろい、純情きらり的な性格をアピールする作戦です。取り組み前にハンカチをそっと、まわしの下に忍ばせます。・・・そして、負けたときに、こうするのです。土俵を降りたとき、やおら、はんかちを取り出し、目頭を押さえるのです。それも、いかにも悲しそうな所作で、できれば、およよと泣き崩れるのがいいでしょう。演技指導は、純情きらりの宮崎あおいさんにしてもらいます。さて、勝ったときですが、(これが多い方がいいのですが)、勝ち名乗りを受けたあと、立ち上がり、目をぱちぱちさせ、少し照れくさそうに、やおら、ハンカチを取り出し、少し女っぽい仕草で、汗を何度もそっと拭き、さじき席に向かって、微笑み、軽く会釈するのです。もちろん、演技指導は斉藤君です。

いかがでしょうか。その他、整形手術をして琴欧州みたいな顔にするとか、いろいろ考えていますが、またの機会に発表したいと思っています。

(写真は、9月場所の稀勢の里対岩木山戦の仕切です、テレビではありませんよ、実際みたのです)


















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