この土、日に、ワイフと、NHK大河ドラマ「風林火山」ゆかりの地に小旅行してきました。写真は、宿泊した高ボッチ山麓の高台の崖の湯・薬師平茜宿からみた朝の、北アルプスの山々と下に広がる松本平の風景です。真ん中より少し右側の三角の白銀の山が常念岳です。その左に、槍(写真では不鮮明です)そして穂高連峰と続きます。前夜は雷雨がありましたが、夜半には止んでくれ、朝には美しい山並みを観ることができました。
山並みだけではなく、ここからは、松本平が一望でき、夕方になると、街の灯りがともり始め、すばらしい夜景になります。とくに印象的だったのは、夜中3時頃に目が覚め、外の景色をみたときです。夜空には、雨上がりの満月がこうこうと輝いています。そして、松本平の灯りが夕方よりは少なめになっていましたが、まんぺんなく灯されていて、それがほとんど180度の角度で見渡せます。夜には山々の姿は見えませんから、灯りの向こう端が、緩やかなカーブを描いた地平線のようにみえます。この地平線と月と交互にみていると、自分が、この灯りを発している丸い大きな地球上に立っている実感がわいてきます。いろいろ夜景をみてきましたが、こういう感じにさせてくれる夜景に初めて出会ったような気がします。たまたま満月のお月様が現われてくれたことも幸いしました。宇宙の中の自分の小ささを実感したひとときでした。
松本は、私の好きな街のひとつで、学生時代に友達とアルバイトをしながら、夏休みの一と月を過ごしたことがあります。そのときには美ヶ原高原や上高地にも遊びに行きました。そして、新婚旅行でも松本の浅間温泉で一晩過ごしました。翌日、信濃大町から立山黒部アルペンルートに向かいました。そんなことを思い出しながら、松本平の街の灯りをしばらく眺めていました。
この茜宿に着くまで、武田氏三代が居住した躑躅ヶ崎館のあった場所に建てられた武田神社にお参りし、そして小淵沢近くに現存する信玄のつくった軍用道路である古道「信玄棒道」を少し歩き、往時を偲びました。あの、風林火山の軍旗を押し立てた武田軍団の行進が目にみえるようでした。
また、近くの「風林火山館」にも寄りました。ここには躑躅ヶ崎館の諸施設が忠実に再現されていて、主殿の外、下級武士の住む長屋、大手門、堀などが配置されています。ここで、NHK大河ドラマの撮影もやっています。ちょうど昨日みた「風林火山」の一画面にもここが出てきました。信玄と勘助が対面していましたよ。
中央自動車道路を走る途中で、桃源郷のモモの花の咲き始めもみられましたし、また昼食には山梨名物の、カボチャの入ったほうとうを「小作」でおいしくいただきました。とても満足しました。2日目は、諏訪に入り、お目当ての由布姫ゆかりの場所を訪ねます。(つづく)
山並みだけではなく、ここからは、松本平が一望でき、夕方になると、街の灯りがともり始め、すばらしい夜景になります。とくに印象的だったのは、夜中3時頃に目が覚め、外の景色をみたときです。夜空には、雨上がりの満月がこうこうと輝いています。そして、松本平の灯りが夕方よりは少なめになっていましたが、まんぺんなく灯されていて、それがほとんど180度の角度で見渡せます。夜には山々の姿は見えませんから、灯りの向こう端が、緩やかなカーブを描いた地平線のようにみえます。この地平線と月と交互にみていると、自分が、この灯りを発している丸い大きな地球上に立っている実感がわいてきます。いろいろ夜景をみてきましたが、こういう感じにさせてくれる夜景に初めて出会ったような気がします。たまたま満月のお月様が現われてくれたことも幸いしました。宇宙の中の自分の小ささを実感したひとときでした。
松本は、私の好きな街のひとつで、学生時代に友達とアルバイトをしながら、夏休みの一と月を過ごしたことがあります。そのときには美ヶ原高原や上高地にも遊びに行きました。そして、新婚旅行でも松本の浅間温泉で一晩過ごしました。翌日、信濃大町から立山黒部アルペンルートに向かいました。そんなことを思い出しながら、松本平の街の灯りをしばらく眺めていました。
この茜宿に着くまで、武田氏三代が居住した躑躅ヶ崎館のあった場所に建てられた武田神社にお参りし、そして小淵沢近くに現存する信玄のつくった軍用道路である古道「信玄棒道」を少し歩き、往時を偲びました。あの、風林火山の軍旗を押し立てた武田軍団の行進が目にみえるようでした。
また、近くの「風林火山館」にも寄りました。ここには躑躅ヶ崎館の諸施設が忠実に再現されていて、主殿の外、下級武士の住む長屋、大手門、堀などが配置されています。ここで、NHK大河ドラマの撮影もやっています。ちょうど昨日みた「風林火山」の一画面にもここが出てきました。信玄と勘助が対面していましたよ。
中央自動車道路を走る途中で、桃源郷のモモの花の咲き始めもみられましたし、また昼食には山梨名物の、カボチャの入ったほうとうを「小作」でおいしくいただきました。とても満足しました。2日目は、諏訪に入り、お目当ての由布姫ゆかりの場所を訪ねます。(つづく)