気ままに

大船での気ままな生活日誌

普通に歩ける幸せ

2007-04-20 05:48:29 | Weblog
普通に歩けるって、なんて幸せなことなんだろう、痛みのない身体って、なんてありがたいことなんだろう、そう、しみじみと感じた日でした。

上野のレオナルド・ダビンチ展を見終えて、雨の公園内を歩いて、桜並木のあたりまできたとき、はっと思いました。そして、じわじわと喜びがわいてきて、幸福感で胸がいっぱいになりました。

自分が、なんと普通に歩いているのに気づいたのです。それも、少し急ぎ足にです。この2週間、足のつけねからもものあたりが痛くて痛くて、ゆっくりゆっくり歩いていました。普通に歩いている人をみると、いいなとうらやましく思ったり、痛みのない人はなんて幸せな人だろうとねたましく思ったりしていました。また、逆に、長年そういう状態になっておられる方の気持ちがよく分り、道を歩いている、そういうお年寄りの方をみかけると、思わず声をかけてあげたくなりました。

その痛みが数日前からひき始め、まず足慣らしに大船近辺の散歩から始め、昨日は久し振りの遠出ということで、上野に出掛けたのでした。午前中は横須賀線で30分の、実家の母のところに寄り、前日つくっておいたよ、という、ふきと筍の煮物とお刺身のお昼ご飯を一緒に食べて、午後、上野に向かったのでした。それまでは、足に痛みはなかったのですが、大事をとってというか、痛みの戻りが心配というか、自然と足をかばって、ゆっくりと歩いていたのでした。

それが、国博から上野公園の桜並木の前まで来る間、無意識のうちに、普通の歩き方をしていたのです。それも、少しも痛みを感じなくです。ほんとうに半月ぶりの”健全歩行”です。嬉しくなるはずです。

目の前の桜並木は、もうすっかり若葉になっていました。私は、上野の桜並木は盛りの時期をはずすこともありますが、毎年のように観にきています。大船に越して来る前も、常磐沿線に住んでいましたし、”上野はおいらのこころの駅”、身近なところなのです。それが、今年は咲き始めの頃は、ここをはずして小石川に行き、満開の頃は別の場所で観て、でも桜吹雪の頃には絶対訪れようと心に誓っていたのですが、病魔で出掛けられなくなり、今年は、散る桜さえ観られなかったのです。

若葉さくらさんに、私は、今年は”背中の(本当はお尻のあたり)桜吹雪の入れ墨(本当は帯状疱疹)”で来られませんでしたが、来年はその代わり、咲き始め、満開、散る桜、全部観にきますよ(たぶん空約束、でも1回は来ます)と話しかけたのでした。

そして、元気になった私は今日から、本格的な活動に入ります。満開になったという東北の桜見物に、数日間出掛けてきます。また、帰ってからご報告しますね。




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