気ままに

大船での気ままな生活日誌

初春 花さんぽ

2008-01-08 14:38:41 | Weblog
この日曜日、新年はじめての、フラワーセンター”花さんぽ”がありました。とても暖かな日で、まさに”初春”がぴったりの日でした。

19年度は入園者が30万人を越えそうです、園長さんのおめでたい話から、花さんぽが始まりました。そして、目の前の、これもおめでたい、正月を代表する葉ボタンの説明がありました。キャベツの仲間で、結球しない系統を改良していったもので、現在は、葉色、葉形などにより、さまざまな系統があるそうです。江戸時代中頃に導入され、和風の風情が好まれ、普及したようです。でも最近は洋風の植物と一緒にアレンジされることも多くなったそうです。もともとヨーロッパ生まれですから、しょうがないですね。



そして、シモバシラ。うれしかったです。シモバシラがここにあるとは、今まで知らなかったのです。寒い朝に冬枯れた茎がまるで霜柱のようになるのでこの名があり、一度是非この目でみてみたいと思っていたのです。そのときは、もう午前11時近かったので、早朝あったはずの”霜柱”は消えていました。”ゆきよせそう”という優雅な別名もあるそうです。また、秋には小さな白い花をいっぱいつけるそうです。今冬は是非、開園時間の9時に訪れ、まだとけていない霜柱の写真を撮り、みなさんに報告したいと思います。



パンジーの花壇をみたあと、温室に入り、ストレリチア(和名ゴクラクチョウカ)の豪華な花をみました。花が極楽鳥に似ているので、Bird of paradise flower とゆう英名がつき、和名はそれにならったものです。南アフリカ原産ですが、実際の極楽鳥はそこには生息していないで、ニューギニアの鳥だそうです。下の鞘には5~6個の蕾が入っていて、出番を待っているそうです。舞台裏に控える華やかな衣装をつけた踊り子さんみたいですね。
そして、ドンベア ワリッチー。チアガールのポンポンのような花を咲かせています。和名はないそうですので、ボクは、ポンポンガールというあだ名をつけました(汗)。ハイビスカスはハワイの州花であることを、去年オアフ島に行ったときに初めて知りました。日本では1814年に島津藩から江戸幕府に「琉球むくげ」の名で献上された記録があります。園長さんはハイビスカスとゆうと、ハワイアン歌手の日野てる子さんを思い出すそうです。そうでしたね、髪飾りはいつもハイビスカスでした。島津藩の篤姫役の宮崎あおいさんにもつけてもらいたいですね。



そして温室を出てからは、ヒマラヤザクラ。桜好きのボクとしてはうかつにも、このサクラの存在を知りませんでした。12月から咲いていたそうです。名前の通り、ヒマラヤ地方に分布していて、現地では10~12月頃開花するそうです。熱海にも植えられているそうです。ネパールの皇太子が伊東を訪れたときに熱海桜の種子をもらい、その返礼として贈られたそうです。ぜひみにいきたいです。



そして、なんと言っても、今の時期の花形役者は、ロウバイです。ところが、まだ蕾でした。ボクは12月に、東慶寺や明月院の花咲くロウバイをみています。園長さんのお話ですと、”満月”という早咲きのものもあるそうですので、そういう品種なのかもしれませんね。でも梅と同じで、蕾もなかなか素敵ですね。ここのソシンロウバイは、フラワーセンターが育種したもので、”古都のかがやき”という、素敵な名前がつけられました。花付きがよく、香りが強いそうです。蕾の写真を載せましたが、3番目の蓑虫みたいなのは、種だそうです。



さざんか、かんつばきもとてもきれいに咲いていましたし、初春の花さんぽ、十分楽しめました。園内も、壁花壇のこま等、正月らしい雰囲気でアレンジされていていました。お正月の”植物園初詣”もなかなかいいなと思いました。



コメント
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