気ままに

大船での気ままな生活日誌

ふたりのプロフェッショナル イチローとジロー

2008-01-09 10:45:44 | Weblog
昨晩のNHK”プロフェッショナル”みましたか。このたび、ミシュランガイドで見事”三つ星”に認定された、寿司店”すきや橋次郎”の寿司職人、82才、小野次郎さんのだったのです。ボクは正月2日の”プロフェッショナル イチロースペシャル”もみていますので、イチローさんとジローさんを比べながら、興味深くみさせてもらいました。さすが、超一流の職人(あえて野球選手も職人と呼ばせてもらいます)は違う(ボクら凡人と)、そして、同じ(超一流同士は)だと思いました。

あれだけの最高級レベルの腕をもち、もうこれ以上、変える必要性はないと凡人は思いますが、お二人とも、まだまだ、何かあるのではないかと日々研鑽しています。イチローさんは、今年、奥さんに少し離れたところでみれば、景色が変るんじゃないの一言にヒントを得て、バッターボックスを50センチ離れて立つようにして、さらに打率をあげました。普通なら、恐くてできませんよ。一方、ジローさんは、カウンターに出す、海老の寿司を上下逆に出すようにしました。口に入る向きまで考えてのことです。それが去年のことです。安定より少しでも前進、常に高みを目指す、これがおふたりの共通の基本姿勢です。

集中力のすごさ、これも同じです。イチローさんは試合の前から、ルーチンの動作を続けて行く中で、徐々に集中力を高めていきます。もちろん、回りの人は眼中にありません。ジローさんも仕事を始めると無愛想と言われるほど、無口になり指先に意識を集中させていきます。

道具を大切にする、これも同じです。イチローさんの道具の可愛がり方は尋常ではありません。バットやグローブをまるで自分の体の一部のように、ていねいに、やさしく扱います。スパイクも自分の体にフィットする軽い、特製のものです。ジローさんもご飯を入れる、おひつも自分流に改造したり、まな板やほかの調理道具もつかいやすくして、またていねいに扱います。お客さんだって、きれいな方がいいでしょ、と言って、いつも、調理場は清潔感溢れるようにきれいにしておきます。そういえば、イチローさんのきれい好きも有名ですね。

ご自分の食事は簡素なのも共通しています(笑)。イチローさんは7年間、朝食は奥さんのつくるカレーライスだそうです。ジローさんも、その日は、材料の”手当”(数日前からの、魚をねかしたり、あぶったり、酢でしめたり)の段階で、落第した、しめ鯖を焼いて、おかずにしていました。

真剣勝負を楽しむ。これも同じです。イチローさんは大リーグの名投手との真剣勝負。去年は松坂大輔投手との対決がありました。松坂投手、今度は是非、真っ向勝負してくださいね。あなたも、イチローさんクラスの高みにいける人ですから。ジローさんは、その日、同じく三つ星認定された、恵比寿のフレンチレストランのシェフ、ジョエル・ロブションさんが訪ねてきました。20年来の友人だそうです。お互いに腕をみとめあっている職人同士です。”私はジローさんの寿司の清らかさ、純粋な感じが好きです”。英雄、英雄を知るですね。



茂木健一郎さんと住吉美紀さんの名コンビの、この番組は面白いですね。イチロー、ジローと続いて、来週はタマサブローだそうです、これも見逃せません。年末、歌舞伎座で観ていますのでね。そういえば、この方も、常に高みを目指しておりますね。タマサブローさんのあとは、伊東四朗さん、稲垣吾郎さんと続くそうです(爆)。








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