気ままに

大船での気ままな生活日誌

晩冬の候 かまくら

2008-01-28 21:17:46 | Weblog
先日ボク宛にきた手紙の時候の挨拶に、”晩冬の候”とありました。ボクはこの”晩冬”の言葉を使ったことがありませんでしたので、なんだか新鮮に感じました。でも、ちょっと、言葉のひびきから受ける印象がよくないなと思いました。晩春、晩夏、晩秋、いずれもやわらかなひびきがあり、情緒もあり、小説や映画の題名にも使いたいような雰囲気があります。でも、”晩冬”の言葉にはそうゆう優雅な雰囲気がないのです。実際、小津安二郎作品に”晩春”はありますし、”麦秋””早春”もありますが、”晩冬”はありません。

”晩冬”には雰囲気がない。何故でしょう。ワープロで”ばんとう”と打つと、まず”番頭”が出てきますように、誰も”晩冬”を、はじめに思い浮かべません。番頭とゆうと、ボクらの世代では、子供の頃よくみた”番頭はんと丁稚どん”を思い浮かべてしまい、もうアタマの中はどたばた喜劇の舞台になってしまいます。だから、小津作品にも、”早春”はあっても、”晩冬”はないのです。俳句でも使われたのをみたことがありません。小説の題名でも決してありません。それほど、”晩冬”はみんなからばかにされいるのです。

また、”ばんとう”の一字を変えても、”べんとう(弁当)”しかなりませんし、上下ひっくり返しても、”とうばん(当番)”ですし、もうどうにもしようもない言葉なのです。

ボクはこの”晩冬ちゃん”がとてもかわいそうになって、なんとか、他の季節のように、俳句や小説や映画に使われるようにさせてあげようと思いました。そのためには、これぞ、”晩冬”といったしびれる風景を見つけ出し、それを売り出すことによって、晩冬ちゃんのイメージチェンジをはかろうと考えたのです。

で、ボクはかまくら散歩に出掛け、そういう晩冬風景を探しに出掛けたのでありんす。ところが、なんと、景色の方まで、”晩冬”嫌って、まだ晩秋や初冬の風情を名残惜しそうに残しているもの、あるいは、春を待ちきれない風情の景色のどちらかだったのです。それらをまず、紹介してみたいと思います。

。。晩秋、初冬がまだ名残惜しい景色。。

枯れ葉がいっぱいの木、ススキの穂、つわぶきの花、どれも晩秋の趣ですね。



。。春が待ち遠しい景色。。


紫陽花の新芽、河津桜の花芽そしてユキヤナギの開花、もう早春の趣ですね。



待ちきれない方ばかりではありません。
”わたしマツわ””ボクも待つよ””吉報待つわ”



以上のように、これは、という”晩冬”の景色はありませんでした。でも、こういう、早春やら晩秋やら初冬やら、入り混じった景色こそが、きっと”晩冬”の景色なのでしょうね。

いや、ボクらこそ晩冬の季節だという方がおりました。なるほどね。”ばんとう(板十)”ですね。板が十枚たてかけてあります、ベンチは10枚の板で出来ていますね。ちょっとくるしいかな。

以上、今日訪ねた長谷寺の景色が中心です。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稀勢の里二桁勝利 三役復帰確実に

2008-01-28 09:17:15 | Weblog
稀勢の里、千秋楽も曲者、時天空を難なく仕留め、見事、10勝目をあげました。殊勲賞も獲得し、来場所の小結復帰を確実にしました。先場所の9勝に続く、連続勝ち越し、それも余裕ある勝ち越しで、いよいよ、上を狙う足場ができました。

まず右上手をとって四つで攻める、この形ができてから安定してきたようです。中途半端な押しより、ずっといいと思います。さあ、いよいよ大関狙いです。間違いなく、今年中に大関稀勢の里が実現します(きっぱり)。だって、もう今だって、実力的には、白鵬、朝青龍の次ぎでしょう。大関陣でまともにやって(琴欧州のように立ち会いの変化さえなければ)稀勢の里に勝てる力士はいないでしょう。関脇陣では、安馬が互角の力をもっていると思いましたが、今場所の対稀勢の里戦でみせた”立ち会いの変化”でもうまともでは勝てないと、自分で言っているようなものでしょう。

あとは下位に取りぼしがないようにして欲しいですね。それと、ボクが国技館に応援に行くと必ず負けるので、これからは必ず勝つようにしてください。そうすれば、来場所から順に、11勝(殊勲賞)、12勝(殊勲賞)、13勝(優勝)ときて大関昇進となります。そして、来年初場所には、よよ横綱をはる・・・うしししっ 

・・・
千秋楽結びの一番、久し振りに興奮しました。むかしの栃若対戦をほうふつさせる大一番でした。きっと記憶に残る名勝負のひとつになるでしょう。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする