4月8日は本当についている日だった。
まず第一に、今日は花祭りの日だった。それを知らずに、上野の寛永寺の開山堂(両大師)の山門をくぐったら、何と、お釈迦さまの誕生仏がおられる花御堂が迎えてくれた。家内も驚き、そういえば、今日は花祭りだったんだと満面の笑み。甘茶をかけて、お詣りしました。甘茶もいただきました。
そして、境内の”観車(みくるま)返しの桜”が、満開!花祭りの日に満開の”観車返しの桜”を観るなんて、生まれて始めて。後水尾天皇が京の寺で花見を終えた帰路、花の余りの美しさに牛車を引き返して再びご覧になったことから、御車返しの桜と呼ばれたという由緒ある桜の子孫。
花御堂
花御堂越しにみる、観車返しの桜。
離れて観る”観車返しの桜”
間近でみる観車返しの桜。八重が混じるらしいが、この枝は一重ばかり。
そして、隣りの寺院の枝垂れ桜も満開。
そして、ついていた二つ目は。
トーハクの常設展(7室)に、なんと今日から、光琳の”風神雷神図屏風”の公開が始まったこと。これも、こちらに来てから初めて知った。もちろん、特別展”栄西と建仁寺”の宗達の”風神雷神図屏風”の展示に合わせてのこと。偶然、その初日に遭遇した!
さらに、おまけに三つ目はネ。昨日、上弦の月を満開桜と一緒に観たばかりなのに、今日は、帰宅してから、”上弦の夕陽”を観ることができた!ほらね。
こんなについている日は、めったにないこと。きっと、ぼくのように遊びに一生懸命になっている人には(汗)、遊びの神様が、たまには、こうしたご褒美をくれるのではと思ったんでごぜえますだ。