さて、京都桜報告もいよいよ最終回。帰船(帰京、帰阪、帰熊などに倣って、大船に帰ってという意味)、2日以内に完了できそうだ。これで、すっきり。本当は24時間以内のつもりだったが、昨日の午後、近くの芸術館ホールで開催された、熊本出身の演歌歌手、島津亜矢コンサートの当日券が買えたもんで、時間が足らなくなってしまったノダ(汗)。
さて、その前日から御所が一般公開されていたので、今度の京都の桜旅はここで締めようと思った。駅の観光案内所でもらった”2014京都の開花情報”では、御苑の桜は”盛り過ぎ”にランクされていたので、桜には期待もたずに入ったが、あにはからんやであった。御苑の今井出川御門近くに、近衛邸跡地があり、その辺りの紅枝垂れ桜苑が見頃になっていたのだ。平安神宮御苑の枝垂れ桜の由来は、元を正せば、ここの桜。伊達藩そして仙台市長を経由して神宮御苑に贈与されたと、京都の桜(1)で述べた。
平安神宮の枝垂れが満開だったように、ここの枝垂れも満開で、わらわも、しどろもどろになってしもうた。
池のほとりは、むかしから糸桜の名所で、孝明天皇も歌を詠んでおられたそうな。
むかしより名にはきけども今日みればむべめかれせぬ糸さくらかな
さて、一般公開された御所内でも桜が。
紫宸殿の左近の桜は、もう、”見頃終了”でした。
でも、生け花の桜は満開でした
諸大夫の間の桜の間。 ここも見頃でしたよ。
建礼門
わずか2日間の京都桜の旅であったが、今しかない!枝垂れ桜の名所をいくつも見学でき、余は満足であるぞよ。
(京都の桜シリーズ、完了)