こんばんわ。
まだ、奈良の”お水取り”には間があるけれど、ちょっと、それに関連した話題を。正式には、修二会とよばれるこの儀式は、3月1日から15日まで行われるが、その間、二月堂の内陣には、紅と白と花びらが一枚ごとにかわる椿の造花で飾られる。それは、”一枚かわり”という品種名に倣っているものなのだが、生花は現在、確認されていない。高知の旧家の屏風絵に描かれていて、昔は存在していたようなのだ。そのことを知ったのが、2008年のお水取りツアーに参加し、内陣まで入ったとき。ついでながら、某ゴルフ場のように(笑)、女性は内陣には入れないで、家内は外側で本行の見学をしていた。
そのとき以来、一枚かわりの椿の花を捜すようになった。かなり近いものはいくつか見つかってはきたが、まだ納得はしていない。それが、今日、よしこれなら、合格点をあげようかという”一枚かわり”の椿の花をみつけた。これです!↓
五瓣の椿が紅白交互に。2008年以降、ナンバー1の出来。品種名は不明。ただ、ほかの花は紅白まだらが多い。
これは、ちょっと崩れますが、ナンバーツー2の出来(笑)。
二月堂内陣を飾る紅白花びらの造花↓。白い花びらは京都・国谷産の和紙、赤い花びらはベニバナ染め、おしべはクチナシで染めた和紙と、すべて草木染めの和紙。
さて、この一枚かわりの椿を見つけた場所は何処でしょうか?企業秘密ですので教えません。ヒントは梅がきれいな鎌倉のお寺です。
今日は八幡さまは紀元祭の日でした。ヒント、ここにも近いです。地元の人なら、もう、ピンときたと思います。
念願の夢の椿をみつけた(笑)、うれしい日となりました。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
(雪ノ下の某フレンチの十四周年記念のデザートワゴンサービス、一人分)