気ままに

大船での気ままな生活日誌

一枚かわりの椿

2017-02-11 22:00:37 | Weblog

こんばんわ。

まだ、奈良の”お水取り”には間があるけれど、ちょっと、それに関連した話題を。正式には、修二会とよばれるこの儀式は、3月1日から15日まで行われるが、その間、二月堂の内陣には、紅と白と花びらが一枚ごとにかわる椿の造花で飾られる。それは、”一枚かわり”という品種名に倣っているものなのだが、生花は現在、確認されていない。高知の旧家の屏風絵に描かれていて、昔は存在していたようなのだ。そのことを知ったのが、2008年のお水取りツアーに参加し、内陣まで入ったとき。ついでながら、某ゴルフ場のように(笑)、女性は内陣には入れないで、家内は外側で本行の見学をしていた。

そのとき以来、一枚かわりの椿の花を捜すようになった。かなり近いものはいくつか見つかってはきたが、まだ納得はしていない。それが、今日、よしこれなら、合格点をあげようかという”一枚かわり”の椿の花をみつけた。これです!↓

五瓣の椿が紅白交互に。2008年以降、ナンバー1の出来。品種名は不明。ただ、ほかの花は紅白まだらが多い。

これは、ちょっと崩れますが、ナンバーツー2の出来(笑)。

二月堂内陣を飾る紅白花びらの造花↓。白い花びらは京都・国谷産の和紙、赤い花びらはベニバナ染め、おしべはクチナシで染めた和紙と、すべて草木染めの和紙。

さて、この一枚かわりの椿を見つけた場所は何処でしょうか?企業秘密ですので教えません。ヒントは梅がきれいな鎌倉のお寺です。

今日は八幡さまは紀元祭の日でした。ヒント、ここにも近いです。地元の人なら、もう、ピンときたと思います。

念願の夢の椿をみつけた(笑)、うれしい日となりました。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

(雪ノ下の某フレンチの十四周年記念のデザートワゴンサービス、一人分

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日本画の教科書 京都編

2017-02-11 10:14:06 | Weblog

おはようございます。

山種美術館で開催されている”日本画の教科書/京都編”、なんと最終日に滑り込みセーフ。最近、こういうのが多い。是非にと思っていて、見逃してしまったものも結構ある。”気ままに”動く性格だから、手帖に予定を書き込めないのだ。この日も、お墓参りを済ませたあと、武蔵小杉駅でハタと気付いて、恵比寿まで乗り継いで行ったのだ。

山種美術館が50周年を迎え、その記念として、”日本画の教科書”ともいうべき名品をずらりと展示している。今回は、その京都編で、次回は2月16日からはじまる”東京編”となる。

どんな作品が出展されていたかというと、まず迎えてくれたのが栖鳳の斑猫。名品中の名品。青い目が印象的。重文。栖鳳作品はこれを含め、7点もみることができる。

そして、奥の壁には村上華岳の裸婦図。まるで、仏像さんような雰囲気。これも重文。

松園さんは5点。ひとつだけ、牡丹雪が撮影可能となっていた。新蛍、砧など名品も。

福田平八郎は、桃と女、牡丹、彩秋など六点。

桃と女

彩秋

土田麦僊の大原女

山口華楊 木精 北野天満宮の老欅がモデル。以前飼っていたミミズクを添えたという。

モデルはこの欅だと思う。(2016年11月17日、北野天満宮、御土居の大欅)

紹介しきれないので、ちらしの写真でまとめて下に掲げました。山種美術館はよく訪ねるので、ほとんどの作品はみていると思う。何度も見てもいい!よし、今年も山種全展制覇を目標に、がんばるぞ!

次回は東京編。大観、春草、土牛、魁夷へと。

それでは、みなさん、今日も一日、たまには、むかしの教科書でも拡げて、お元気で!

(今朝の富士山)

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