おはようございます。
明日から、国立新美術館で大々的に草間弥生展がはじまるが、藤沢でも細々とながら、草間弥生展が開催されていたので、覗いてきた。会場は、ぼくがよく紹介している藤沢浮世絵館と同じビルで、その6Fの藤沢市アートスペースである。
緑、自然そして草間弥生/松本市美術館所蔵作品展ということで、草間弥生だけではなく、ほかの画家の作品も、1、2章で多数、展示されている。
海のある町と山のある町ということで両市は1961年に姉妹都市になったそうだ。それで、松本市美術館展なのである。草間弥生は松本で生まれ、松本で育っている。だから、同美術館は彼女の作品を目玉にしていて、多数の作品を所蔵している。
2011年に信州旅行をしたときに、その美術館に立ち寄っている。まるで草間弥生美術館かと思うほど、美術館内外が草間の水玉模様で溢れていてびっくりした。なんと、市内を走るバスまで水玉模様だった。
もちろん、美術館前のオブジェも。
1929年生まれ、松本高女を卒業後、京都市立美術工芸学校に進み、日本画を勉強、1957年、渡米、ニューヨークを中心に16年間活動する。平凡な水玉模様を”独創的水玉模様”にし、世界を席巻した。草間が世界的な画家なんだということを、実感したのは、2012年、パリのチュイルリー公園で彼女のオブジェを見付けたとき。
天才、天才を知るで、川端康成もまだ無名の二十代の草間を認め、彼女の個展で作品を購入している。その作品が、まだ、水玉に破裂する前の大きな赤玉(笑)。不知火という作品。
そのとき初対面だったが、草間の康成に対する感想が面白いので載せておく。1メートルくらいの距離からじっと見つめられた。私は田舎から出てきたばかりで、先生は”伊豆の踊子”みたいな少女が描いたのかと、思われたかもしれません。でも、男性に見つめられたなんてなかったから、少し怖かった。
随分と、前置きが長くなってしまったが、そろそろ、展覧会の作品に。第三章:草間弥生/生命讃歌から。いい絵がいっぱい。
まず、草間といえば、水玉南瓜。
そして、果てしない人間の一生
生命讃歌
果物王国
命の花開く
第二章:自然に魅せられてから
花さける信濃路(草間弥生)
第一章:松本市美術館/多彩な作家と作品
代表として、石井柏亭(信濃乙女)
最後に草間弥生の自画像で締めましょう。
辻堂の藤沢市アートスペース。 富士山もよくみえますよ。浮世絵展と合わせてどうぞ。どちらも無料です。
それでは、みなさん今日も一日、弥生さまのパワーをもらって、お元気で!