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気ままに

大船での気ままな生活日誌

川瀬巴水の夕焼け富士を見ていたら

2017-12-05 21:31:27 | Weblog

こんばんわ。

帰宅すると、新聞屋さんから毎月、届けられる川瀬巴水の版画二枚がテーブルの上に置いてあった。その一枚が夕富士だった。画題は”富士川”で、川向うの夕焼けに染まった雪化粧の富士山を描いたもの。うっとりするような絵だった。

川瀬巴水の夕焼け富士を見ていたら、ベランダのガラス戸が紅く染まっているのに気付いた。西空がきれいな夕焼けになっていた。そして、富士山もみえる。夕富士というと、ただシルエットの姿しか思い浮かばなかったが、よくみると巴水ほどではないが、雪化粧がうっすら夕焼けに染まっている。巴水さまのおかげで、新発見の夕富士!


夕飯どきには、お月さまも昇ってきた。

スーパー満月の翌日、準満月

ふと、先日、藤沢浮世絵館でみてきた川瀬巴水の七里ヶ浜のお月さまを思い出した。

それでは、おやすみなさい。

いい夢を。

川瀬巴水のもう一枚、厳島の雪

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勘三郎の”め組の喧嘩” シネマ歌舞伎で

2017-12-05 17:31:59 | Weblog

先日、シネマ歌舞伎で勘三郎(十八世)の”め組の喧嘩”を見てきた。2012年5月、浅草の平成中村座での公演を収録したものだった。勘三郎はその年の12月に57歳で亡くなっているからこれが最後の舞台である。正確には、このあと、12月にがん治療中にもかかわらず松本でサプライズ出演をしているのが最後であるが。

勘三郎の役は町火消の”め組”の鳶頭の辰五郎。最近、おすもうさん同志の喧嘩で大騒ぎだが、ここではおすもうさんと鳶の喧嘩。品川宿の遊郭で鳶と相撲力士のもめごとがあり、その場は辰五郎が収める。しかし、また、芝神明境内の芝居小屋でも両者が喧嘩。武家のお抱えの力士から鳶は格下だと言い放たれ、鳶の面子を汚された辰五郎は、仕返しを決意する。そして、見せ場の大詰め、第一場。火事場装束の、め組の鳶の者が舞台いっぱいに勢揃いする。そこへ、辰五郎が駆け付け、水杯を交わし、相撲小屋へ向かって行く。第二場の相撲小屋では大勢の相撲装束の(笑)のお相撲さん軍団が待ち構えている。そこへ、め組の鳶が飛び込んでくる。そして、喧嘩の場へ。火事と喧嘩は江戸の華、激しい攻防が素晴らしい。屋根を掛け上がったり、転げ落ちたり、本物の鳶職みたいな動きにはびっくり。役者さんも大変。はらはらどきどき、どっちが勝つかと思ったら、水入り引き分けでほっ!。仲裁に入った喜三郎。町方を取り締まる町奉行、相撲を取り締まる寺社奉行から賜った法被を両陣営にみせる。お互いがまるく収まり、ハッピーエンド。ぼくはこの芝居は、歌舞伎座で尾上菊五郎で見ている。ブログ記事にもしているので、その文章を一部、転載している。

ただ、こちらは、最後のカーテンコールが感動的。浅草の五月といえば、ぼくも毎年、欠かさない(今年は病気で欠かしたが)三社祭。その神輿が舞台に飛び込んできたのだ!どうも、浅草の人々の働きかけでの演出のようだ。スカイツリーのうつるスクリーンを背景に、喜び勇んで一緒に神輿をかつぐ勘三郎の笑顔を見て、ついほろりとしてしまった。あんなに粋でいなせな勘三郎が、これを最後にいなくなってしまったのだから。

(主な配役)

中村勘三郎 め組辰五郎
中村扇雀 女房お仲
中村勘九郎 柴井町藤松
中村橋之助 四ツ車大八
中村 梅玉 焚出し喜三郎
片岡 亀蔵 九竜山浪右衛門

在りし日の平成中村座

三社祭

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もみじの浄智寺と小津安二郎の歩いた道

2017-12-05 10:03:49 | Weblog

鎌倉の秋の観光ポスター、”鎌倉散歩”に浄智寺が採用されている。それは、仏殿前の広場に銀杏の葉が敷き詰められている写真で、同じ光景をぜひ見てみたいと思っていた。12月3日に出掛けたが、まさに、ぴったりの光景に出会えてカンゲキ。では、その写真から

ポスター

そして、ぼくが見た風景↓時期的にはぴったり。左横の紅葉もちょうどだし。

槇の木の下にまで進出するいちょうの落葉。

たくさん葉を散らした銀杏の木。それを仏殿側から見る。

いろはもみじと仏殿。

これだけで大満足。あとは、大仕事を終えたあとのような気楽な気分(笑)で境内散歩。

仏殿裏の庫裏

相変わらず大人気の布袋さま。三人連れのうしろの女性がえろい冗談(笑)を言って、みなを笑わせている。

杉の幹越しに。

もみじの浄智寺

境内を出て、源氏山へ向かう道も風情がある。小津安二郎が歩いた道。晩年、浄智寺の裏に母親と一緒に住んでいた。

ひょいと小津安二郎が出てきそうな家。



小津作品、原節子主演の”麦秋”もここ北鎌倉が舞台だった。

偶然、ポスターではじまり、ポスターでおわった。

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富士と満月 両横綱土俵入り

2017-12-05 09:19:11 | Weblog

おはようございます。

今朝は雪化粧富士と満月、両横綱の土俵入りがみられましたよ。お月さまは、4日0時過ぎにスーパー満月になったばかりなので、まだ満月といってもよかんべ。

両横綱土俵入り!

東の正横綱 満月の里

西の正横綱 富士の山

これほど品格のある横綱はほかに知らない。立ち合いも所作も見事なもの。もちろん、暴力沙汰は聞いたことがない。

満月の里関は紅葉狩りも好きで、毎日、出掛けています。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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