おはようございます。
辻堂で浮世絵を見たあと、ふと、隣駅の茅ヶ崎の中央公園のことを思い出した。あそこには立派な欅の木が何本もあり、ラクウショウの並木もある。何度か訪ねているのだが、見頃の欅もみじを見たことがない。今日がチャンスだと足を延ばした。
茅ヶ崎駅から5,6分歩くとその公園はある。2015年3月に島津亜矢コンサートが公園の向かいの市民ホールで開催され、初めてこの公園の存在を知った。
公園に着くと、山田耕作の赤とんぼの碑の前に大勢の人が。ウォーキングのグループらしい。うしろの欅はほどよく色づいていて、一安心。
何度か紹介しているが、はじめての方もいらっしゃるでしょうから、簡単に説明を。この顕彰碑はオルガンと赤とんぼをモチーフにしている。
山田耕作の自画像もある。朝ドラの”エール”では亡き志村けんが演じているが、そっくり(笑)。
山田耕筰は1926年、40歳の時に家族6人で茅ヶ崎へ移ってきた。2年前に設立した日本交響楽協会(現NHK交響楽団)の分裂問題などで疲れ果ててのことだ。茅ヶ崎の南湖に居を構え、ここで穏やかに暮らす中で、再び彼に作曲の意欲が湧いてきた。「赤とんぼ」や「この道」、「砂山」といった名曲は、茅ヶ崎で過ごした約6年間で生まれた。
さて、欅もみじは見頃を迎えていた。広い公園内を歩き回り、ゆっくり紅葉狩りをした。
欅もみじは色とりどりがいい。
ピラカンサスの真っ赤な実
蔦も一部紅葉に。
うろこ雲
赤とんぼの碑の横にはラクウショウ(落羽松)の並木。メタセコイアの仲間だが、もみじがもう始まっていた。
すばらしい欅もみじに堪能した。もう一度、来てもいいね、平塚のメタセコイア並木とセットで。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!