こんにちわ。
アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)の特別展(琳派と印象派)を見て、もう終わりかと思うと、さらに石橋財団コレクション選の会場があり、また楽しませてくれる。一粒で二度おいしいグリコアーモンドチョコ(ちょっと古いコピーですが)みたい。まるで、東博や西美のように特別展と常設展が楽しめるようなもの。
石橋正二郎は、久留米の生まれで、事業に成功したあと、絵画蒐集を始める。そのとき、高等小学校時代の図画の教師、坂本繁二郎に相談したところ、夭折した青木繁の美術館をつくってやって欲しいとの要望があった。その言に感動し、石橋は青木繁の作品を集め、さらに日本の洋画、のちに外国作品の本格的な蒐集を進め、国際的にも高く評価されるコレクションを築き上げた。本展でも後半に青木繁、坂本繁二郎等初期のコレクション、”久留米をめぐる画家たち ”コーナーがある。
名画続々。石橋財団コレクション.
ピカソ 腕を組んで座るサルタンバンク
藤島武二 黒扇 (重文)
岡田三郎助 婦人像
黒田清輝 針仕事
佐伯祐三 コルドヌリ(靴屋)
岸田劉生 麗子像
関根正二 子供
安井曾太郎 F婦人像
小出楢重 帽子をかぶった自画像
特集コーナー展示 久留米をめぐる画家たち
青木繁 海の幸(重文)
ひとり、こちらを向いている女性のような人物は、当時の青木の恋人であった福田たねをモデルにしているという説がある。
青木繁 わだつみのいろこの宮
青木繁 大穴牟知命
青木繁 海景
坂本繁二郎 牛
坂本繁二郎 放牧三馬
坂本繁二郎 能面と鼓の胴
坂本繁二郎 帽子を持てる女
坂本繁二郎 幽光 (遺作)
古賀春江 二階より
古賀春江 素朴な月夜
古賀春江 遊園地 川端康成は彼を評価し、この作品も川端の旧蔵である。
天気がわるいですが、いい午後をお過ごしください。