こんばんわ。
今日は冬至。この日、地上では各寺院で星まつり(星供養)が行われているが、天上でも星まつりです。
何と、約400年振りに木星と土星大接近するとか。今回と同じくらいの大接近は60年後だというから、若い人は一生で二度、目撃することが可能だが、ぼくは100%不可能。人生、最後のチャンスと朝から楽しみにしていた。
早朝、目を醒まし、ベランダに出ると、明けの明星がこうこうと輝き、天気は上々。そのあと、富士山も見えてきて、雲一つない上天気。このまま夕方まで続いて欲しいと願う。
そして、夕方。夕日が沈み、相変わらず雲一つない快晴。絶好の晴れ舞台。
お月さまも、舞台の袖から顔を出す。だいぶふっくらとなされ、明日が上弦の月!
さて、木星と土星、いつ現れるか。じっと西南の空を眺める。きらりと光る瞬間を見るのが星見の醍醐味。
午後5時5分。突然、右下(西南)にきらりと一番星。待ってました、ジュピター!木星の上に土星も肉眼でみえる。この写真では写っていないが・・
木星、土星辺りをズームアップすると、確実に捉えることが出来た。400年振りの大接近、確認!距離は満月の中に二つの星がすっぽり入る程度とみていい。最短、満月の直系の1/5まで接近するという。
5時半頃。さらに日暮れて、はっきりとしてくる。ここでは木星がからくも右下に写っている。
木星と土星を色づけしてみる。こういう位置になる。
月の東側には火星が。
木星、火星、土星の地球上から見る大きさの比較。
なお、午後6時頃の星空はこのようになっている。月の横には海王星、東方には火星と天王星。そして、西空には木星と土星。豪華な惑星ショー。
午後6時半には木星と土星は西の空に沈み、午後8時頃、東の空に冬の大三角が昇ってきた。
シリウス(冬の大三角のひとつ)
素晴らしい、400年振りの”冬至の星まつり”だった。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
夕富士