ぼくらの世代では、ミレーが大好きだという人が多い思う。ミレーの晩鐘や落穂拾いを小中学校の頃から見ているし、終戦後の貧乏時代に幼少年期を過ごしたぼくらには共感するものがあったのだろう。横浜のそごう美術館でミレーから印象派への流れ展が開催されているというので出掛けてきた。
本展はミレーだけではなく、19世紀のフランス絵画の系譜を辿ろうというものである。ミレー、コローの自然主義、写実主義から、モネ、ルノワール、セザンヌら印象派、ポスト印象派を経て、ナビ派まで70点ほどが並ぶ。それらは、イギリスのウェールズ美術館、フランスのトマ=アンリ美術館などの所蔵作品で、めったに目にすることができないものばかりである。1章:ミレーと写実主義、2章 :モネと印象主義、3章: 印象派以後そしてナビ派、の章立てになっている。
本展のメイン、ミレーの作品は7点あるが、いずれも初めて見るものばかり。ミレーはレンブラントを尊敬していたようで、肖像画も得意としていて、数点の作品が展示されている。23歳で夭折した妻やモーゼに扮した自身の肖像画も展示されている。図録を買わない主義(笑)なので、それらの絵が載せられないのが残念。うれしかったことは、前述のミレーの名作が実物大の複製画ではあるが、7点ほど展示されていたこと。晩鐘、落穂ひろい、羊飼いの少女、種まく人など。
以下、展示作品をいくつか。ミレーの農村生活をありのままに描いたものから。
ミレー 冬、薪集め
ミレー 慈愛
ミレー 雷雨
コロー カステル・ガンドルフォ、アルバーノ湖畔で踊るチロルの羊飼い
第2章に入り、モネ、ルノアール、セザンヌが並んでいる贅沢なコーナーがある。
ルノワール 会話
ルノワール 肖像画の習作
セザンヌ プロヴァンスの風景
モネ 睡蓮
そして、第3章では印象派以降そしてナビ派の絵画がずらり。ボナール、ドニ、ドランら。
ドニ ル・フォゴエのパルドン祭
ドラン 女性の頭部
ボナール 服を脱ぐモデル
素晴らしい展覧会でした。
。。。。。
紀平梨花、4回転サルコー初成功で全日本優勝!ロシア勢追撃ののろし。
昨夕、お月見11連勝!
木星・土星見も成功!星見10勝1敗。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!